ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2014-05

[全般]メモリアルデーを控えポジション調整

前日にドル円が100円台に突入するなどドル売りが強まったものの、堅調なNY株式市場に支えられドルは全般に底堅い動きとなった。
アジア市場で前日のNY 株式市場の上昇により日経平均株価が上昇して始まった。また、緩和に積極的な日銀の雨宮理事が再任有力となったことも株価上昇を加速させるなど全般に楽観ムードが漂った。
欧州市場では再びドル売りが強まる場面も見られたがNY市場が始まると再び上昇に転じた。NY時間に発表された新規失業保険申請件数は32.6万件と予想の31万件を上回った。また、4月の中古住宅販売も1.3%と予想の2.2%を下回るなど景気への懸念が示されたものの、株式市場は底堅い動きが続いた。また、長期債利回りも上昇するなど円安とドル高の動きが強まった。
結果的に前日のドル安や円高に対する巻き戻しの動きが強まったとみることができ、ここからドル高や円安が再び始まるとみるのは尚早だ。
タイでは軍事クーデターが宣言され、中国新疆ウイグル地区では大規模テロが発生。北朝鮮は日本海で再び砲弾を発射しウクライナで治安部隊と新ロシア派が再び衝突し33人死亡。一つ一つは市場に影響は限定的となったが、これだけ騒がしくなると流石に市場には警戒感が漂う。
来週月曜日は英米がメモリアルデーで休場となるため、今日のNY市場の後場には取引がほぼ終了となる。25日にはウクライナで大統領選挙が行われるなど他の地政学的リスクも含め不確定要素が多い。
昨日からのポジション調整は一巡したところで再び円高の動きが強まるとみる。





※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]ショートカバーほぼ一巡

(米ドル円日足)


100円台に突入後にドル円のショートカバーが強まる中で、東京市場でも更に買いが強まった。中国製造業PMIが予想を上回ったことや、雨宮日銀理事再任が有力になったことなどを受け日経平均株価が大幅上昇したことでドル円は更に上昇。欧州勢は売りからスタートしたもののNY市場では再び上昇に転じた。底堅い動きとなったNY株式市場が円売りを強め、長期債利回りの上昇がドル買いを促し、ドル円はこの日の高値となる101円81銭まで上昇。前日の100円81銭からちょうど1円上昇したことになる。レジスタンスとみられた101円65銭を上抜いたことで一先ず下値不安は後退し。
しかし、タイの軍事クーデターや北朝鮮の砲弾発射、そして新疆ウイグル地区での大規模爆破テロがアジアでの緊張を高める。また、ウクライナ東部では再び新ロシア派と治安部隊が衝突し33人の死者を出すなど地政学的リスクが高まる。その様な状況下で25日にはウクライナで大統領選挙が開かれ、週明けは英米市場が休場となり市場の流動性は低下する。
これらのリスクによりドル円のショートカバーはほぼ一巡し、寧ろ短期のドルロングが積み上がったようにみる。週末にかけウクライナだけではなくアジアの地政学的なリスクの高まりから、リスクオフによる円買いが再開するリスクが燻る。一目の雲のねじれが生じることから相場の変化日になるか注目したい。


ドル円予想レンジ:101円90銭(基準線)~101円20銭





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[ユーロ米ドル]下落リスク燻る

(ユーロ米ドル日足)


フランスの5月サービス業PMIが予想を下回ったことでユーロは下落。その後発表されたドイツサービスPMIが予想を上回ると今度はショートカバーが入るなど投機筋に振り回される動きが目立った。結果的にユーロのショートカバーが一巡したことで、ドルの長期金利が上昇し再び対ドルでユーロ売りが強まった。対円では買いもありユーロは何とか支えられたものの、追加緩和期待の燻りから依然としてユーロの上値は重い。
ユーロポンドの下落が止まらないことからユーロ売りの圧力が増している。
前日の安値となる1.3630を下抜けするようであればもう一段の下落につながるとみられることから、戻し売りを中心に攻めていきたい。


ユーロドル予想レンジ:1.3700(転換線)~1.3630





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[豪ドル円]買い場探しは来週に

(豪ドル円日足)


(豪ドル円時間足)


(豪ドル米ドル日足)


短期的な豪ドル売りが依然として継続している。
東京市場では買戻しの動きが強まり一時94円35銭まで上昇。しかし、米ドルの長期金利が上昇すると対ドルで豪ドル売りが強まり豪ドル円は再び下落に転じた。
NY市場では株価の上昇に伴い円売りが強まったものの豪ドルは対ドルで売りが収まらない。5月2日に付けた安値0.9190付近はダブルトップのネックラインになっている。このレベルを下回るようであれば更なる豪ドル売りが強まる可能性が高い。ただ、対円で93円がサポートされるようであれば、豪ドルの反転のきっかけになる。
本邦機関投資家などは潜在的に豪ドルへの買い意欲は根強く、底値が確認されたところでは買いが入りやすい。今週末はウクライナの大統領選挙もあり、もう一段の下落の可能性もあり、買いを入れるのであれば来週に持ち越した方がよさそうだ。


豪ドル円予想レンジ:94円20銭(38.2%)~93円20銭





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