ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2014-05

[全般]5月売りへの懸念は徐々に後退

NYダウは三日続伸となり史上最高値を更新するなど世界の株式市場のけん引役となっている。
昨日発表された米小売売上は0.1%と予想の0.4%を下回ったことでドルが一斉に売られた。しかし、その後はじりじりと持ち直しドル高の動きは継続して引けた。小売売上高をみると3月分が1.1%から1.5%へ上方修正されており、実際には米国景気の緩やかな回復を示すものだ。しかし、市場は緩和期間長期化への期待からNYダウは20ドル近く上昇し10年債利回りは低下。市場はリスクオンの動きから円安が進むと同時に金利低下によるドル売りの動きが強まりドル円は方向感の乏しい動きが続いている。
一方、ユーロは再び売りが強まった。ドイツ連銀高官がドイツ連銀は必要に応じてマイナス預金金利を含めた利下げ実施の用意があると発言したことで、下げ止まっていたユーロが再び売り込まれた。こう着状態は依然として継続する中で南アランドや豪ドルといった相対的に金利の高い通貨が買われている。動きがなければ少しでも金利の高い通貨で日銭を稼ごうというところが増えている。ただ、この様な買いは一旦相場が大きく動き出す時には一気に売りが強まることが多く、損切は必ず入れておくことだ。
今日は英国失業率やBOEのインフレレポートが発表される。利上げ期待が先行してきているだけにポジション調整の売りが出やすい一方、ユーロポンドの売りがポンドを支える。
方向感がないだけに注目の通貨を短期的に攻めやすくなっていることから、一時的な乱高下に注意したい。



※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]レンジの上限を探る

(米ドル円時間足)



(米ドル円日足)

USD_JPY_20140514_hiashi.jpg

東京市場では日経平均株価の上昇に伴いドル円は102円15銭付近からじりじりと上昇。欧州市場にかけて102円35銭まで買われるなど、円安期待が高まった。しかし、NY時間に発表された米小売売上が予想を下回ったことで一気に102円05銭まで下落。俄かロングが切らされた後は再び買いが強まるなど、買い意欲は依然として強いことを示すものだ。
NYダウが上昇したことで円売り安心感がある一方、長期金利の低下によるドル売りがドル円の上値を抑えるなど依然として方向感が乏しい。円売りの流れがあるわけではないがレンジの上限を探る展開は今日も続くとみる。

ドル円予想レンジ:102円40銭(雲の下限、61.8%)~102円00銭

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[ユーロ米ドル]ダブルボトム形成か

(ユーロ米ドル日足)



下げ止まったかと思われたユーロドルはもみ合いから殆ど戻しがなく再び下落に転じた。
ドイツ連銀高官が必要に応じてマイナス預金金利を含めた利下げ実施の用意があると発言。6月のECB会合で追加緩和期待が更に強まると、それまで1.3760付近でもみ合いが続いていたユーロは1.37ドル付近まで下落。先週木曜日に下落したユーロは殆ど戻しがなかったことから、戻し売りを狙っていたところがあきらめて売りを出したようにみえる。
対ポンドや豪ドルなどのクロスの下落も進んだことで、売りもだいぶ一巡したことから、そろそろ下げも終わりに近いとみる。4月4日に付けた安値付近で折り返すようであればダブルボトム形成となる。逆に、もしこのレベルを下回るようであれば1.36ドル付近まで特に強いサポートはない。

ユーロドル予想レンジ:1.3750~1.3670(4月4日安値)

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[豪ドル円]成長率減速で上値限定

(豪ドル円日足)


(豪ドル円時間足)

AUD_JPY_20140514_jikanashi.jpg



朝方発表された豪州1-3月期住宅価格指数は1.7%と予想の3.0%を下回ったが、市場の反応は見られなかった。しかし、その後発表された中国鉱工業生産や小売売上が予想を下回ると豪ドル売りが強まった。中国景気減速の動きがあらためて鮮明となった。また、この日は豪州連邦予算案が発表され、2014年GDPは昨年の2.75%から2.5%に減速する見通しとなるなど、豪ドルはアジア市場では上値の重い展開が続いた。しかし、欧米市場に入ると再び買いが強まるなど豪ドルに対する潜在的な買い意欲は強い。他の通貨全般にこう着状態が続く中で金利収入の期待できる豪ドルに買いが入りやすい。
しかし、96円台はこれまで利食い売りなどが出やすく、ここから積極的に買いを入れる材料に乏しい。デイトレーダーは96円付近では短期的にショートで攻めても面白い。

豪ドル円予想レンジ:96円10銭(BB上限)~95円30銭(BB中心、61.8%)


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