ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2014-07

[全般]リスク回避の反動と他通貨取引に注目

先週はFOMC議事録公開によりフェッドの緩和政策継続期待から長期金利が低下しドル売りが進んだ。更に、ポルトガルの銀行信用不安拡大によるリスク回避の動きが強まり更にドル売り円買いの動きが強まった。しかし、ポルトガル信用不安はESFG独自の問題であり欧州全体に波及することはないとの見方が広がった。しかし、先週末の海外市場では今週のイエレン議長の議会証言や重要な米経済指標発表などを控え慎重な動きとなりユーロなど買い戻しの動きもみられなかった。今週はリスク回避によるその反動の動きが入るタイミングに注目が集まりそうだ。
先週は米国経済指標発表が殆どなくNYダウも1万7千ドル台に戻せずに終わるなど、調整の動きが継続中だ。今週は米小売売上やベージュブック、PPIや住宅着工など重要指標が相次ぐ。また、イエレン議長の議会証言にも注目が集まる。6月雇用統計が予想を上回る結果となったことを受けゼロ金利解除時期が早まる可能性が示唆されるかがポイントになる。しかし、雇用の質は依然として低迷しておりこれまでの緩和スタンスに変化はないとみる。
株式市場では企業決算発表が本格化するが、NYダウも高値警戒感もあり利益確定の売りが上値を抑えるとみており、長期金利も低めに推移しそうだ。
今週は週初に日銀政策会合が開かれるが、市場の注目は低く影響は限定的とみる。
一方、先週末に拡大したポルトガル信用不安拡大によるユーロ売りや円買いの反動が入るか注目が集まる。14日月曜日にはドラギ総裁が議会証言で金融不安に対する懸念がないことを示唆するようであればリスク回避の動きが急速に後退することになる。
また、今週は豪ドルやカナダドル、そしてポンドといった通貨にも注目したい。
RBA議事録の公開と中国GDPの発表で豪ドルの動きがアジア市場で活発になりやすい。
カナダではBOC政策金利発表、英国はCPIや失業率の発表に加えカーニー総裁の議会証言が行われる。
今週はこう着した米国や日本の金融政策から市場の注目は他の主要通貨に集まりやすくなっている。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。


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[米ドル円]下値目途の確認とその反発

(米ドル円日足)


(米ドル円週足)

USD_JPY_20140714_shuashi.jpg


先週のドル円は一方向に円高ドル安が進んだ。
先週のNY市場で株価が下落し長期金利が低下したことで、円高ドル安の動きから始まった。また、その後ポルトガルの大手銀行信用不安からのリスク回避の動きによる円買いも進みドル円は101円06銭まで売り込まれた。前週の米雇用統計発表後の102円台乗せの動きからの反動もあったのだろう。しかし、米長期金利は依然として低く抑えられておりドルの上値の重さは今週も継続するとみる。一方、ポルトガル不安もそろそろ後退し円売り戻しのタイミングに注目したい。下値目途としては今年2月と5月に付けた安値100円80銭付近の底堅さを確認すれば、新たな買いも出やすい。日銀会合への注目度は低く、寧ろイエレン議長の議会証言による米国株価と金利動向がカギになりそうだ。


今週のドル円予想レンジ:102円00銭~100円80銭
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[ユーロ米ドル]ポルトガルショックからの巻き戻しに注目

(ユーロ米ドル日足)


週初は米長期金利の低下によるドル売りが強まりユーロは底堅い動きで始まった。しかし、その後ポルトガルの大手銀行BESの信用不安からユーロ売りが強まり押し戻されてしまった。売り材料の出尽くし感があっただけに慌ててユーロを投げたという観がある。
しかし、ポルトガル当局はBESの信用不安はなく親会社であるESFG独自の問題としたことで欧州金融不安への拡大はないとした。不安感が徐々に後退するようであればユーロの買い戻しが強まるとみている。
本日月曜の26時からドラギ総裁の議会証言が始まり、ポルトガルに対する不安が否定されるようであれば買いのタイミングになる。
木曜日にはユーロ圏6月消費者物価改定値の発表も注目される。
米緩和政策の継続期待から米長期金利は低く抑えられており、今週はユーロ買い戻しの動きに期待が高まる。

今週のユーロドル予想レンジ:1.3700(38.2%、BB上限)~1.3570

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[カナダドル円]BOC政策会合でもう一段の下押しも

(カナダドル円日足)


(カナダドル円時間足)

CAD_JPY_20140714_jikanashi.jpg


先週発表されたカナダ6月雇用統計は新規雇用者数が-0.94万人と予想の2.0万人を大きく下回った。また、失業率も7.1%と予想の7.0%を上回りカナダドル売りが強まった。
前週に発表された米国雇用統計とは全く反対の結果となったこともあり、対ドルでカナダドル売りが強まった。
一方、先週発表されたカナダ住宅関連指標は概ね予想以上の改善を示しており、雇用の悪化と併せてカナダ中銀が今後の金融政策の行方に注目が集まる。
今週の水曜日はそのカナダ中銀BOC政策会合が開かれるが、市場は当面政策金利の1.0%を維持すると予想している。流れとしては売りが優勢の中で雇用に対する悲観的な内容となればもう一段の下押しもありそうだ。
米国は今年10月で量的緩和を終了しいよいよゼロ金利解除の方向に向かい始める。
日銀政策会合では2%物価見通しを堅持しており、円安要因とはなりにくい。寧ろドル円
の上値が重く今週は下値を試す展開も予想される。
カナダ円は6月上昇以前の上値抵抗線であった94円付近を再度試す展開が予想されるが、底値の堅さが確認されるようであれば反発のきっかけともなる。
ストキャスティクスは%Kが既に0に近づいており、%Dも今週中に%Kとクロスすると思われる。もう一段下押ししたところでは買いを入れておきたい。

今週カナダ円予想レンジ:95円00銭(38.2%)~93円80銭(61.8%)

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