ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2014-07

[全般]FOMCよりも米GDPが相場牽引

昨日は米GDP,ADP雇用統計、そしてFOMCと重要な指標発表とイベントが行われ、為替市場では久しぶりにドル円の動きが活発化した。
NY市場が始まり最初に発表された7月ADP雇用統計は21.8万人と予想の23万人を下回った。しかし、そのすぐ後にはGDP発表が控えていたことで市場への影響は限られた。
前期に悪天候の影響で大きく落ち込んだ後だけに、注目が集まった4-6月期GDPは4.0%と予想の3.0%を大きく上回った。また、前期も-2.9%から-2.1%へと上方修正されたことでドル全面高となった。FRBのゼロ金利解除時期が予想以上に早まるとの期待が長期金利を押しあげる一方で株価を押し下げた。今回は個人消費が大きく貢献した結果となったが、今回の数値は1990年からのデータすべてを見直しており、慎重な見方もあった。しかし、2013年成長率を1.9%から2.2%に上方修正されていることから、それ程これまでとのギャップはなさそうだ。FOMCがこの後控えているものの、市場は既にゼロ金利解除への思惑が進んだ。
注目のFOMC声明では雇用に関しては依然としてハト派的な内容となったが、インフレ見通しは若干タカ派的なものとなった。発表直後はドル買いが強まったもののすぐに元のレベルまで戻された。FOMC声明はこれまでと内容的にはそれ程大きな違いはなく、今回はイエレン議長記者会見もないことから市場への影響は限られた。結果的にGDPの影響がこの日の市場を大きくけん引するものとなった。
ダウは下がったもののナスダックは上昇するなど株価はまちまちの動きとなった。また、長期金利が2.56%まで上昇するなど株と債券市場は緩和政策の早期終了を意識したものとなった。
株価がまちまちな動きを示したことは、それだけ金利相場から業績相場へと移行する過程を示しているものと考えられる。
着々とFRBの金融政策が進んでいることを市場は意識し始めていることから、明日の雇用統計でも好材料に反応しやすくなったといえる。
相場はまだ動き始めたばかりでもあり、8月は熱い相場展開が期待できそうだ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]動き始めたドル円相場

(米ドル円日足)




ドル円は102円前後に控えていた複数のレジスタンスをすべてクリアして上昇に転じた。
FOMC会合直後には4月8日以来となる103円05銭まで上昇。米4-6月期GDPが予想を大きく上回り、米国経済の復調に対する市場の期待が高まった。
米長期金利は前日の2.46%から2.56%まで大きく上昇したことでドルが全面高。一方、株価はまちまちな動きとなり円高への懸念がドル円の上昇を若干だが抑えた観もある。しかし、これまで長く続いたドル円のこう着状態から久しぶりに脱却したことで市場の勢いはある。ただ、明日の雇用統計発表を控えることや、これまで何度も期待して裏切られたドル円だけに高値圏では慎重な動きになりそうだ。
昨日のFOMC直後の高値103円05銭が意識されることから、この近辺では売りが並ぶとみる。

ドル円予想レンジ:103円15銭(50%)~102円60銭
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ円/ユーロ米ドル]ユーロ圏消費者物価指数で反発も

(ユーロ円日足)



(ユーロ円時間足)

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(ユーロ米ドル日足)

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米GDPが予想を大きく上回ったことでドルの長期金利が上昇。ユーロは対ドルで1.34ドルを割り込み、更にFOMCでもドル買いが強まり安値を更新。しかし、その後はユーロのショートカバーが一気に強まり再び1.34ドル台まで押し戻された。
一方、ドル円はほぼ一本調子の上昇が続いていることから、ユーロ円は上昇。一部でユーロ円の直接的な買いも散見されている。
対ドルの日足チャートではローソク足が安値で下ひげを伸ばしたことで下落トレンドに歯止めがかかった可能性もある。それを確かめるにも本日発表となるユーロ圏消費者物価HICPが注目される。前月と横ばいの0.5%と予想されるが、これを更なる追加緩和とみるのか、一旦は下げ止まったとみるのかで、市場のセンチメントが読み取れる。
少なくとも、下押しがなくなるようであればじりじりと巻き戻しの動きが強まる可能性が高い。

ユーロ円予想レンジ:138円15銭(61.8%)~137円45銭(時間足38.2%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。


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[カナダドル円]GDP発表で巻き戻しも

(カナダドル円日足)



(カナダドル円時間足)

