ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2014-07

[全般]FOMC、ADP、GDPによる変動リスク

相場の値動きが徐々に活発になり始める中、今日は米国重要指標の発表とイベントによる市場の変動リスクは更に高まるとみる。
昨日はドル円が7月7日以来の102円台に乗せるなど、こう着相場からの脱却の動きが見え始めている。また、米長期金利の低下によるドル売りの動きは見られず、寧ろユーロを中心にドル買いの動きが強まった。
EUがロシアに対し本格的な追加制裁を合意したことでユーロ売りが強まったことがドル買いを促す要因となった。一方、NY時間に発表されたケースシラー住宅価格が予想を下回ったものの、消費者信頼感指数は6年9か月ぶりの高水準となるなど強弱入り混じるものとなった。
ドル円はイベント前にもかかわらずドル買いの動きが強まるなど、市場はドル高への期待が徐々に高まり始めているように見える。
一方で、昨日のNY株式市場は下落して引けた。今日発表のFOMCやGDPといった重要イベントを前にポジション調整の売りが強まったとの見方が多い。

その注目のFOMCではイエレン議長の記者会見もなく市場への影響は限定的となりそうだ。一方、4-6月期GDPは前期の悪化からの反動で予想を上回る可能性もある。また、前期の上方修正が行われるようであればドル円の買いに拍車がかかりそうだ。
また、今日はADP雇用統計も発表されるが今週末発表の米雇用統計を占ううえで波乱含みの展開も予想される。先週発表された新規失業保険申請件数が8年5か月ぶりの低水準となったことで期待が高まるだけに、予想を下回ると一時的にドル売りを誘発する危険性もある。
いずれにしても、今日のNY市場では相場の値動きが激しくなるとみられ、これまでのドル円のこう着状態を脱することが出来るか注目される。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]こう着状態脱却の兆し

(米ドル円日足)

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7月7日ぶりに102円台に乗せ、NY終値ベースでも200日移動平均線の102円10銭を上回ったことで、ドル上昇の勢いは継続するとみる。
特に材料があったわけではないだけに、如何にドル円の買いが強いかを寧ろ示すものだ。
マレーシア旅客機の撃墜やポルトガル信用不安などが起きても101円を割り込むことが出来なかったということが買い安心感につながっている。
一目の雲を上に突き抜けたことや、途転のサインとなるパラボリックSARも売りから買いに転換したとみることが出来る。
昨日は102円を超えるまでにはかなり売りが並んでいたとみられ、102円を付けたところで一旦は下押しされた。しかし、欧米市場では再び102円台に乗せてからは一度も下回っていない。今日はFOMCや米GDP,ADP雇用統計等重要な指標やイベントがあり、荒っぽい展開が予想される。その中で102円の底堅さが確認されるようであればもう一段のドル円上昇が見込まれる。長いこう着状態から抜け出すことが出来るかの正念場といえそうだ。

ドル円予想レンジ:102円50銭(50%)~101円85銭
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[ユーロ米ドル]対ロ追加制裁によるユーロ売り

(ユーロ米ドル日足)



(ユーロ米ドル時間足)

EUR_USD_20140730_jikanashi.jpg

アジア市場でのユーロドルは下げ止まり感が強まり1.3445ドルまで上昇する場面も見られた。しかし、EUがロシアに対し本格的な追加制裁を実施することを合意したことを受けユーロ売りが再び強まり1.3405まで下落。そのまま安値圏で引けるなど上値の重い展開となった。日足でみると大きなヘッド&ショルダーがみられ、そのネックラインとなる1.35ドルを下回ったことで下落が加速。昨年11月に付けた安値1.33ドルが意識されている。
既に売り材料に出尽くし感もあり、一旦はネックラインに向けてプルバックが入るとみる。
今日のNY市場では重要イベントや指標が発表されることから、1.34ドルをバックにショートの巻き戻しの動きに乗ってみたい。

ユーロドル予想レンジ:1.3480(50.0%)~1.3400

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[豪ドル円]今年高値を試す展開も

(豪ドル円日足)



(豪ドル円時間足)

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豪ドルは高値警戒感からの売りが上値を抑える中でドル円が徐々に底値を切り上げていることから、そろそろ反転の兆しも伺える。
今年高値となる96円ミドルを超えられずにもみ合いが続く豪ドル円もそろそろ上値を試す展開が近づいているとみる。
ドル円が102円台に乗せてきたことでドル円のこう着状態からの脱却が始まるか注目。
ドル円がもう一段の上昇に転じるようであれば相対的に高い金利を求めた日本からの資金の流入が期待される。
一先ず、ボリンジャーバンドの上限となる96円40銭と今年高値96円50銭付近を超えられるかがポイントになる。
今日のNY時間に発表のFOMCやGDPなどの結果から株価の上昇につながるようであれば、リスクオンからの豪ドル円買いがどこまで進むか注目。
96円50銭を超えてくると新たな買いが入りやすくなるが、失敗すると再びもみ合いに入りかねない。


豪ドル円予想レンジ:96円30銭(BB上限)~95円55銭(38.2%)

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