[全般]米雇用統計控えドルの下落リスク燻る
一方、FRB幹部の早期ゼロ金利解除の可能性を示唆するなどタカ派的な発言も聞かれ、市場は方向感を掴み切れずに不安定な動きが続いている。
その中で、ポンドやユーロといったクロス取引が活発化。日本では新成長戦略が示されたものの既に骨子が発表されたことで一部では失望感もみられたが、市場への影響は限定的となった。
こう着状態が続くドル円も週末にかけて円高が進むなど、今週はそろそろレンジからブレークアウトする可能性もみえ始めている。
今週は注目の米雇用統計が発表されるが、金曜が米国独立記念日ということから木曜日に繰り上がる。雇用者数だけではなく、賃金の上昇率や労働参加率等など雇用の質が悪化しているようであればドル売りが加速する可能性が大きい。ただ、NY株式市場では警戒感が燻るものの悪材料に対しての反応は鈍く、全般に強気のセンチメントが漂う中でリスクオンの動きも期待できる。
この日はECB理事会が開かれ、米雇用統計発表と同時刻にECBのドラギ総裁記者会見が行われる。
既に先月利下げを行った後だけに追加緩和期待はなく、調整的な買戻しの動きが継続するとみられる。ただ、追加緩和やハト派的な発言が続くようであれば一時的にユーロ売りが加速する場面もありそうだ。
米国連休前ということもありポジションの巻き戻しが強まる可能性が高く、発表前後には荒っぽい動きが予想される。イベントリスクが高まることでクロス円などの売りを誘う可能性もあり、そうなればドル円の下落圧力となりレンジの下限が崩れるか注目したい。
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[米ドル円]成長戦略も円安トレンド作れず円高リスク


先週は米長期金利の低下からドル安が進むと同時に新成長戦略による円安の動きもみられずドル円は下落。こう着状態が続いていたドル円も下値レンジを切り下げるなど、久しぶりに動き始める気配が見える。
レンジを抜け出すきっかけとなるか注目された新成長戦略も海外勢は懐疑的な見方も強く、今後の経過を見守ることになる。アベノミクスで始まった円安のように、次の円安へのきっかけとなれなかった。失望売りとはならなかったものの先行きのドル円上昇の材料が乏しく、今週は下値を探る展開を予想する。日足200日移動平均線(MA)をアベノミクス以来終値ベースで実勢レートが初めて下回った。一目の雲の下限からもした離れしたことで次のサポートは週足52週移動平均線の位置する101円を週足ベースで下回るか注目される。
或いは、2月から始まったレンジ相場の下限となる100円75銭を割り込むようであれば下落が加速するとみる。
今週のドル円予想レンジ:102円20銭~100円80銭(5月21日安値)
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[ユーロ米ドル]ECB理事会と米雇用統計

追加利下げを決定した6月5日のECB会合で下落したユーロではあったが、その後は買い戻しの動きが強まりじりじりと上昇が続いている。先週発表されたドイツCPIも予想を上回りユーロは上昇。その流れを継いで今週も買い先行で始まるとみるが、その動きも今週のECB会合を前にほぼ一巡する頃だ。
ECBでの政策変更は原則的に3か月単位で進むことから、9月か12月までは現状維持とみてよい。それまでは、緩和の効果を見守りながら口先だけで市場をコントロールすることになるだろう
今週のECB理事会の催される木曜日は米国雇用統計発表と同時刻と重なることから、双方の結果次第では上下に乱高下が予想される。米国は連休に入る直前ということからポジション的には往って来いとなりやすい。
前回のECB会合発表前のレベルである1.3675付近を超えられるかが今週のポイントになる。超えられないようであれば6月の安値135付近を試す展開が予想される。
今週のユーロドル予想レンジ:1.3700(76.2%)~13570
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[豪ドル米ドル]レンジ相場かトリプルトップ形成か


豪ドルはこの3週間大凡0.9330から0.9440のレンジに入り上昇型トライアングルが収束してきた。今週はRBA会合や中国経済指標の発表を控えるだけに、上値を抜けるかどうか試される週となるだろう。先週は米国長期金利の低下もあり豪ドルは対ドルで底堅い動きとなった。一方、NY株式市場は高値警戒感もあり利益確定の売りが散見されるなど不安定な動きからリスクの取りにくい状況となっている。
今週のRBA会合では豪ドル高に対するけん制として、年内に利下げの可能性を示唆するようであれば豪ドル売りが強まる。或いは、国内の住宅価格や雇用コストの上昇により当面現状維持となれば今年高値となる0.9460を再度試す展開となるのか注目される。
また、RBA会合直前に発表される中国6月PMIでは景気刺激策を打ち出した効果がみられるようであれば、会合前に上値を試す展開も予想される。ただ、木曜日には米雇用統計やECB理事会を前に、これまでのレンジを超えるのは難しいとみている。米長期金利の低下が一層強まらない限り、豪ドルドルは一時的に上値を超えたとしても押し戻されることになりそうだ。
0.92のネックラインを抜ければ0.94付近でダブルトップ形成とみたが、結果的に0.94ドル台に押し戻されたことで今度上抜けできないとトリプルトップを形成する可能性もある。
今週の豪ドルドル予想レンジ:0.9460(今年高値)~0.9330(50%)
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