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ほぼクロス円全面高となる中でカナダ円だけがやや出遅れ感が漂っている。
先週25日ストップを巻き込んで下落したカナダ円だが、その巻き戻しが依然として見られず上値の重い展開が続いている。先日BOC総裁が経済成長に対し減速懸念を示したことが上値の重石となった。今日のNY時間に発表されるカナダ5月のGDPが前月を上回ると予想される。昨日の米国GDPが予想を大きく上回っただけにカナダも同様に上回る可能性もある。カナダと米国の経済関係は非常に強いことから、米国景気回復の影響を受けている可能性が高い。
ボリンジャーバンドの幅が拡大傾向に入っていることから値動きが活発になる可能性もあり、94円前半では買いを仕込んでおきたい。ただ、95円手前ではパラボリックやボリンジャーバンドが位置することから、一旦は利食い売りを出しておきたい。

カナダ円予想レンジ:94円65銭(76.4%)~94円10銭
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[全般]FOMC、ADP、GDPによる変動リスク

相場の値動きが徐々に活発になり始める中、今日は米国重要指標の発表とイベントによる市場の変動リスクは更に高まるとみる。
昨日はドル円が7月7日以来の102円台に乗せるなど、こう着相場からの脱却の動きが見え始めている。また、米長期金利の低下によるドル売りの動きは見られず、寧ろユーロを中心にドル買いの動きが強まった。
EUがロシアに対し本格的な追加制裁を合意したことでユーロ売りが強まったことがドル買いを促す要因となった。一方、NY時間に発表されたケースシラー住宅価格が予想を下回ったものの、消費者信頼感指数は6年9か月ぶりの高水準となるなど強弱入り混じるものとなった。
ドル円はイベント前にもかかわらずドル買いの動きが強まるなど、市場はドル高への期待が徐々に高まり始めているように見える。
一方で、昨日のNY株式市場は下落して引けた。今日発表のFOMCやGDPといった重要イベントを前にポジション調整の売りが強まったとの見方が多い。

その注目のFOMCではイエレン議長の記者会見もなく市場への影響は限定的となりそうだ。一方、4-6月期GDPは前期の悪化からの反動で予想を上回る可能性もある。また、前期の上方修正が行われるようであればドル円の買いに拍車がかかりそうだ。
また、今日はADP雇用統計も発表されるが今週末発表の米雇用統計を占ううえで波乱含みの展開も予想される。先週発表された新規失業保険申請件数が8年5か月ぶりの低水準となったことで期待が高まるだけに、予想を下回ると一時的にドル売りを誘発する危険性もある。
いずれにしても、今日のNY市場では相場の値動きが激しくなるとみられ、これまでのドル円のこう着状態を脱することが出来るか注目される。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]こう着状態脱却の兆し

(米ドル円日足)

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7月7日ぶりに102円台に乗せ、NY終値ベースでも200日移動平均線の102円10銭を上回ったことで、ドル上昇の勢いは継続するとみる。
特に材料があったわけではないだけに、如何にドル円の買いが強いかを寧ろ示すものだ。
マレーシア旅客機の撃墜やポルトガル信用不安などが起きても101円を割り込むことが出来なかったということが買い安心感につながっている。
一目の雲を上に突き抜けたことや、途転のサインとなるパラボリックSARも売りから買いに転換したとみることが出来る。
昨日は102円を超えるまでにはかなり売りが並んでいたとみられ、102円を付けたところで一旦は下押しされた。しかし、欧米市場では再び102円台に乗せてからは一度も下回っていない。今日はFOMCや米GDP,ADP雇用統計等重要な指標やイベントがあり、荒っぽい展開が予想される。その中で102円の底堅さが確認されるようであればもう一段のドル円上昇が見込まれる。長いこう着状態から抜け出すことが出来るかの正念場といえそうだ。

ドル円予想レンジ:102円50銭(50%)~101円85銭
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[ユーロ米ドル]対ロ追加制裁によるユーロ売り

(ユーロ米ドル日足)



(ユーロ米ドル時間足)

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アジア市場でのユーロドルは下げ止まり感が強まり1.3445ドルまで上昇する場面も見られた。しかし、EUがロシアに対し本格的な追加制裁を実施することを合意したことを受けユーロ売りが再び強まり1.3405まで下落。そのまま安値圏で引けるなど上値の重い展開となった。日足でみると大きなヘッド&ショルダーがみられ、そのネックラインとなる1.35ドルを下回ったことで下落が加速。昨年11月に付けた安値1.33ドルが意識されている。
既に売り材料に出尽くし感もあり、一旦はネックラインに向けてプルバックが入るとみる。
今日のNY市場では重要イベントや指標が発表されることから、1.34ドルをバックにショートの巻き戻しの動きに乗ってみたい。

ユーロドル予想レンジ:1.3480(50.0%)~1.3400

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[豪ドル円]今年高値を試す展開も

(豪ドル円日足)



(豪ドル円時間足)

