ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2014-06

[全般]FOMCで米国景気見通しと金融政策に注目

先週は特に注目される米経済指標の発表がなく、日銀会合やRBNZ政策会合などが注目された。また、予期せぬイラク情勢の緊迫化が相場のリスク要因となり円は方向感を掴みにくいなかで、円高が進む場面もみられた。そんな中、日銀会合では黒田総裁の発言に目新しさがなかったことで円への影響は限定的となった。
先週はRBNZが政策金利を0.25%引き上げたことでNZドルが上昇。既に織り込まれていたものの早朝の薄商いの中で買われたことで高止まり状態となった。
また、その次の日にはやはり東京の早朝にBOEカーニー総裁が利上げの開始時期が近付きつつあると発言。これを受け、やはり薄商いの中でポンドは対円対ドルで大きく上昇。
結果的にクロス円全般に円売りの動きが強まった。一方、イラクで武装勢力が製油施設を一部制圧したとの報道から俄かにリスク回避の動きが強まると、安全通貨でもある円が買われ、今後紛争に参加する可能性のある当事者としての米国ドル売りが目立った。
米長期金利が上昇したことでドル買いの動きとリスク回避のドル売りが交錯する中、今週はFOMCが開催される。
前回発表された米雇用統計では2008年1月のピークとなった雇用者数を上回り、堅調な景気指標がみられるなど米国景気回復の足取りが確認された。米国債入札も景気回復による早期のゼロ金利の解除への期待もあり、低調な結果となったことで長期金利は上昇した。
今回のFOMCで景気への前向きな見通しが示されるようであれば金利上昇につながりドルも堅調な動きが予想される。一方、イラクやウクライナ情勢の緊迫化などが米債買いの動きを強め金利低下の要因にもなり、方向感を見出しにくい。
一方、利下げ発表から始まったユーロの下落が先週も継続。南欧国債の利回りが米国長期債利回りを下回るなど、更なるECBによる金利低下への期待が高まる。FOMCでドル金利が更に上昇するようであればユーロ売りが加速する可能性もある。
また、先週上昇したNZドルやポンドの調整的な巻き戻しの売りが強まるか注目。いずれにしても、方向感を見出すのは難しく、短期筋の動き中心となりそうだ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]レンジ相場抜け出せず

(米ドル円日足)



先週のドル円は上値の重い展開で始まった。日銀会合では追加緩和への期待も乏しく、特に目新しい材料や発言もなくほとんど市場への影響は見られなかった。
米長期金利が上昇したものの、ドル円の上昇にはつながらず、イラク情勢の緊迫化から安全通貨の円買いの動きがむしろ強まった。
日本の成長戦略への海外勢の見方にも注目が集まる。もし、失望する内容となれば円高が進み、200日移動平均線の位置する101円ミドルを明確に下回るようであれば100円台突入の可能性も高まる。ただ、これまでの動きを見てもレンジ抜けを期待してもすべて期待が裏切られたことから、今回も下値は限定的とみる。


ドル円予想レンジ:102円50銭(雲の下限)~ 101円30銭(76.4%)

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[ユーロ米ドル]ユーロ圏経済指標と追加緩和期待

(ユーロ米ドル日足)



前週のECB理事会で一時買い戻されたユーロではあったが先週は再び売りが強まるなど下落リスクは今週もくすぶる。
ECB理事会直後につけた安値1.3503から1.3675まで上昇した窓を埋める格好で先週はユーロ売りが強まった。南欧国債利回りが米国長期債利回りを下回るなど追加緩和によるだぶついた資金が流れ込んでいるとみられる。金利の低下はユーロ売りを促しているものの、一方では米長期金利が上昇しユーロの下支えとなっている。
今週はユーロ圏HICPや消費者信頼感指数などの発表があり、ユーロ圏景気回復期待が高まる内容となればそろそろ下げ止まりの動きが強まるとみる。
ただ、ECB理事会後の安値1.35付近を下回るようであれば損切りによる売りが強まり、一時的に売りが加速する場面もあるが、売り玉はそろそろ一巡する頃だ。
ユーロドル予想レンジ1.3630~1.3460(764%)

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[豪ドル米ドル]RBA議事録要旨

(豪ドル米ドル日足)




先週はRBNZが予想通り0.25%の利上げを実施したことでNZドルが上昇。豪ドルもいずれは緩和政策を終了し引き締めに転じるとの見方も多いものの、依然として緩和政策継続の見方も根強い。今週17日にはRBA会合の議事録要旨が公開される。利上げ期待が抑えられたものの、景気への前向きな見方が示されるようであれば豪ドルドルの今年最高値となる0.9460付近を試す展開が予想される。ただ、米長期金利が上昇に転じていることから上値も抑えられる。今週はFOMC会合で緩和継続期待が後退するようであればドルの長期金利上昇につながり、豪ドルの上値を抑えることになる。ただ、イラク情勢の緊迫化などで原油価格が上昇しコモディティー通貨としても豪ドルは高値を更新する可能性も高い。テクニカル的にみるとボリンジャーの上限が上値を抑えていることから反落するとの見方もある。しかし、このまま上限バンドウオークが始まるようであれば上昇トレンドの始まりにもなる。一旦は0.9460手前で売りを出し、抜けたところで途転も面白い。

豪ドルドル予想レンジ:0.9460(今年最高値)~0.9300(BB中心線)
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商号 : ヒロセ通商株式会社
業務内容 : 第一種金融商品取引業
登録番号 : 近畿財務局長(金商)第41号
加入協会等 : 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)
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