ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2014-05

[全般]円高リスク継続

昨日は日銀政策会合やBOE会合議事録、そしてFOMC議事録の公開など各国金融政策の動向を確認するうえで重要なイベントにより、結果的に市場に変化が現れ始めている。
アジア時間に行われた日銀会合では政策維持ということで市場の反応は見られず注目は黒田総裁記者会見に移った。しかし、元々市場では追加緩和に対する期待はなかったものの、黒田総裁が追加緩和に触れなかったことを理由にドル円は下落。
また、欧州市場が始まるとポンドが上昇に転じた。BOE議事録や小売売上発表を前に仕掛け的な対ドルや対ユーロでポンド買いが入るなど、投機筋の動きが目立った。
全般に欧州株式市場は上昇に転じたことで市場には楽観的なムードが漂い始めた。
これを受け、NY市場では前日大きく下落したNYダウやナスダックが一転して堅調な地合いで始まると円売りの動きが強まりドル円は一気に買い戻しが入った。
注目のFOMC議事録は特にサプライズはなかったものの出口戦略の検討開始を考えるべきとの意見で一致していたことが明らかとなった。これを受け米長期金利は上昇に転じドル高の動きが強まった。
結果的にみると、日銀はこれまで通り景気動向を注視しながら今のところ追加緩和実施に向けた動きがみられない。BOEは利上げ観測が依然として根強いものの、期待があまり高すぎないようにけん制する動きもみられた。
米国は異例な緩和政策からの出口戦略を検討し始めたということは、テーパリング終了後には利上げが本格的に話し合われるということであらためて市場は意識し始めた。
ところが、株価の上昇と債券利回りの上昇は依然市場のコンセンサスが一致していないということだ。
ドル円も含め不安定な市場の動きは暫く継続することになりそうだ。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。


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[米ドル円]100円突入で一先ず達成感も

(米ドル円時間足)



(米ドル円日足)

USD_JPY_20140522_hiashi.jpg


朝方発表された日本の4月貿易統計では赤字額が20カ月ぶりに減少。しかし、市場は全く円売りに反応せず、円高への動きに傾きかけていることを示した。その後、昼過ぎに日銀がこれまでの大規模な金融緩和政策の維持を発表しドル円の買いも一時的に入ったものの戻しは限定的となった。ドル円はじりじりと下げるなか、日銀の黒田総裁記者会見が始めるとドル円の売りが加速。結果的に追加緩和に関する話に触れなかったことを材料に売り仕掛けが入り100円81銭まで下落した。しかし、今年最安値となる100円75銭まで届かなかった。NY市場が始まり株価が堅調なスタートとなったことで円売りが強まるとドル円は目先のショートを巻き込みながら反発。結局先週末からの高値101円65銭手前まで戻されるなど、振出しに戻った。
今回は最安値を下回らなかったことで市場には底値の堅さが意識された。また、3か月半ぶりに100円台を見たことで達成感も漂うなかで暫くもみ合いが続くとみる。NY株式市場が大幅反発したこともドル円の下値サポートになりそうだ。ただ、市場のセンチメントは変わりやすく、ドル円の下値リスクは依然として燻る。ここで101円後半に戻せないようであれば再び下値を試す展開が予想される。


ドル円予想レンジ:101円65銭~100円81銭(前日安値)

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[ポンド円]短期の投機筋中心の動き

(ポンド円日足)

GDP_JPY_20140522_hiashi.jpg


17時半発表の英国小売売上やMPC議事録要旨公開を直前にしてポンドが急に上昇。小売売上が予想を上回るとの憶測が広がったようだが、結果的に+1.8%と予想の+0.5%を大きく上回るものだった。前日のPPIやCPI発表の時も全く同じように発表前から買いが出るなど、短期筋と思われる投機的な動きがポンドに入っているようだ。
結果的に往ってこいになるものの、全般に底固さが目立ち始めている。
MPC議事録でも利上げ前に経済の緩みが減少しているという証拠が必要との考えで一致していることから、利上げは暫く先ではあるものの実施される方向に変わりはない。
昨日もユーロポンドの纏まった売りが出たことでポンドの底は切り上がっている。
今日も17時半に英国1-3月期GDP改定値が発表される。再び発表前に投機的な動きが入る可能性もあり注意したい。
どちらかに振れたところでは逆張りも面白い。

ポンド円予想レンジ:171円85銭(BB)~170円50銭

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[豪ドル円]下げ止まったものの下落リスク燻る

(豪ドル円日足)


(豪ドル円時間足)

AUD_JPY_20140522_jikanashi.jpg

先週から始まった豪ドルの下落も一先ず下げ止まり感が見え始めたものの、依然として下落リスクは燻る。
特に売り材料があったわけではなく緊縮予算案が発表され、豪州格付け引き下げの噂などが売りを誘った。しかし、具体的に豪州の景気悪化が出たわけでなく豪ドルへの投資期待が継続されるとみる。特に、日本からはGPIFや生保などの機関投資家の買いがいずれは入るとの期待が高い。
昨日は一目の雲の中で長い下ひげを伸ばして引けたことで目先の底を付けた可能性が高い。23.6%戻しの93円80銭付近で一旦は上値を抑えられたものの、今日の東京市場では株価の上昇に合わせ、もう一段上の38.2%戻し94円20銭付近までの戻しが期待できそうだ。
ただ、一目の雲の上限となる94円70銭まで買うまでの材料は見えてこない。


豪ドル円予想レンジ:94円20銭(38.2%)~93円20銭

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商号 : ヒロセ通商株式会社
業務内容 : 第一種金融商品取引業
登録番号 : 近畿財務局長(金商)第41号
加入協会等 : 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)
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