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豪ドルは高値警戒感からの売りが上値を抑える中でドル円が徐々に底値を切り上げていることから、そろそろ反転の兆しも伺える。
今年高値となる96円ミドルを超えられずにもみ合いが続く豪ドル円もそろそろ上値を試す展開が近づいているとみる。
ドル円が102円台に乗せてきたことでドル円のこう着状態からの脱却が始まるか注目。
ドル円がもう一段の上昇に転じるようであれば相対的に高い金利を求めた日本からの資金の流入が期待される。
一先ず、ボリンジャーバンドの上限となる96円40銭と今年高値96円50銭付近を超えられるかがポイントになる。
今日のNY時間に発表のFOMCやGDPなどの結果から株価の上昇につながるようであれば、リスクオンからの豪ドル円買いがどこまで進むか注目。
96円50銭を超えてくると新たな買いが入りやすくなるが、失敗すると再びもみ合いに入りかねない。


豪ドル円予想レンジ:96円30銭(BB上限)~95円55銭(38.2%)

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[全般]FOMCを控えポジション調整終了

週明け東京市場は日経平均株価の堅調な動きに合わせるように円も軟調な地合いで推移。
3時の終了と同時にユーロ円の纏まった買いが入りドル円も攣られて押し上げられた。3時はオプションのカットオフタイムでもあり、オプション絡みの買いとみられている。
欧州市場では米長期金利の低下によるドルが全般に上値の重い展開となった。
NY市場では6月の住宅販売保留指数が予想を大きく下回ったことでドル売りと株安で始まったが、その後は買い戻しが入るなど結果的に往って来い。
特に注目されていた指標というわけではないものの、今日から始まるFOMCや週末の雇用統計を前に全般に最終のポジション調整の動きが目立った。
イスラエルではハマスとの停戦調停が不調に終わるなど地政学的リスクが燻り続けるものの、市場の反応は薄らいできている。
今回のFOMCでは100億ドルのテーパリングが予定通り実施されるとみられることや、イエレン議長の記者会見もなく市場の反応は限定的となりそうだ。
夏枯れ的な相場展開が続くとの見方もあるものの、全体のポジションは縮小傾向にあることから、ちょっとした材料でも上下に動き易くなっている。
この様な状況の相場では「往って来い」の動きになりやすいことから利食いは確実に入れておきたい。

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[米ドル円]102円台を強く意識

(米ドル円日足)



(米ドル円時間足)

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東京市場ではドル全般に上値の重い展開となった。しかし、3時ちょうどのユーロ円の纏まった買いが入ると一転。101円91銭まで上昇したが102円付近には一目の雲や途転のサインでもあるパラボリック、その上には200日移動平均線も控えていることから、売りが並んでいる。しかし、ドル全般に底堅い動きがみられることから、ちょっとした材料でも上値を狙うチャンスは十分ある。
時間足では三角保ち合いが収束してきている。
101円75銭付近まで押しがあれば打診買いを入れておくなど、そろそろ準備はしておきたい。
ただ、102円を失敗するようであれば今度は下値を試す展開も予想され、タイトストップも入れておくようにする。


ドル円予想レンジ:102円15銭(61.8%)~101円75銭

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[ユーロ円]ユーロショートの巻き戻し

(ユーロ円日足)



ウクライナ情勢の緊張から欧州はロシアへの追加制裁を強めることでユーロ圏経済への悪影響が懸念されユーロ売り進んでいる。5月8日のECB理事会でドラギ総裁が6月の追加緩和の可能性を示唆。この時点でユーロドルは1.4ドルを目の前に下落に転じた。そして、6月5日には実際にマイナス金利も含めた追加緩和を実施したことで更に下落。その後は買い戻しの動きもみられたが、ウクライナ情勢の悪化により再びユーロ売りが強まった。
9月か12月のECB理事会では更なる追加緩和の可能性が指摘されておりユーロ売りが更に強まるとの見方が根強い。ただ、既に目先の売り材料は大分出尽くしており、明日のFOMCや週末の雇用統計を控え短期的にショートカバーが入りやすいとみる。
対ドルよりも対円の方が勢いはありそうだ。昨日の東京市場の3時にはオプション絡みのユーロ円の買いも散見されるなど注目度が高まっている。
先週末にドイツのIFOが発表される直前に付けた高値137円25銭付近を超えられるかがポイントとみる。


ユーロ円予想レンジ:137円50銭~136円70銭

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[南アフリカランド円]調整の売り一巡後は再度買い

(南アフリカランド円日足)



南アの中央銀行であるSARBが今月17日に政策金利を0.25%利上げし5.75%に引き上げたことでランド円は下落から上昇に転じた。しかし、ここにきて対ドル対ユーロでランド売りが強まっている。FOMCや米雇用統計を控えポジション調整のランド売りが目立つことから、一先ずもう一段の調整売りが強まるとみる。
ただ、高金利でもあり資源国通貨でもあるランドは投資先として魅力が高い。
世界的な金余り状態が続く市場だけに、買い戻しの動きが入るのは時間の問題だろう。
特に、ドル円の上昇が始まる時がランド円を押し上げるきっかけになるとみる。


