ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2014-05

[全般]FOMC議事録で株価下落リスクを警戒

昨日のNY市場はNYダウの大幅下落となりリスクオフからの円高が進むと同時に長期債利回りの低下からドルの上値も重く、ドル円は101円前半まで売り込まれた。
アジア市場では日経平均株価や上海総合指数が反発したことでドル円は堅調にスタート。しかし、今日の日銀政策会合発表を控え株価の上昇幅は縮小。ドル円も上値が抑えられた。
欧州市場に入り英国CPIが予想を上回るといった噂からポンドが上昇。また、S&Pがフランスの格付けを引き下げる可能性があるといった噂も広がったことでユーロポンドの売りが強まり、結果的にユーロ円等のクロス円が下落した。
NY市場が始まり各連銀総裁の発言を受けNYダウなど株式が軟調な地合いとなり長期債利回りが低下するなど全般にドルは軟調な地合いが目立った。
ハト派と知られるプロッサーフィラデルフィア連銀総裁はインフレ対応で遅れをとらないように早期利上げが必要となる可能性を示唆。また、やはりハト派のダドリーNY連銀総裁までがインフレ率は年内に上昇していくと発言。更に、ダラス連銀のフィッシャー総裁が最近のこう着状態は投資家が政策や経済の動向に注意を払っていないことに懸念を表明。これを受け、明日のFOMC議事録では何らかの出口戦略などタカ派的な内容が示される可能性がある。
ハト派的な内容は既に織り込んでいることから、タカ派的な内容が少しでも強まればドル長期金利の上昇に繋がると同時に株価が下落する可能性が高い。
セルインメイへの懸念は依然として燻る中で、NY株式が昨日以上に下落するリスクが高まる。そうなると、今のドル円は株価の動きに反応しやすいことからリスクオフから予想以上に円買いが進む可能性もあり、今日のNY市場は要注意だ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]NY株価の下落で101円割れも

(米ドル円日足)
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(米ドル円週足)

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いよいよ101円を割り込む可能性が高まる。
今日は日銀政策会合の結果が発表され黒田総裁の記者会見が行われるが市場の注目度は低下している。これまでのようにタカ派的な発言を繰り返すといった見方が大勢で驚きはないとみられる。株式市場やドル円が急落しない限り日銀は追加緩和を実施する可能性は低いとみられる。今の市場のセンチメントでは何もなければドル円の売りのきっかけにされそうだが影響は限定的とみる。
今日の注目は寧ろNY市場で公開されるFOMC議事録だ。昨日のハト派と目されるプロッサーフィラデルフィア連銀総裁やダドリーNY連銀総裁がタカ派的な発言を行ったことで、FOMCでは利上げに関する議論がされているのか注目される。
これまで、イエレン議長がハト派的な発言を繰り返したことで米長期金利が低下しているだけに、その反動が出る可能性が高まる。そうなれば、金利は上昇するものの株価が昨日に続いて更に下落することになりかねない。リスクオフからの円買いの動きが強まれば101円を割り込むことになるだろう。週足の52週移動平均線が100円70銭付近に位置する。このレベルは今年2月に付けたドル円の最安値でもあり、強いサポートになる。

ドル円予想レンジ:101円65銭~100円70銭(週足52週MA)

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[ユーロ円]下落リスク継続

(ユーロ円日足)




(ユーロ円時間足)

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英4月CPIの発表を前にポンドがいきなり上昇。CPIが予想を上回るとの噂から投機筋の買いが強まったためだ。ほぼ同じ頃にS&Pがフランスの格付けを引き下げる可能性があるとの噂も広がりユーロ売りの動きが強まった。その後NY市場に向けて買い戻しの動きが入ったもののNY市場では再び売りが強まった。NY株式市場が下落したことでリスクオフからの円買いの動きが全般に強まった。来月のECB会合で追加緩和期待は既にマーケットは織り込んでいるものの、ウクライナ情勢などからユーロの買いポジションを解消する動きが依然みられる。
日足の200日移動平均線の位置する138円付近を抜けるようであれば、更に売りが加速する恐れがある。




ユーロ円予想レンジ:139円00銭~138円00銭(200日MA,76.4%)

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[豪ドル円/豪ドル米ドル]資本流入の減少や格付け引き下げ見通しで下落

(豪ドル円日足)



(豪ドル米ドル日足)

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朝方発表されたRBA議事録は声明文とほぼ同じ内容であったことから反応はなかった。
しかし、デベルRBA総裁補佐が資金流入の減少で豪ドルは下落すると発言したことで豪ドル売りが強まった。また、先週公表された来年度の予算案を受けアボット政権の支持率が急落し、総選挙の早期実施を求める声が高まった。これを受け豪州の格付け引き下げの噂も流れ豪ドルの売りを加速させた。ドル円も同時に上値の重い展開となったことで本邦からの豪ドル円の損切も94円ミドルや94円20銭付近で断続的にみられた。
対ドルでみても0.92のネックラインを抜けると更に下落が加速する可能性がある。
対円では一目の雲の上限に支えられるとみられたものが、一気に雲の中へ突入。93円30銭付近にはサポートがあるが、それ程強いものではない。
豪ドルの下落が始まると連日継続するという習性があり、今日のFOMC議事録でドルの金利上昇に繋がるようであればもう一段の豪ドル売りが予想される。

豪ドル円予想レンジ:93円90銭~92円40銭(50%、雲の下限)


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