ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2014-07

[全般]米長期金利安定で他通貨取引に注目

材料難のなかで市場は未明に公開されるFOMC議事録に注目が集まった。
東京市場では前日のNY株式市場の下落と長期金利低下の流れを継ぎドル円は上値の重い展開で始まった。しかし、決定的な材料もなく市場はNY時間に発表のFOMC議事録を控え慎重な動きが続いた。欧州市場に入ると米長期金利が上昇に転じたことでドルの買戻しの動きも散見。しかし、NY市場が始まったところで再び長期金利が低下したことでユーロの取引が急速に活発となり対ドルだけではなく豪ドルやポンド等の動きも目立った。
注目のFOMC議事録では見通しが維持されれば10月のFOMCで量的緩和終了とした内容に株価が下落し金利は上昇。ドル買いが強まる場面も見られた。しかし、「出口戦略についての議論が速やかな実施を意味するものではない」としたことで長期金利は低下し株価は上昇。ドル売りが再び強まるなど、市場の緩和政策継続への見方に変化は見られない結果となった。FRBはいずれ実施するゼロ金利解除に向けて大きな衝撃を与えないように少しずつ小出しにしながら市場の様子を伺っているようにみえる。そうなると、金融政策の転換が示唆されると思われる10月の量的緩和終了前の9月のFOMC会合まではドルの金利は抑えられるとみることができる。そうなれば、当面金利面から見たドルの上値は重くなるとみてよいだろう。ドルがこう着するようであれば、市場はユーロやポンド、豪ドルといった通貨取引に集中する可能性が高まる。
今日は英国BOE政策会合が発表される。これまで利上げ期待の高まりから買われていたポンドだけに注目が集まる。また、中国の貿易収支や豪州雇用統計の発表などからアジア市場では豪ドル取引が活発になりそうだ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]ドル金利低下で上値抑えられる

(米ドル円日足)

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東京市場では日経平均株価の下落が強まるとの見方から朝方ドル円は一時101円44銭の安値を付けた。しかし、後場に入ると株価の下げ渋りやFOMC議事録公開を控えじりじりと買い戻しの動きが強まった。欧州市場でも米長期金利の上昇に伴いドル全般に買いが強まり底堅い動きのなかFOMC議事録が公開された。量的緩和が10月に終了する見込みであることや、出口戦略の議論がなされたといった内容でドル円は101円85銭まで上昇。
しかし、出口戦略についての議論が速やかな実施を意味しないとしたことで今度は一転して下落した。結果的にマーケットはFRBに対して当面緩和政策を維持するとの見方が強まり長期金利は当面抑えられると判断。
これまでサポートとされた200日移動平均線の101円80銭付近が今度はレジスタンスになったことで、目先は下値のリスクが高まる。

ドル円予想レンジ:101円90銭(BB中心線)~101円30銭(BB下限)

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[ポンド米ドル]BOE政策会合とユーロ

(ポンド米ドル日足)

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先日発表された英国5月鉱工業生産と製造業生産が予想を大きく下回ったことでポンドは急落。利上げ期待が高いだけにポジションの巻き戻しが入った。しかし、利上げへの期待は根強く売りも一時的なものとなり、昨日のFOMC議事録公開後再び上昇に転じた。
ただ、ユーロポンドの買い戻しなどもあり上値も1.72手前で抑えられている。
今日のBOE会合では利上げ時期が近付いていることが示されるとの見方もあり、そうなればポンドは一気に1.72の大台を超えていく可能性が高い。反対に、利上げに慎重な考えが示されたとしても長期的な見方に変化はなく、下げたところでは押し目買いが入るとみる。
また、米長期金利の低下がポンドの下支えとなる。
いずれにしても、上昇トレンドに変化はなく調整の売りが終わったところでは買いを仕込んでおきたい。

ポンドドル予想レンジ:1.7200~1.7060(23.6%)

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[豪ドル米ドル]豪州雇用統計で波乱含み

(豪ドル米ドル日足)


(豪ドル米ドル時間足)

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先週2日に発表された豪州貿易収支が予想を下回ったことで豪ドルは下落に転じた。しかし、今週に入りその窓埋めの動きが入り始めた。昨日発表された中国PPIとCPIは予想を下回ったものの豪ドルへの影響は限定的となった。寧ろ、昨日はNY市場で公開されたFOMCの結果を受け米長期金利の低下から豪ドルは目先のレジスタンスとなっていた0.9415付近を抜けてきた。今日の10時半に発表の雇用統計では1.2万人増と前月の4800人減から改善が見込まれる。ただ、この雇用統計は毎回予想が大きく外れることが多く注意が必要だ。ただ、昨日の米長期金利の動向を見ても当面上昇の余地は少なく、ドルに対しては底型動きが期待できる。市場は依然として金余り状態が続くなかで相対的に金利の高い豪ドルの人気は根強い。

豪ドルドル予想レンジ:0.9460(BB上限、76.4%)~0.9380

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