ランド円予想レンジ:9円71銭~9円622銭[雲の下限]

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[全般]こう着状態からの脱却

8月の夏枯れ相場が始まるとみられた相場も、今週は米国重要指標の発表やイベントが集中。ユーロやポンドの値動きも活発となる中で、そろそろドル円もこう着状態から脱却する可能性もあり注目の週となりそうだ。
先週はウクライナやイスラエルなどの地政学的リスクが燻る中でユーロを中心としたクロス取引が活発となり、ユーロは下落。ロシアへの追加制裁によるユーロ圏経済へのダメージが懸念されたことや、ドイツやユーロ圏経済指標の悪化などからユーロ売りが強まった。
また、豪ドルやNZドル、南アランドといった通貨も活発な動きをみせている。
一方、米国経済指標は新規失業保険申請件数が8年5か月ぶりの低水準まで改善されるなど、利上げ期待が高まる。NY株式市場は高値圏への警戒感もダウは1万7千ドルを再び割り込んで引けた。
為替市場では海外勢の多くが夏休みに入るところが多く、流動性が徐々に低下する中で米雇用統計やGDP、そしてFOMCといった重要な指標発表が相次ぎ波乱含みの展開が予想される。
FOMCでは10月のテーパリング終了は想定内であり、9月のFOMCに市場の注目は集まり、今回の会合では現状維持とみられる。また、雇用統計を週末に控えることから市場への影響は限られそうだ。
先週発表された米コアCPIが予想を下回ったことや新築住宅販売も低迷。一方で、新規失業保険申請件数の改善がみられたことで今週発表のADP雇用や雇用統計に市場の期待は高まる。しかし、期待が高まっただけに予想を下回った時の反動は大きくなる。緩和継続期待が高まると株価にとってはプラス材料となり円安の動きが強まる。その一方では金利低下によるドル売りとの攻防になりそうだ。
ユーロ安の流れの中ではドルを全般に押し上げる要因となることから、総合的にみると円高よりもドル高の勢いが優勢とみる。
今週は南アフリカや豪州の経済指標にも注目したい。
先日利上げを実施した南アランドへの投資目的とする資金流入が続く中で、今週は貿易収支やPPI、マネーサプライといった指標発表でもう一段の利上げ期待が高まる可能性がある。
また、最近の豪ドルは指標発表で過度な反応を示すことが多く、今週発表される住宅建設許可件数や中国PMIなどで一時的に大きく振れる可能性が高い。
参加者の少ない8月は何かの拍子で大きな動きになることが多く、チャンスを逃さないようにしたい。

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[米ドル円]102円上抜けできるか正念場

(米ドル円日足)


(米ドル円週足)

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マレーシア旅客機撃墜でさえ101円を割り込めずに折り返してきたドル円だけに、今週は上値トライが期待できる週になりそうだ。
先週のドル円は米国新規失業保険申請件数が8年5か月ぶりの低水準に改善されたことでドル買いが進んだ。
日足の下降トレンドラインを上抜けたことや、ユーロドルの下落がドル全般を押しあげており、今週のドル円は102円台乗せを試す展開が予想される。
日足チャートでみると102円には200日移動平均線、一目の雲の上限と下限、途転のサインとなるパラボリックSARが位置する。また、週足チャートでも一目の雲の上限と転換線があるだけに強いレジスタンスとして意識される。ただ、海外勢の夏休みによる参加者の減少から、勢いがつけば意外と簡単に抜けていきそうだ。
8月は円高になりやすいというアノマリーも今年は反対の動きになるかもしれない。
注目は金曜発表の米雇用統計だが、その前のADP雇用や新規失業保険申請件数にも敏感に反応してくるとみる。これで、上値を超えられないようであればドル円のこう着状態は更にひと月続くことになりそうだ。
今週はドル円にとって正念場になりそうだ。

今週のドル円予想レンジ:102円80銭(4月4日高値)~101円60銭
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[ユーロ米ドル]下落基調継続

(ユーロ米ドル日足)



安値で寄り引き同時線が現れたことでユーロドルの下落が終了するかと思われたが、結果的に前日の安値を下回るなど、下落基調が止まらない。
先週は今年2月に付けた最安値となる1.3478を下回り1.3422まで下落。ほぼ安値圏で引けていることから売りの勢いはまだ残る。
ユーロは対ドルだけではなく対ランドや豪ドルといった通貨に対しても下げが続いていることから、戻り売りも根強く上値は限定的とみる。先週はドイツやユーロ圏の経済指標は概ね良好な結果を示している。ポルトガル格付けが引き上げられるなどユーロ圏各国の国債利回りが低下していることや、ウクライナ情勢の悪化による対ロ追加制裁がユーロ圏経済への重石になるとの懸念もユーロ売りを促した。
今週は米国FOMCや雇用統計の発表を控えており、米国ゼロ金利解除時期が早まるとの見方が強まるようであればドル高が更にユーロを押し下げる可能性が高まる。
一方、ユーロ圏消費者物価が予想を上回るようであれば、一時的にユーロショートのポジションの巻き戻しの動きが強まりかねない。ユーロクロスの複雑な動きが絡み合うことから、想定外の動きには注意したい。



