ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2014-07

[全般]リスク後退による円売りと米長期金利の低迷によるドル安

週明け東京から欧米市場ではポルトガル金融不安も後退し全般にリスクオンの動きが先行し株高円安の動きが強まった。
特に材料はない中、ポルトガル国債利回りが急低下しリスクオフから買いの集まった金や円などから資金が再びリスクの高い通貨へとシフトし始めている。
欧州時間に入りポルトガル危機後退を背景に投機筋と見られる纏まった買いがユーロに入った。この日はドラギ総裁の議会証言があり、その前にショートカバーを入れたとの見方もあった。そのドラギ総裁証言では「必要に応じて一段の行動をとる用意がある」「ユーロ高は景気回復にリスク」などポルトガルに関する発言は特になく、これまでの内容を繰り返したことで市場への影響は見られなかった。
全般にリスク後退の動きから欧米の株価は上昇し円売りの動きが強まった。
今日は日銀会合後の黒田総裁記者会見とイエレン議長の議会証言に市場の注目は集まる。
黒田日銀総裁は追加緩和に関しては言及することはないと市場は見ており、為替市場への影響はないとみる。
また、イエレン議長発言に関しては米国の雑誌ニューヨーカーのインタビューで「我々が求める水準に経済が回復した後も異例の緩和は必要」と述べており、今回の議会証言でも緩和政策の継続を示すものと予想される。
結果的に低水準に抑えられている米国長期金利によるドル売りの動きは継続する一方で、リスクオンからの円売りの動きは当面継続することになりそうだ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。



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[米ドル円]リスクオンによる円売り優勢

(米ドル円週足)

USD_JPY_20140715_shuashi.jpg


(米ドル円時間足)

USD_JPY_20140715_jikanashi.jpg


週明け東京市場ではポルトガル問題への懸念が後退したことを背景にリスク回避後退による円買いの巻き戻しの動きがみられた。また、欧州市場が始まりユーロが対ドル対円で買いが入ったことからクロス円が全般に上昇。ドル円も101円ミドルへと押し戻された。
NY市場では株価3指数ともに堅調な動きで始まり、シティーの決算内容もよかったことから円売りの動きが更に加速。この日の高値となる101円61銭まで上昇した。
今日は黒田総裁記者会見が東京市場の引けたところで行われるが、市場の注目度は低く影響は限定的とみる。
NY時間にはイエレンFRB議長の議会証言が行われる。昨日の雑誌インタビューで景気回復後も緩和政策を継続するとの意向を示しているだけに、ドル買いの動きにはなりにくい。
ただ、昨日からの動きから見ると全般にリスクオンによる円売りの動きが優勢となりそうだ。
週足26週MAの102円10銭と52週MAの101円10銭のレンジのどちらかを超えない限りこう着状態は続く。


ドル円予想レンジ:101円80銭(61.8%)~101円40銭

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[ユーロ円]ドラギ総裁発言も売りに繋がらず

(ユーロ円週足)


欧州時間が始まると同時にユーロに纏まった買いが欧州金融機関から入り対円対ドルで一気に上昇。ユーロ円は137円後半から138円ミドルまで買いが入った。
この日はNY時間にドラギ総裁の議会証言がありポルトガル問題がユーロ圏に及ぼす影響は限定的といった観測もあり、その前に買いを入れてきたと思われる。ただ、この日の動きは対ドルだけではなく対円でも買いが散見されたことで、投機というよりも買い切りのリアルマネーが入ったとの観測もあった。そうなると、目先ユーロ円の底値は切り上がったとみることが出来ることから、下げも限定的とみる。
ドラギ総裁は「ユーロ高が景気回復にリスク」と発言したが市場への影響はなく、ユーロ売り材料に出尽くし感が漂う。ただ、積極的に買いを入れていくだけの材料もなく、欲を張らない程度に利食い売りを入れておきたい。
週足52週MAと一目の雲の上限が当面下値サポートになっている。


ユーロ円予想レンジ:138円80銭(週足転換線)~138円00銭
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[豪ドル円]RBA議事録公開で下落前の水準を試す

(豪ドル円日足)



先週後半に発表された豪州雇用統計では予想を上回る好結果となり発表後上昇した豪ドルだが、その後ポルトガルの信用不安により急落。その後はリスク回避の動きが後退したことで豪ドルの買い戻しがじりじりと入り始めている。
今日はRBA会合の議事録要旨が公開され、市場の注目が集まる。
7月1日の会合では住宅価格の上昇ペースが大幅に上昇していることや、年末には力強い成長を示すといった内容となった。同時に、豪ドル高に対する強いけん制内容も見られず豪ドルは上昇に転じたことで今回もその内容を踏襲するものと思われる。
ただ、市場は豪ドルが高値圏にいることから警戒感が強く、上げたところでは上値を抑えるとみる。
リスクオンの動きが強まる中で、目先は先週のポルトガルリスクによる下落の前のレベルとなる95円後半を試す展開が予想される。

豪ドル円予想レンジ:95円70銭(BB)~95円00銭(BB下限)
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