ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2014-07

[全般]連休明けのNY市場に期待

先週は金曜日が米国独立記念日となり、米雇用統計発表が一日前倒しされ木曜日に発表された。その結果は予想を大きく上回る雇用者数の増加と失業率の低下など好調な結果からドルが全面高となった。懸念された労働参加率や平均賃金は前月とほぼ横ばいとなったものの、全体のパイが拡大した分だけ雇用環境は改善されたとの見方が強まった。統計発表後のNY後場は休場となり米国勢は連休入りのためポジションの偏りは余りないとみられる。
連休明けのNY市場では改めて米国雇用統計の改善が好感されるとみる。また、今週は米国企業決算の発表が始まり、全般に堅調な企業業績が予想されるだけにリスクオンの動きが強まるとみる。また、今週は米国債入札も実施されることから長期金利の上昇が株価やドルの波乱要因になる。先週の米10年債利回りは一時2.69%近くまで上昇した後2.64%まで押し戻されて引けるなど、金利は今のところ抑えられた状態だ。
今週はFOMC議事録が発表されるほか、複数のFRB幹部による講演が行われる。先週の雇用統計の結果を受けゼロ金利解除時期の前倒しなどの話が出るようであればドル金利上昇に伴うドル高の動きが強まるとみる。特に、新しく就任したフィッシャーFRB副議長の発言には注意したい。前回のFOMCでタカ派の意見を抑えたといわれるだけに、ハト派的な意見が聞かれるか注目。一方、金利上昇が進むようであれば株価の上値が抑えられリスクオフからの円買い戻しにもつながりかねない。
今週は高値警戒感の高まるクロス円の動きに注意したい。利上げ期待から高値を更新し続けているポンド円やカナダ円に対し、けん制発言や緩和政策継続期待などにより豪ドルやユーロは高値警戒感が強まる。中国重要経済指標の発表やBOE政策会合など各クロス円の選別が強まる可能性が高い。
一先ず、好調な雇用統計の結果をどう消化するのか、連休明けのNY勢の動きは今後の相場のセンチメントを占ううえで注目したい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[米ドル円]こう着状態から脱せず上値限定的

(米ドル円日足)

USD_JPY_20140707_hiashi.jpg

先週は週初に101円23銭まで下落し、週足42週移動平均線の位置する101円10銭を下抜けするかと思われた。しかし、米雇用統計やECB理事会を控え下値トライは時間切りとなり買戻しが強まり101円ミドルまで上昇。米国雇用統計が予想を大きく上回る好調な結果となったことでドル円は102円25銭まで上昇。その後は独立記念日のため米国休場となることから中途半端な形で先週は引けてきた。ここまで強い数字が出たにも拘わらずドル円の上昇幅が小さいことが今のこう着したドル円の動きを表わしている。
米長期金利は一時2.68%台を付けたことでドルも全面高となり、同時に株式市場もNYダウは初の1万7千ドル台に乗せるなど、株式市場も堅調な地合いで終了。完全に雇用統計の結果を消化しきれずに引けたことで、今週連休明けのNY市場の株式債券市場の動向が今週の流れを決める可能性が高い。先週の流れを引き継ぎドル円はもう一段上値を試す展開を予想する。しかし、株価上昇によるクロス円の買いも高値圏で推移していることから、株価の下落が強まれば円の調整的な買戻しの動きが入るとみる。

今週のドル円予想レンジ:102円80銭~101円40銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[ユーロ米ドル]売り材料出尽くし

(ユーロ米ドル日足)

EUR_USD_20140707_hiashi.jpg

(ユーロ米ドル時間足)

EUR_USD_20140707_jikanashi.jpg

先週はECB理事会後のドラギ総裁記者会見と米雇用統計発表と重なったことから、それらイベント前にユーロは対ドルだけではなく対カナダ、ポンド、豪ドルといったクロスの巻き戻しの動きが目立った。結果的に雇用統計発表前のレベルがニュートラルに近いレベルとみられる。雇用統計発表でドルが全面高となったことからユーロドルは1.36ドル付近まで下落。その後、ECB理事会後のドラギ総裁記者会見で「ユーロ圏経済の低迷と低金利は通貨に影響する」と発言するなどユーロ安誘導ともとれる内容から上値が抑えられユーロの買い戻しの動きはなくほぼ安値圏で先週は引けた。結局1.37ドルの上値を超えられなかったことから目先の上値の重さを確認。
ボリンジャーバンドの中心線を下回って引けたことで下限バンドの位置する1.35ドル付近を目指した動きが強まるとみる。このレベルは6月5日のECB理事会で追加緩和を決定した時の安値と重なる。

今週のユーロドル予想レンジ:1.3700~1.3500(6月5日安値)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[豪ドル米ドル]雲のねじれで反転か

(豪ドル米ドル日足)


(豪ドル米ドル時間足)

AUD_USD_20140707_jikanashi.jpg


先週行われたRBA会合では強い豪ドル高に対するけん制がなかったことや、年末には力強い成長を示すといった声明により豪ドルは上昇。今年最高値となる0.95ドル台に乗せた。しかし、その後スティーブンスRBA総裁から豪ドル高に対するけん制発言が出たことで反落。更に、米雇用統計が予想以上の改善を示したことで米ドル買い豪ドル売りが進んだ。
今週は連休明けの米国市場では米企業決算発表が始まり、好業績が期待される。先週の雇用統計の結果FRBがゼロ金利解除時期を前倒しするとの見方が一部で浮上。長期金利が上昇すればドル買い豪ドル売りが進む可能性がある。ただ、市場には長期間緩和政策を継続するとの見方が主流であり金利の上昇も限定的とみる。寧ろ、リスクオンからの豪ドル買いは根強く、株価が高値を更新することで再び買い意欲は高まりそうだ。
0.93付近の一目の雲の上限が目先のサポートとみる。雲のねじれの生じる7月9日前後が反転の時期になるか注目される。