今週のユーロドル予想レンジ:1.3550(7月21日高値)~1.3300(13年11月7日安値)
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[豪ドル円]今年の高値更新も

(豪ドル円週足)



先週堅調な地合いで始まった豪ドルはNZドルが急落に攣られて押し戻される場面も見られた。ただ、ドル円の上昇に伴い豪ドル円は96円台に乗せるなど全般に底堅い動きとなっている。今週は特に豪ドルの注目される経済指標発表はないものの、FOMCやGDP、そして米雇用統計の発表が豪ドル円に影響を与えそうだ。
FOMCでは現状維持が予想され影響は限定的とみる。ただ、GDPや雇用の改善が見込まれる中で、あらためて米国景気回復期待が強まればリスクオンからの豪ドル買い円売りの動きが強まりそうだ。
週足チャートでは一目の雲の上限と50%戻しとなる96円付近が強いレジスタンスとして上値を抑えており4か月近くもみ合いが続いている。ドル円もこう着状態が続く中で先週から少しずつ値動きに変化がみられる。GPIFなど本格的に日本の機関投資家などからの外貨投資が高まるようであれば相対的に金利の高い豪ドルやNZドルに買いが入りやすくなる。中長期でみて95円付近では買いポジションを仕込んでおきたい。
今年高値となる96円ミドルを明確に超えていくようであれば98円台を目指す展開が予想される。

今週の豪ドル円予想レンジ:97円50銭~95円00銭

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[全般]こう着感に変化の兆し

東京時間に発表された中国7月製造業PMIが52.0と予想の51.0を上回り2カ月連続で景気判断を示す50を上回った。米国では新規失業保険申請件数が28.4万件と予想の30.7万件を下回り8年5か月ぶりの低水準に改善した。一方、米6月新築住宅販売件数は40.6万件と予想の47.5万件を大幅に下回るなど、強弱入り混じる結果となった。NY株式市場の殆ど動きはなく来週のFOMCや雇用統計といったイベントを控え慎重なムードが漂う。
ただ、為替市場では値動きが徐々に活発になり始めている。
東京時間の早朝に発表されたニュージーランド中銀RBNZが政策金利を予想通り4か月連続で0.25%引き上げたが、声明文では当面利上げを見送る可能性を示唆。また、NZランドドル急落の可能性を示唆したことで急落。また、15時ちょうどにユーロが下落。その後発表された予想を上回るドイツ経済指標の結果今度は上昇に転じた。また、英国経済指標が予想を下回ったことでポンドが下落。その後もドル金利上昇によりポンド売りが強まるなど、ユーロポンドの買い戻しの動きも目立った。
また、この日はドル円が久しぶりに活発な値動きとなり101円後半まで買われるなど、これまでのこう着状態から脱却する兆しとなるか注目される。
夏枯れ相場といった見方もあるものの、他通貨の動きをみると市場のエネルギーが溜まり始めているとみることが出来る。
来週から円高に傾きやすいというアノマリーも聞こえる8月入りとなるが、セルインメイといわれ戦々恐々としていた5月も寧ろ上昇して終わるなど、例年とは異なる動きがみられる。来週のFOMCや雇用統計といったイベントを挟んで今年の夏は寧ろ円安に向かう可能性もある。
こう着状況から抜け出すことが出来るのか、今日のドル円の動きと同時にユーロやポンドの動きにも注目しておきたい。

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[米ドル円]102円レジスタンスのブレークに期待

(米ドル円日足)


(米ドル円時間足)

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東京市場では日経平均株価の下落に伴いドル円の売りが強まり101円43銭まで下落。しかし、欧州市場に入ると一転。ユーロが反発した事を機にユーロ円の買いなどからドル円が押し上げられた。NY市場で発表された経済指標は強弱入り混じる結果となったものの米長期金利が上昇したことでドル円は101円86銭まで上昇。ほぼ高値圏で引けてきた。
102円付近には200日移動平均線や一目の雲が位置しており強いレジスタンスとして意識される。しかし、ドル円の買いの勢いが残る中で新たなクロス円などの買いが入るようであれば102円台乗せもそれ程難しくはない。
反対に、102円乗せを失敗するようであれば、週末ということもありポジション調整からの売りが強まることになる。
いつも期待が裏切られているドル円だが、この動きは来週にもつながるだけに期待したい。


ドル円予想レンジ:102円30銭(7月3日高値)~101円60銭(38.2%)
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。


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[ユーロ米ドル]下降トレンドの転換サイン

(ユーロ米ドル日足)


