[全般]連休明けのNY市場に期待
連休明けのNY市場では改めて米国雇用統計の改善が好感されるとみる。また、今週は米国企業決算の発表が始まり、全般に堅調な企業業績が予想されるだけにリスクオンの動きが強まるとみる。また、今週は米国債入札も実施されることから長期金利の上昇が株価やドルの波乱要因になる。先週の米10年債利回りは一時2.69%近くまで上昇した後2.64%まで押し戻されて引けるなど、金利は今のところ抑えられた状態だ。
今週はFOMC議事録が発表されるほか、複数のFRB幹部による講演が行われる。先週の雇用統計の結果を受けゼロ金利解除時期の前倒しなどの話が出るようであればドル金利上昇に伴うドル高の動きが強まるとみる。特に、新しく就任したフィッシャーFRB副議長の発言には注意したい。前回のFOMCでタカ派の意見を抑えたといわれるだけに、ハト派的な意見が聞かれるか注目。一方、金利上昇が進むようであれば株価の上値が抑えられリスクオフからの円買い戻しにもつながりかねない。
今週は高値警戒感の高まるクロス円の動きに注意したい。利上げ期待から高値を更新し続けているポンド円やカナダ円に対し、けん制発言や緩和政策継続期待などにより豪ドルやユーロは高値警戒感が強まる。中国重要経済指標の発表やBOE政策会合など各クロス円の選別が強まる可能性が高い。
一先ず、好調な雇用統計の結果をどう消化するのか、連休明けのNY勢の動きは今後の相場のセンチメントを占ううえで注目したい。
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[米ドル円]こう着状態から脱せず上値限定的

先週は週初に101円23銭まで下落し、週足42週移動平均線の位置する101円10銭を下抜けするかと思われた。しかし、米雇用統計やECB理事会を控え下値トライは時間切りとなり買戻しが強まり101円ミドルまで上昇。米国雇用統計が予想を大きく上回る好調な結果となったことでドル円は102円25銭まで上昇。その後は独立記念日のため米国休場となることから中途半端な形で先週は引けてきた。ここまで強い数字が出たにも拘わらずドル円の上昇幅が小さいことが今のこう着したドル円の動きを表わしている。
米長期金利は一時2.68%台を付けたことでドルも全面高となり、同時に株式市場もNYダウは初の1万7千ドル台に乗せるなど、株式市場も堅調な地合いで終了。完全に雇用統計の結果を消化しきれずに引けたことで、今週連休明けのNY市場の株式債券市場の動向が今週の流れを決める可能性が高い。先週の流れを引き継ぎドル円はもう一段上値を試す展開を予想する。しかし、株価上昇によるクロス円の買いも高値圏で推移していることから、株価の下落が強まれば円の調整的な買戻しの動きが入るとみる。
今週のドル円予想レンジ:102円80銭~101円40銭
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[ユーロ米ドル]売り材料出尽くし


先週はECB理事会後のドラギ総裁記者会見と米雇用統計発表と重なったことから、それらイベント前にユーロは対ドルだけではなく対カナダ、ポンド、豪ドルといったクロスの巻き戻しの動きが目立った。結果的に雇用統計発表前のレベルがニュートラルに近いレベルとみられる。雇用統計発表でドルが全面高となったことからユーロドルは1.36ドル付近まで下落。その後、ECB理事会後のドラギ総裁記者会見で「ユーロ圏経済の低迷と低金利は通貨に影響する」と発言するなどユーロ安誘導ともとれる内容から上値が抑えられユーロの買い戻しの動きはなくほぼ安値圏で先週は引けた。結局1.37ドルの上値を超えられなかったことから目先の上値の重さを確認。
ボリンジャーバンドの中心線を下回って引けたことで下限バンドの位置する1.35ドル付近を目指した動きが強まるとみる。このレベルは6月5日のECB理事会で追加緩和を決定した時の安値と重なる。
今週のユーロドル予想レンジ:1.3700~1.3500(6月5日安値)
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[豪ドル米ドル]雲のねじれで反転か


先週行われたRBA会合では強い豪ドル高に対するけん制がなかったことや、年末には力強い成長を示すといった声明により豪ドルは上昇。今年最高値となる0.95ドル台に乗せた。しかし、その後スティーブンスRBA総裁から豪ドル高に対するけん制発言が出たことで反落。更に、米雇用統計が予想以上の改善を示したことで米ドル買い豪ドル売りが進んだ。
今週は連休明けの米国市場では米企業決算発表が始まり、好業績が期待される。先週の雇用統計の結果FRBがゼロ金利解除時期を前倒しするとの見方が一部で浮上。長期金利が上昇すればドル買い豪ドル売りが進む可能性がある。ただ、市場には長期間緩和政策を継続するとの見方が主流であり金利の上昇も限定的とみる。寧ろ、リスクオンからの豪ドル買いは根強く、株価が高値を更新することで再び買い意欲は高まりそうだ。
0.93付近の一目の雲の上限が目先のサポートとみる。雲のねじれの生じる7月9日前後が反転の時期になるか注目される。
今週の豪ドルドル予想レンジ:0.9410(50%)~0.9280(76.4%、雲の下限)
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
取引にあたっては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。
商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
業務内容 | : | 第一種金融商品取引業 |
登録番号 | : | 近畿財務局長(金商)第41号 |
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