[全般]代表的なテクニカル分析「フィボナッチ」の使い方と見方
正式にはフィボナッチ・リトレースメントと呼ばれるもので、フィボナッチ数列というものを使って、サポートやレジスタンスレベルを求めようというものです。
フィボナチというのは人の名前で13世紀ごろの数学者の名前からとったもので、彼の名前をとってフィボナッチ数列としました。フィボナッチ数列とは
1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89,144,233、・・・・と続くもので、数字はそれぞれひとつ前の数字と二つ前の数字を足したものになります(例8+13=21)。この数列からフィボナッチ比率というものを導き出します。計算方法は、それぞれの数字でその二つ前の数字を割ると約0.382になります。これに100を掛けて38.2%。
また、反対にそれぞれの数字で二つ後の数字を割る約2.618となり、最初の2をとったものが0.618で、100を掛けたものが61.8%になります。100から61.8を引くと38.2になります。その他、三つ手前の数字を割ったりしたものがフィボナッチ比率になります。
フィボナチリトレースメントでは、23.6%、38.2%、50.0%、61.8%、76.4%を使います。
この比率を使って高値(安値)から安値(高値)に下落(上昇)し、ここからどこのレベルまで上昇(下落)するかを計算します。
例えばドル円の月足チャートでフィボナッチ比率がいかにワークしているかを見ることができます。

2007年6月につけた高値124円13銭と11年10月につけた安値の61.8%戻しが105円60銭付近になることがわかります。そして、それが2014年1月につけた戻り高値とほぼ同レベルで折り返しています。また、その前の2013年4月1日には50%戻しとなる100円のところで頭を押さえられました。実に不思議といえば不思議ですが、これがよく当たります。
この高値と安値の取り方もコツがあります。何かのテーマで始まった時などはスタートになります。例えば、アベノミクスの始まった2012年11月頃のドル円の安値から高値までを計算するといった具合です。
また、次の戻しの目安としては、フィボナッチ比率で引いた線上に、過去にもみ合いが続いたレベルや高値や安値になったレベルが重なると一層サポートやレジスタンスになる確率が高まります。
皆さんも是非試してみてください。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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