(ユーロ米ドル時間足)

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東京時間の3時ちょうどにユーロ売りが発動。この時間はオプションカットオフタイムということからオプション絡みの玉とみられる。結局、この後発表されたドイツの製造業とサービスPMIが予想を上回ったことでユーロの買い戻しが入り上昇。一方、英国の小売売上が予想を下回りポンド売りが強まった。結果的にユーロポンドの巻き戻しが強まるなど、これまでのユーロ売りの流れに変化が見え始めている。
日足ローソク足を見ると安値圏で寄り引き同時線が出たことで底値サインとみることが出来る。また、ストキャスティクスでは%Dと%Kともに大底に近いところに位置し、%Dが%Kを下から上に突き抜けるのは時間の問題だ。ゴールデンクロスとなればトレンドが下落から上昇に転じるサインに見ることが出来る。ただ、昨日の安値となる1.3440を下回るようであれば騙しのサインとなり、下落トレンドは来週も継続。



ユーロドル予想レンジ:1.3535(38.2%~時間足50%)~1.3440
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[NZドル円]豪ドル・NZドル買い戻し一巡後の窓埋め

(NZドル円日足)



早朝に行われたRBNZ政策会合では予想通り政策金利を3.25%から3.5%へと0.25%の利上げを決定した。これで政策金利は連続4回利上げが行われたことになる。
声明文では今後の利上げに関しては「より中立的な水準への調整を前に評価の期間が必要」としたことで、更なる利上げ期待があっただけに失望売りが出た。また、「NZドルの水準は不当かつ持続不可能であり大幅下落する可能性」としたことでNZドルは利上げしたにもかかわらず急落。豪ドル・NZドルの纏まった買いも散見された。しかし、内容を見ても分かるようにいずれ利上げを実施する可能性は示されていることから、売り一巡後は再びNZドル買いは強まるとみる。ドル円も底堅い動きを示していることからそろそろ買いのタイミングを探りたい。世界的な金余りの状況に変化はないことからNZドルは投資家にとって魅力的な通貨であることは間違いない。
一先ず、週末ということもあり昨日の下落幅の窓を埋めてくるとみる。


NZドル円予想レンジ:88円00銭(38.2%)~87円00銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。



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[全般]ドルや円以外の通貨に注目集まる

ドル円のこう着状態が継続するなか、ユーロやポンド、そして豪ドルやカナダドルが活発な動きを示している。
東京時間に発表された豪州4-6月期CPIは予想通りとなったが基調インフレ率が予想を上回ったことから豪ドルは対ユーロで大きく上昇。普段はそれ程影響しないものがこの日は大きく反応。その後欧州市場が始まり英国PMI議事録要旨が公開され、早期利上げを示唆する文言がみられずポンド売りが進んだ。これも、ほぼ想定内ではあったが市場は過剰反応した。
NY時間にはカナダの小売売上の発表直前に思惑的な買いが入り、発表後は利益確定の売りを出すなど投機筋の活発な動きが目立った。
結局ドルや円の材料とは別の通貨に市場は反応しやすくなっている。
日銀の政策スタンスは当面変化がないと予想され、材料の乏しいなかで地政学的なリスクの燻りで円売りにも動きが取れない。米ドルも来週発表される雇用統計やFOMC政策会合を控え金利の動きもこう着していることから手が出しにくい状況が続いている。
結果的に、ロシアへの制裁措置が強まるユーロ売りや、利上げ期待から買われたポンドの調整売り。そして、相対的に金利の高い豪ドルや南アランドといった通貨に本日も市場の注目が集まりやすい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]こう着感強まる中でも上値試す展開か

(米ドル円時間足)

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(米ドル円週足)

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マレーシア航空機撃墜調査の進展がなかなか進まない中、昨日はウクライナ軍の戦闘機2機が新ロシア派に撃墜されるといった報道が流れたがドル円への影響は限定的となった。一方、ロシアのプーチン大統領やケリー米国務長官がイスラエルの停戦に向けて動き出していることから、ややリスク回避の動きが後退し円売りが出やすい状況。
相対的にみて円の金利はマイナス金利を実施したユーロよりも5年債などの実質金利は最も低く、円キャリーの動きがいつ出てもおかしくはない。
今日の日経新聞の一面にもあるように、海外の企業も円建ての資金調達を増やしているように為替市場でも長期的にみると円売りを促すものだ。
直近の動きの中でもドル円は101円の底堅さを確認したことで円売りの動きが強まり始めている。ただ、102円付近には52週移動平均線や週足一目の雲の下限が上値を抑えており、その手前では纏まった売りが並んでいるといわれる。
101円から102円のレンジ取引を繰り返す事で利益を積み増していく。

ドル円予想レンジ:101円80銭~101円35銭

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[ポンド円]17時半前後の投機的な動きに注目

(ポンド円日足)

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(ポンド円時間足)

