ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2014-05

[全般]米GDPの結果で市場のセンチメントをみる

早朝の薄商いのなかNZドルが上昇。ところが東京市場が開いたところで売り戻しが入り往って来い。これが昨日のクロス円下落の先駆けとなった。
東京市場が引けたところでNZドルと豪ドルのオセアニア通貨の下落が始まると同時にポンドなども追随。クロス円全般に売りが強まった。
特に目立った材料がない中でNY市場が始まると米長期金利が低下。10年債利回りは昨年7月以来の2.43%付近まで低下したことでドル円は101円63銭まで売り込まれた。しかし、クロス円の低下によりポンドやユーロに対してはドルが全面高となったことでドル円の下落もここで終了。その後はドル高の流れから101円後半まで押し戻された。
NYダウは金利低下にも拘わらず5日ぶりの下落となるなど、金利と株価のちぐはぐな動きは相変わらず続く。
長期金利低下の理由としては月末の持ち高調整や、ECB利下げ期待が背景にあるといわれるが、それだけではない。結局、FRBが緩和政策を長期間継続するとの観測が強まったためだ。株価も調整を入れながら堅調な地合いを続けているのも同じ理由とみられる。それは住宅市場や雇用など米景気回復基調が予想以上に遅れているとみられていることが背景にある。

今日は米1-3月期GDPと4月の住宅販売保留指数が発表される。この時期のGDPは悪天候の影響からマイナス0.5と大きく落ち込むと予想される。しかし、既にマイナスの落ち込みを市場は織り込んでおり、寧ろ4-6月期への反動への期待が高まるか注目される。
市場のセンチメントが楽観的であれば次のGDPへの期待から株価上昇につながるだろう。一方、悲観的であれば直近の数字に反応し下落につながるとみる。
悲観的な見方が強いのであれば米長期金利が更に低下する恐れもありGDPはそのリトマス試験紙のようなものだ。
今のところユーロやポンドはドル金利を無視する格好で下落が続いているが、クロス円の調整売りが終了する時は要注意だ。その時はドル売りに反応するきっかけになりかねない。


※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]200日移動平均線を意識

(米ドル円日足)




昨日の東京市場では朝方102円台を付けたものの、その後は上値の重い展開が続いた。今週に入り102円を3度試したが押し戻されており、そろそろ天井観が広がり始めている。
クロス円が全面安となったこともドル円の上値を抑えている。
NY市場で米長期金利が低下したことで売りが強まり101円63銭まで下落。しかし、ユーロやポンドに対しドルが上昇したことで何とか下げ止まった。冷酒のように今後ドル金利低下によるドル売りの動きが強まるだろう。
200日移動平均線が101円35銭まで上昇してきたことで、明確にこのレベルを下回るようであれば先週の安値100円81銭を再び試す展開が予想される。
今日の米GDPではほぼ織り込み済みではあるものの、予想以上にマイナスが大きいときには売りのきっかけにされそうだ。
ドル円予想レンジ:102円00銭~101円35銭(200日MA)

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[ポンド円/ポンド米ドル]下げ止まりか下抜けか

(ポンド円日足)



(ポンド米ドル日足)

GBP_USD_20140529_hiashi.jpg

東京市場が終了したところでクロス円が全面安となった。最も下落幅が大きい通貨ペアの一つがポンド円だ。金融政策の違いからユーロポンドの下落トレンドは継続中だが、昨日はその巻き戻しも一部みられるなど、対ユーロでもポンドロングの調整売りが入っている。
先週21日に付けた安値169円80銭の手前169円88銭で下げ止まったが、依然下落リスクは燻る。一目の雲の下限を下回ったことで弱気の見方が増えている。4月に付けた169円ミドルを下回るようであれば完全に弱気のセンチメントに入る。
反対に、このレベル手前で折り返すようであれば再び上昇トレンドに戻る。対ドルでみると一目の雲の上限で一旦は下げ止まっているものの、反発の気配はみられない。
今の時点ではドル円の上値も重いことからポンド円の下落リスクが勝る。一旦は170円付近で買い戻しを入れておくが、抜けたら再度売り直す。
ポンド円は順張りが基本であり、下を抜けたところでは再度売りで攻めていく。

ポンド円予想レンジ:170円90銭(雲の上限で転換線)

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[豪ドル円]民間設備投資指標発表に注目

(豪ドル円日足)



(豪ドル円時間足)

AUD_JPY_20140529_jikanashi.jpg


NZランドドルの下落が豪ドルの売りを誘った。
NZドルや他のクロス円の売りが強まり豪ドル円は断続的に損切を巻き込みながら下落。
一旦は94円付近で下げ止まり、買戻しの動きが入ったもののNY市場に入ると株価の下落に伴い再び下落に転じた。
特に豪ドルを売る材料は見当たらないものの、ドル高に押された格好だ。一方、ドル円は米長期金利の低下によりドル売りに反応したことで豪ドル円の売りが加速。しかし、対ドルで0.92付近の強いサポート手前で豪ドルの買い戻しの動きが強まり下げ止まった。
潜在的に豪ドルへの買い意欲は強く、底値を確認できれば買いが再び強まるとみる。
本日10時半には豪州1-3月期民間設備投資が発表される。
普段ではそれ程注目度の高い指標ではないが、93円の底値を割り込むか見極めてから買いを入れるか見極めたい。
ボリンジャーバンドを見ると角度が下落に傾き始めていることが気になる。下抜けするようであれば91円を目指す展開も予想されるので注意したい。
豪ドル円予想レンジ:94円50銭~93円60銭(61.8%)

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