[全般]ドル円の下落リスク燻る
セルインメイのジンクスやウクライナ情勢に対する不安感が市場全体に活気を抑えるものとなったが、今週はその懸念が後退に向かうか。
今週はウクライナ大統領選挙の結果を踏まえロシアの動向次第では再び地政学的なリスクの高まりが懸念される。しかし、先週末にプーチン大統領が人々の選択を尊重すると発言したことで一先ず混乱が避けられると思われる。混乱がなく過ぎ去るようであればリスク回避の動きは後退し世界の株式市場にとっては好材料となる。しかし、新ロシア派と治安部隊の衝突は収まる気配は見られず当面は予断を許さない。また、中国新疆ウイグル地区のテロに対する警戒やタイの軍部クーデター、そして北朝鮮の砲弾発射などアジアでの地政学的なリスクの燻りは円買い圧力となる。
今週は米国4月の耐久財や住宅価格、GDP、そして週末には個人消費などの指標発表が控える。悪天候の影響だけではなく米国の景気回復の遅れやディスインフレの懸念が強まるようであれば長期金利が更に低下しドル売りの動きが強まる懸念もある。
ただ、今週を乗り切ればセルインメイの不安も後退することから、NY株式市場にとっては買い安心感が広がる。一方、米国緩和政策の継続期待も根強く、米国長期金利の低下傾向が強まる中での株価上昇による円売りとの綱引きが続く。
先週はユーロや豪ドルなどが対ドルで下落したことでクロス円も全般に上値が抑えられた。
米長期金利の低下によるドル売りはドル円だけが反応しやすく、日銀の追加緩和期待も後退していることからドル円の下落リスクは今週も燻る。
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[米ドル円]レンジ相場継続

先週は101円台を割り込んだことでレンジ相場から抜け出すかと思われたが、結果的に押し戻されたことで今週もドル円はレンジ内での攻防が続くことになりそうだ。
101円付近では個人や実需などの買いが相当入ったといわれ、結果的に今年最安値となる100円74銭には届かなかった。このレベルを下回るようであれば損切を巻き込んで100円付近までの下落も見込めた。しかし、結果的に押し戻されたことで寧ろ底堅さが確認された。結果的に200日移動平均線を終値ベースで一度も下回らなかったこともレンジの底の堅さを示すものだ。ただ、102円付近からは利食い売りも含め売りが並ぶなどレンジ幅は更に狭まってしまった。
今週はウクライナ選挙後の混乱が拡大するようであればドル円は再び101円割れを試す展開が強まるとみる。反対に、混乱がなければ安心感から円安の動きが強まることになりウクライナ情勢次第といったところだが、それでもレンジを超えるのは難しいだろう。
ドル円予想レンジ:102円50銭~100円80銭
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[ユーロ米ドル]ネックラインと200日MAを下回る

来月のECB会合を控え追加緩和期待が根強く、ユーロ下落圧力は今週も継続。
先週はECBメンバーやドイツ連銀総裁などのECB追加利下げを示唆する発言が相次いだ。
利下げ期待が高まるまではウクライナ状況の地政学的リスクは寧ろユーロ買いの動きを強めるものとなった。ロシアやその周辺からの資金がユーロにシフトしているといわれている。
しかし、今週はウクライナ大統領選挙が終わり、混乱が収束するようであればユーロから資金が逃避しユーロ売りが寧ろ加速する可能性が高い。反対に、混乱が更に拡大するようであっても新たなユーロへの資金移動はないだろう。
テクニカル的にみると、先週にダブルトップのネックラインを下回り、強いサポートと見られた1.3640付近の200日移動平均線も下回って先週は引けてきた。
ユーロは2月3日に付けた安値1.3480を再び試す展開を予想する。
ユーロドル予想レンジ:1.3690~1.3480(今年最安値)
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[豪ドル米ドル]買い場を探る展開

豪州の緊縮予算案を発表したことや、RBA議事録で今後数四半期の成長がトレンドを下回るとの内容もあり豪ドルは下落に転じた。また、米国長期金利の上昇も豪ドル売りを加速させた。しかし、それらも豪ドル売りの材料としては物足りないもので実際にはポジション調整の動きが中心とみられる。
一目の雲の中に突入したものの、ダブルトップのネックライン0.9190付近までは届かなかった。今週このレベルを下抜けしないようであればそろそろ反転の兆しとみる。反対に、下抜けしたとしても38.2%戻しであり雲の下限でもある0.9150が強いサポートになる。
このレベルで下げ止まるようであれば豪ドルの買い仕込みをするチャンスとみる。
6月には日本のGPIFが動き出すことや、損保声明は外貨建債券の比率を拡大すると発表。豪ドルは投資通貨として人気の高い通貨だけに、買い仕込みのチャンスを狙いたい。
豪ドルドル予想レンジ:0.9310(50%)~0.9170(50%、雲の下限)
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