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昨日の17時半には英国中銀金融政策委員会MPCの議事録要旨が公開された。発表直前から思惑的なポンド買いが先行。結果は利上げを示唆する意見が聞かれなかったことから利益確定の売りが強まった。東京時間にはユーロオージーやユーロポンドといったユーロクロスの活発な取引が行われたことからポンドも投機筋の対象となっている。英国経済指標のほとんどが欧州明けの時間帯となる17時半に発表されることから投機筋は待ち構えているようだ。
今日も17時半に英6月小売売上が発表される。予想は+0.3%と前月の-0.5%から改善が見込まれる。昨日は利上げ期待からの買いが先行し、結果で売りを出している。
発表前のポジションを発表後に解消するといった動きが目立つ。最終的にポンドは利上げ観測からの買いの動きは継続しているものの、短期的に上下に動き易くなっている。
172円ミドル下にはボリンジャーバンドの下限やフィボナッチ50%戻しがサポートされることから、その手前では買いから入りたい。

ポンド円予想レンジ:173円60銭(50%)~172円50銭(50%)

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[豪ドル米ドル]ダブルトップ形成か

(豪ドル米ドル日足)


昨日発表された豪州4-6月期CPIは予想通り0.5%と予想と一致。しかし、変動率の高いものを除いたトリム平均値は0.8%と予想の0.6%を上回ったことから豪ドルは対ユーロで買いが入り対ドルでも上昇。その後も豪ドルは底堅い動きが続いている。
今朝方発表されたニュージーランド中銀RBNZ声明でNZドル高に対するけん制発言があったことでNZドルは急落。豪ドルもそれに引き攣られて下落した。これまでRBAは豪ドルレベルに対するけん制的な発言が多かったことで共鳴したようだ。しかし、実際には関連性は低く、市場の流動性から見ると寧ろ豪ドル買いNZドルクロスの動きが強まるとみる。豪ドルは昨日の上昇後の安値となる0.9430付近で買いを入れておきたい。
レジスタンスは7月10日に付けた高値0.9450付近がボリンジャーやパラボリックも位置していることから意識される。
ただ、買いの勢いは依然として強く、今年最高値となる0.95ドル付近が最も意識されるが、このレベルでは口先介入なども含め高値警戒感が強まる。この手前で折り返すようであればダブルトップを形成し予想以上の下落に注意したい。

豪ドルドル予想レンジ:0.9500(今年最高値付近)~0.9430

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[全般]落ち着きを取り戻しリスク志向へ

連休明け東京市場では株式市場の上昇を受け円売りの動きが強まるなど、ウクライナ情勢への懸念も徐々に後退。欧州市場に入るとユーロ売りポンド買いの動きが強まるなど、投機的な動きも含め取引が活発化し始めている。
NY時間に発表された米6月CPIコア指数が予想を若干下回ったことでドル売りが強まり、長期金利が低下。しかし、その後発表された中古住宅販売件数が504万件と予想の499万件を上回り3か月連続の上昇となり再びドルは上昇。米経済指標に素直に反応し始めているということはリスク回避の動きが後退したとみることもできる。
ウクライナの新ロシア派がマレーシア旅客機原因究明に協力する姿勢を示したことで、ロシアへと欧米の緊張が後退。為替市場では豪ドルや南アランドなどリスク通貨買いの動きが目立ち始めている。一方、ユーロやポンド、そして円売りの動きが目立ち始めた。
今日は特に注目材料はないものの、世界の株価上昇に伴い更にリスク志向が高まるとみている。ただ、地政学的リスクが終わったわけではなく、市場には不安感が漂う中でイスラエルやウクライナ情勢に関する突発的なニュースで乱高下しやすく、注意が必要だ。
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[米ドル円]底値の堅さを確認

(米ドル円日足)


(米ドル円週足)

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連休明け東京市場ではマレーシア航空機の撃墜でも101円の底値をブレークできなかったことなどから、ドル円の底堅さをあらためて確認されたことでドル円の買いが進行。日経株価の上昇とともに円売りの動きを支えた。
NY時間に発表された米CPIが予想を下回ったことでドル売りが強まり一時101円35銭まで下落。目先のドルロングが振り落とされた格好となり、その後発表の中古住宅販売が予想を上回ったことを機に再び上昇に転じた。その後引けにかけて売りも見られたが、所々でポジション調整が入っていることもあり上値の抵抗はそれ程ないとみる。
日足チャートでは102円に200日MAと一目の雲の下限が上値を抑える。また、週足チャートでも雲の上限と転換線が同じ102円付近に位置する。一方、52週線の101円15銭が強いサポートとなっている。今日は日足一目の雲のねじれが生じることから、変化日になるか注目。もう一段の上値を試す展開が予想されるが、102円を超えるのはかなり難しい。


ドル円予想レンジ:101円80銭~101円35銭
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[ユーロ円]今年安値を意識

