ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2014-07

[全般]米国経済への期待一気に高まる

独立記念日の金曜日前に前倒しして発表された6月米雇用統計は久しぶりのビッグサプライズとなりドルは全面高となった。
注目された6月米雇用統計は非農業部門雇用者数が28.8万人と予想の21.5万人を大幅に上回った。また、失業率も6.1%と予想の6.3%を2ポイント下回り5年9か月ぶりの低水準まで低下した。更に、4月の雇用者数も28.2万人から30.4万人に上方修正するなど、米雇用市場の好調さを示すものとなった。内容的にみると賃金上昇率が2%と予想の1.9%を超え、労働参加率も62.8%と前回と同様のレベルとなるなど落ち着いた動きとなった。
しかし、これだけ雇用者数が増加したことを考えると、労働参加率が変わらないとしても実際には確実に労働人口が増加していることになる。失業率もこれでリーマンショック前のレベルに戻るなど、明らかに米国雇用市場の改善が示される結果となった。
これを受け、米長期金利は一時2.68%台に乗せドルが全面高となった。また、この日はECB理事会が同時に開かれドラギ総裁の記者会見と雇用統計の発表が重なり、市場は神経質な展開も見られた。ドラギ総裁はユーロ圏経済の低迷と低金利は通貨に影響を与えると発言。ユーロ安誘導ともとれる内容となったことで、ドル高と相まってユーロは対ドルで大きく下落した。
今回の雇用統計の結果を受けFRBがゼロ金利解除の時期を想定された来年後半から早めるとの見方が広がり始めている。
昨日のNY後場から休場となったことから、今日は値動きがこう着する可能性が高いものの、ドルの底堅さは継続するとみる。
来週の連休明けNY市場が更に株高や金利上昇がみられるようであれば更なるドル高が進むことになる。来週から米国企業決算発表が始まるが、好調な結果が示されるとの見方もあり、そのためにも押し目のドルを仕込んでおく必要がありそうだ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]金利差拡大のドル円買い

(米ドル円日足)


(米ドル円時間足)

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米国雇用統計で雇用者数の予想以上の増加と失業率の低下によりゼロ金利解除時期が早まるとの思惑が広がった。長期金利は2.58%台に乗せるとドル全面高となりドル円は101円90銭付近から一気に102円20銭台に乗せてきた。その間殆ど出あいはなく窓の空いた状態となっている。NY市場はこの日独立記念日を控え午後が休場となったことから、結果的に窓埋めもなく高値もみ合いで引けてきた。今日はNY市場が休場ということから市場参加者が少なくなる中で一時的に窓を埋める動きが強まる可能性がある。NYダウは1万7千ドル台に乗せ、来週は米決算発表などから更なる株価上昇が期待される。
ドル円の押し目があれば拾っておきたい。下値目途としては一目の基準線102円ちょうどや38.2%戻しとなる101円80銭近辺になる。

ドル円予想レンジ:102円40銭(76.4%)~102円00銭(基準線)

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[ユーロ米ドル]売り材料出尽くし

(ユーロ米ドル日足)


(ユーロ米ドル時間足)

EUR_USD_20140704_jikanashi.jpg


昨日のECB理事会後のドラギ総裁記者会見と米雇用統計が重なったことで予想以上にユーロ売りが強まった。
米雇用統計で雇用者数と失業率双方が予想以上に好調な結果となったことでドルが全面高となりユーロは一気に下落。その後ドラギ総裁記者会見でユーロ圏経済の低迷と低金利は通貨に影響を与えるなど、ユーロ安誘導ともとれる発言から更なるユーロ売りが強まった。また、総裁は必要なら金利操作以外の金融政策など、場合により追加緩和に踏み切る構えを示した。しかし、これらはある程度予想されたもので売り材料はほぼ出尽くしたとみる。
ドル高の動きは残るものの、今日はNY市場が休場ということもあり欧州市場で一部ユーロの買い戻しの動きが出るとみる。昨日はユーロポンドやユーロカナダなどの売りが強まり、その反動が入る可能性がある。ここから一段の下げは難しく、短期的に買いで攻めてみたい。

ユーロドル予想レンジ:1.3630(50%)~1.3580(61.8%)

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[豪ドル円]スティーブンス総裁のけん制発言

(豪ドル円日足)


(豪ドル円時間足)

AUD_JPY_20140704_jikanashi.jpg


東京時間に発表された豪州5月小売売上や住宅許可件数では豪ドルへの影響は見られなかった。しかし、この日はRBAスティーブンス総裁が講演で豪ドルが過剰評価されているとしたけん制発言。更に、金利に関して手段が残されているといった利下げの可能性を示唆する内容となったことで豪ドルは一気に下落。米雇用統計発表を控えていたものの、激しい動きが展開された。米雇用統計が予想以上の好調な結果となったことで発表直後豪ドルが対ドルで大幅下落となり豪ドル円も攣られて下落。その後、株価の上昇などからリスクオンの円売りが強まり買戻しの動きもみられた。ボリンジャーバンドの幅が縮小してきたことで値動きは徐々に狭くなり始めている。下限バンドの位置する95円付近は6月に入ってから強いサポートになっている。
スティーブンス総裁発言はこれまでと大きな違いはなく、タイミング的なものとみる。
潜在的な豪ドル買い意欲は強く、目先の下値は近いとみる。

豪ドル円予想レンジ:95円90銭(50%)~95円00銭(BB下限)

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業務内容 : 第一種金融商品取引業
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