[全般]クロス円の下落と米長期金利上昇
欧州市場にかけては米長期金利先物の上昇を受けユーロやポンドに対しドル高の動きが強まるとクロス円全般に上値の重い展開となった。
NY市場が始まり今日唯一の米経済指標となる4月の卸売り在庫が+1.1%と予想の+0.5%を上回りドル買いが進んだ。普段は殆ど注目されない指標だが、先週の雇用統計が米景気回復期待を高めたこともあり反応。株価も引けにかけて史上最高値を更新するとともに米長期金利も2.64%台と上昇して終えた。この日行われた3年債入札は景気回復が意識されたことで低調に終わったことも金利上昇の動きを高める結果となった。
ドル高の動きは特にユーロやポンドに対し進んだことでクロス円は全般に上値の重い展開となっている。また、ドル円もドル高以上に円高の動きが強まったことで上値を抑えられた。
最近の下落過程にあったユーロやポンドは米金利の低下とは無関係にドル買いが続いたが、ここにきて素直に反応し始めている。
ただ、米長期金利がこのまま上昇が継続するかは疑問だ。スペイン国債利回りが米長期金利を下回るなど、相対的にみると米国債金利への魅力は高い。昨日のリーカネン・フィンランド中銀総裁の「必要があれば行動は可能で、まだ終わっていない」との発言もありECBは今後も追加緩和の可能性を残すだけに、欧米の金利は当面低いままとみられる。
ただ、目先はまだ底堅い動きがみられるだけにユーロやポンドはドルに対し下落傾向にある。
今日も特に注目される米国経済指標はなく、ドル金利の上昇とユーロやポンドなど、クロス円の売りがどこまで継続するか注目される。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[米ドル円]クロス円の売りに上値抑えられる

朝方は日経平均株価がプラスで始まったことでドル円は底堅い動きで始まった。しかし、その後は利益確定の売りに押され株価がマイナスに落ち込んだことでドル円もじりじりと値を下げた。また、欧州市場にかけて米長期金利が上昇したことで買いも散見されたが、その後クロス円の売りが強まり再び押し戻された。
NY時間に発表された米4月の卸売在庫が予想を上回ったことで102円40銭まで買いが進んだがそこまで。米長期金利は上昇したもののクロス円の売りが影響し上値は重いままとなった。ドル金利で支えられたドル円だが、ここにきてドル金利が上昇しても買いが続かない状況となれば流石にドルロングは焦れてくる。今日も日経株価も含め上値が抑えられるようであれば102円付近を試す展開も予想される。
ドル円予想レンジ: 102円55銭~102円10銭(転換線、6月6日安値)
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[ユーロ円]短期的なダブルトップ形成


ECB理事会で手持ちの切り札となるマイナス金利など追加利下げの切り札を投じたことから、その後買戻しの動きが強まった。しかし、その戻しも対ドルで1.37ドルまでは戻せず、再び売りが強まった。ユーロ円でも140円台に瞬間乗せる場面もあったがすぐに押し戻されたことで上値の重さが確認された。時間足でダブルトップのネックラインとなる138円70銭を割り込んだことで目先もう一段の下値を試す展開が予想される。
ただ、アベノミクスの始まった2012年11月以来下値を支えていた200日移動平均線[138円60銭]を何とか終値ベースで抑えられた。
ボリンジャーバンドの下限となる138円付近が次のサポートとして意識される。
ユーロ円予想レンジ:139円60銭~138円00銭(BB下限)
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[NZドル円]政策金利引き上げ期待も

明日の早朝にニュージーランド中銀RBNZは政策金利を発表する。RBNZは現行の3.0%政策金利を3.25%に引き上げると予想される。市場は86円付近から既に買い始めており、目先一目の雲の下限では上値を抑えられている。予想通り0.25%を引き上げたとしても上昇は一時的なものになりそうだ。寧ろ、上げたところでは利食い売りが待ち構えているとみている。フィボナッチ50%戻しとなる87円50銭付近が上値レジスタンスとみる。ただ、下げたとしても既に底値は切り上がっており、87円を割り込んだところでは買いを入れておきたい。RBNZは年末までに更に段階的に利上げを行う可能性があり、今後も底堅い動きに変化はないとみる。
NZドル円予想レンジ:87円50銭~86円80銭
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
取引にあたっては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。
商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
業務内容 | : | 第一種金融商品取引業 |
登録番号 | : | 近畿財務局長(金商)第41号 |
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