今週の豪ドルドル予想レンジ:0.9410(50%)~0.9280(76.4%、雲の下限)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

 | HOME | 

注意喚起

当社の取扱う店頭外国為替証拠金取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、為替レートの変動等による損失発生の可能性があります。さらに、レバレッジ効果(想定元本と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や為替レートの変動等によって注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等、元本を上回る損失発生の可能性があります。特に、マイナー通貨(流動性の低い通貨)の取引をされる場合、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。加えて、スワップポイント(通貨間の金利差調整額)においては通貨ペアやポジションの状態(売りまたは買い)によっては、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。 取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなります。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、通常は売りレートより買いレートの方が高くなります。また、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、想定元本(為替レート×取引数量)× 4%以上の額となり、レバレッジは、想定元本÷必要証拠金で算出されますので最大25倍となります。法人のお客様の必要証拠金は、為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。 為替リスク想定比率は、通貨ペアごとに異なり、当社では、原則として一般社団法人金融先物取引業協会が金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第27項第1項に規定される定量的計算モデルを用いて算出する数値を利用します。なお、為替リスク想定比率は、原則として1週間ごとに見直しが行われ、レバレッジは、為替リスク想定比率の逆数(想定元本÷必要証拠金)となりますので、1週間ごとに変動します。

店頭バイナリーオプション取引「LION BO」は、判定時刻の為替レートが、当社の設定した最大7本の権利行使価格から、お客様が選択された権利行使価格よりも、上昇するか下降するかを予想するヨーロピアンタイプのラダーバイナリーオプション取引です。最大損失額は、オプションの取得対価の全額となります。取引単位は1ロット(1ロット当たりの価格は0~1,000円)、1回の取引あたりの最大取引単位は50ロットとなります。手数料は無料です。オプションの購入後において、取引をキャンセルすることはできません。購入したオプションを取引可能期間前に清算(売却)をすることはできます。但し、購入価格と清算価格にはスプレッドがあり、清算時に損失を被る可能性があります。「LION BO」は投資額に比べて大きな利益を得る可能性がある反面、投資元本の保証はなく、お客様にとって為替レートが不利な方向に変動することにより投資元本の全てを失う可能性のあるリスクが高い金融商品です。

当社の取扱う店頭CFD取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、原資産の価格の変動や為替レートの変動等による損失発生の可能性があります。さらに、レバレッジ効果(想定元本と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や金融市場、為替相場の変動等によって注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等、元本を上回る損失発生の可能性があります。特に、流動性が低下している状況では、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。また、株価指数、ETF(上場投資信託)、ETN(指標連動証券)を原資産とするCFD取引は、金利調整額(買建玉を保有している場合は支払い、売建玉を保有している場合は受取り)が発生しますが、金利調整額は、金利水準が各国の経済事情や政治情勢等様々な要因を反映するため変動するので、売建玉を保有している場合でも、マイナス金利となる際は、当社への支払いとなります。加えて、配当金・分配金の各権利確定日の取引終了時点で建玉を保有していた場合、これらの権利調整額が建玉に発生します。一般に権利調整額は買建玉を保有している場合は受取り、売建玉を保有している場合は支払います。一方、原資産となる株価指数自体が配当金を考慮している指数の場合等は、使用するリクィディティプロバイダーによっては、権利調整額は売建玉を保有している場合は受取り、買建玉を保有している場合は支払います。この他、商品先物を原資産とするCFD取引は、当社が定める日の未決済ポジションに対して当社が定めた価格調整額が発生します。原資産にコーポレートアクションが発生した場合は、当社は決済期日を定めた上で新規取引を停止する場合があります。建玉を決済期日までに決済されなかったときには、当該建玉は当社の任意で反対売買により決済されます。 取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなります。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、通常は売りレートより買いレートの方が高くなります。また、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、原則、想定元本(基準値×1.1×取引数量×1Lotあたりの取引単位×円転換レート)× 株価指数CFDの場合10%・債券CFDの場合2%・その他有価証券CFDの場合20%以上の額となり、レバレッジは、想定元本÷必要証拠金で算出されますので、それぞれ最大10倍・50倍・5倍となります。

当社は、インターネットを通じて店頭外国為替証拠金取引、店頭バイナリーオプション取引および店頭CFD取引サービスをご提供しておりますので、お客様のパソコン・インターネット環境や当社のシステムに不具合が生じた場合等、取引ができなくなる可能性があります。また、お客様の取引の相手方は当社(相対取引)となっており、取引所取引とは異なります。お客様におかれましては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。



商号 : ヒロセ通商株式会社
業務内容 : 第一種金融商品取引業
登録番号 : 近畿財務局長(金商)第41号
加入協会等 : 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)
    日本証券業協会 日本投資者保護基金

 

岡安盛男のもりもりトレード情報!



新規口座開設はこちら

口座開設バナー


LION FX経済カレンダー信託保全確定申告について各国情報Q&A
初めてのFX
連絡先

カテゴリー

プロフィール

ヒロセ通商

Author:ヒロセ通商
毎日の売買ポイント
●ファンダメンタルズ
●テクニカル

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する