ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2014-05

[全般]ユーロからポンド、そして再びユーロ主導へ

先週から市場はユーロ主導の相場展開が続いたが、昨日はポンド主導で相場が大きく変動。次はドルへと主役が変わり始めることになりそうだ。
欧州市場が始まったところで英国雇用統計が発表されポンドが急落。失業保険申請件数がマイナス2.51万件と予想の3万件の減少を下回ったことが原因だ。それ程大きな失業者増とは思えない数字ではあるが、それだけポンドロングが溜まっていたということだろう。特に、先週からユーロが下落し、ユーロポンドの売りが続いたことでポンドロングが積み上がっていた。元々BOEへの利上げ期待が高かったこともあり5年ぶりの高値を更新するなど高値警戒感もあった。ユーロがここにきて下げ止まったことからポンドの売りのタイミングにされた格好だ。ポンドの下落は他のクロス円の売りにもつながりドル円も押し下げられた。
ユーロ下落から始まり、こう着状態が続いた為替相場も少しずつ動き始めるサインとみる。
昨日のNY市場では4月の米PPIが予想を大きく上回ったことで長期金利が低下。しかし、ポンドの下落によるドル買いの動きがドル売りを抑えるなど、市場は金利の動きに鈍感になっている。しかし、ドル円だけが米金利に素直に反応している。
ポンドの下落が一巡した時にはドル金利低下によるドル売りが強まりかねない。
今日はユーロ圏消費者物価やGDPの発表もあり、ポンドからユーロへと主役が再び戻るとみる。市場はまだ方向感を掴めず流れは変わりやすい。
ユーロポンドの動きをみると長期のユーロ売りポンド買いの動きに戻る頃にみえる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。


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[米ドル円]黒田総裁発言に注目

(米ドル円日足)



(米ドル円時間足)

USD_JPY_20140515_jikanashi.jpg


NYダウが101ドルのマイナスで終わったことで今日の日経平均株価も下落して始まりそうだ。大分NY市場で織り込んできたものの、ポンド円などクロス円の売りも強まりドル円の上値は重い。
また、米長期債利回りも2.55%に低下するなどドル売り圧力もあり今日のドル円はもう一段下値を探る展開とみる。
今日は昼過ぎに黒田日銀総裁の講演があり市場の注目が集まる。これまで一貫して強気の発言を繰り返すと思われる、追加緩和期待はそれほど強くはない。ただ、最近の株安を配慮する発言が出る可能性もあり、サプライズとなれば再び102円台に乗せてくるだろう。
黒田発言の前にはドル円のショートは一旦切っておきたい。

ドル円予想レンジ:102円10銭~101円50銭(BB下限)

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[ユーロ米ドル]下げ止まりから上昇へ

(ユーロ米ドル日足)



昨日はポンドが急落したことでユーロポンドの買いが強まりユーロドルの下落は一服。
前日にドイツ連銀幹部がマイナス金利も含め追加緩和に前向きな発言をしたことでユーロ下落を加速させた。しかし、昨日はバイトマン連銀総裁が「量的緩和など、どのような措置に対してもイエスと言っていない」と発言するなど、前日の発言を否定。ただ、来月のECBでは何らかの追加緩和を実施せざるを得ない状況となっている。市場は追加緩和に対し大分織り込んできており、そろそろ買戻しの動きが強まる頃だ。
今日はドイツやユーロ圏のGDP が発表されるが特に注目されるのはユーロ圏消費者物価だ。前月に引き続き0.7%と低い数字が予想されるが、もし予想を上回るようであればサプライズになりユーロ買い戻しの動きが強まりかねない。反対に、予想を下回ったとしても大分織り込んでいることから下値は限定的とみる。
4月4日に付けた安値1.3760付近が意識されており、1.37から下の堅さが確認されるようであれば買戻しの動きのきっかけになるだろう。


ユーロドル予想レンジ:1.3760(23.6%)~1.3670(4月4日安値)


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[NZドル円]買い材料も出尽くす

(NZドル円日足)




ウイラーRBNZ総裁は金融安定報告書のなかで「NZドルの円キャリー取引はかなり活発で、日本がより多くのキャリートレードの源である」とした内容を発表。最近のNZドル高に対する懸念を示した格好だが、それ程大きな買いが日本から入っているとは思えない。
元々、NZドルの流動性は低く、少しまとまった買いが入ればすぐに上昇しやすい通貨だ。特に、ここにきて利上げに転換したことで買いが入りやすくなったことは確かだ。
このところのドル円こう着相場が続く中で一部は金利収入期待からの買いはあるものの、流動性のリスクも高い。買い材料も出尽くし感があるが、新聞で円キャリーの話が出るようなときには既に買いが終わっているということが多い。
一目の雲の中にそろそろ突入する頃だけに、下値リスクに気を付けたい。

NZドル円予想レンジ:88円50銭~87円50銭

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業務内容 : 第一種金融商品取引業
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