(ユーロ円日足)




(ユーロ円30分足)

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投機筋の動きがユーロを中心に活発化し始めている。ドルの方向感がみられないこともあり、追加緩和の動きが継続するユーロ売りに投機筋に狙われたようだ。
アジア市場ではユーロ買いの動きが強まったところで欧州に入るとカウンター的に売りが強まった。対ドルで今年最安値となる1.3478付近にある損切を誘う動きが強まると、対円でも売りが散見。オプション絡みの売りがあったといわれるが、投機筋のターゲットにされたようだ。ユーロ円は2月4日に付けた今年安値となる136円24銭を意識。今日はこのレベルを試す展開が予想される。相場の方向やトレンドの強さをみるDMIでは下降の可能性を示す-Dが上昇し、その強さを示すADXも上昇している。これはボリンジャーバンドの下限でバンドウオークが始まるトレンド形成を示していることを示す。
ただ、136円60銭付近で纏まった買いが並んでいるとの噂もある。
このレベルを超えるとすれば東京ではなく欧米市場に期待したい。

ユーロ円予想レンジ:137円10銭~136円25銭(61.8%)

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[豪ドル円]豪ドル円直の買いが散見

(豪ドル円日足)


(豪ドル円時間足)

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連休明け東京市場が始まり日経平均株価の上昇に伴い、リスクオンの動きが強まった。リスク通貨である豪ドルに日本勢を中心に対円でも買いが散見された。ウクライナ情勢への懸念も徐々に後退したことで買い戻された観もある。ただ、地政学的リスクは依然として燻る中で長期的な投資目的としての豪ドル買いは今の段階では考えられない。短期的な動きとしてみた方がよいだろう。豪州サイドから豪ドル高に対するけん制的な動きが目立つことから高値圏では警戒感が強まる。7月15日に付けた高値と昨日は面合わせたところで売りが強まった。このレベルを超えられないとなれば短期的にダブルトップを形成することになる。逆に、上値を超えることが出来れば96円を目指す展開とみる。


豪ドル円予想レンジ:95円70銭(61.8%)~94円95銭(50%)

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[全般]地政学的リスクに対する冷静な動き

昨日は東京市場が休場となり薄商いの中でマーケットは比較的冷静な動きを保持するなど、ボラティリティーは相変わらず低調に推移した。
週明けのアジア市場では週末のウクライナ情勢に進展が見られなかったことで円高が進んだ。欧米市場でも地政学的リスクへの高まりから株価の下落が目立ったものの、大幅下落にはつながらず、比較的冷静な動きを保っている。
ウクライナのマレーシア機の撃墜された現場では新ロシア派が調査の妨害を行っていることから、米国はロシアのプーチン大統領の責任に言及。プーチン大統領はウクライナが停戦を拒んだことを非難するなど責任のなすり合いが目立つ中で株価の下落につながった。
総合的にみるとロシアに対する国際的な非難が高まり始めており、ロシアは世界を敵に回すことを回避するとの見方が強いようだ。そうなれば、ウクライナ情勢は寧ろ沈静化に向かうことになりリスク回避の動きが後退する。しかし、それがいつになるかは誰も今の段階では分からない状況下で、イスラエルでも死者が増えるなどリスクオフの動きは暫く継続するとみる。
それでも、市場のボラティリティーは再び低下しており、こう着状態の中で短期の投機的な動きが強まるとみる。特に、ユーロクロスやポンドなどの動きに投機的な玉が入りやすくなっている。
今日のNY市場では米国6月CPIや中古住宅販売件数が発表されるが、指標自体の結果よりも、その前後で投機筋の動きに注意したい。大きくどちらかに振れたとしても元のレベルに戻る往って来いとなりそうだ。

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[米ドル円]底値の堅さを確認

(米ドル円時間足)

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マレーシア航空機が撃墜されたにも拘らずドル円は101円台を割り込まなかったことで市場はドル円の底堅さを再確認した格好となった。
週明けの東京市場では週末にイスラエルの死傷者が増加し、ウクライナ情勢を巡っては責任のなすり合いなどから情勢は悪化。ドル円は上値の重い展開で始まった。しかし、101円20銭付近には纏まった買いが並んでいたとの情報もありじりじりと値を戻した。
NY市場では株式市場が軟調な地合いで始まったものの、ドル円は底堅い動きとなった。
4-6月期の米国企業業績では好調な結果を示すものが多く、地政学的リスクの高まりがなければ寧ろリスクオンの動きが強まっていたとみることが出来る。地政学的リスクは一時的なものであり、いずれ沈静化するとみればドル円の安値は買い場とみることもできる。ただ、積極的な円売りを仕掛ける段階でもなく、レンジの上限でもある101円後半を試す展開が予想される。

ドル円予想レンジ:101円65銭(76.4%)~101円20銭

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