[ポンド米ドル]MPC議事録の反対票に注目


昨日発表された英国7月CPIが-0.3%と予想の-0.2%を上回ったことでポンドは一気に下落に転じた。前日から買いが強まっていただけに目先のポンドロングの投げを誘ったようだ。NY時間に発表の米住宅着工件数や許可件数が予想以上に好調な結果となりドルが全面高になったものの、ポンドの上昇にはつながらなかった。それだけまだポンド売りのシコリが残っているとみることが出来る。
今日は前回のBOEにおける議事録要旨MPCが公開される。一部では現状の据え置きに反対の意見があったといわれ、そうであれば一時的に買い戻しが入る可能性がある。しかし、先週発表されたインフレレポートでは賃金見通しを大幅下方修正し、現在は利上げの時期ではないとした。また、ポンド高に対するけん制的な意見も強いだけにもう一段の下落リスクが燻る。
ポンドドル予想レンジ:1.6650(38.2%)~1.6490( 3月24日安値&BB下限)
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[豪ドル円]96円台上値はドル円次第

昨日の東京時間に発表されたRBA議事録では成長見通しにかなりの不透明感があることが指摘されていた。また、豪ドルは高水準であり労働市場には顕著な余剰があり失業率が低下するにはかなり時間がかかるとした。従来の内容とあまり変わらないとの判断から発表後は買われたがその後欧州市場にかけて再び押し戻された。しかし、欧米の株価の上昇が強まるとリスクオンから円売りが強まりNY市場ではこの日の高値となる95円93銭まで上昇後再び下落に転じている。96円台は今年4月以降何度か試したものの悉く押し戻されている。ドル円の103円台を明確に乗せてくるようであれば今年の高値となる96円50銭を試しに行くだろう。
豪ドル円予想レンジ:96円10銭~95円50銭(雲の上限、23.6%)
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[全般]米住宅市場への懸念と地政学的リスクの後退
先週末にウクライナ情勢の悪化から下落したドル円も警戒感が後退したことで値を戻す動きとなった。NY市場では8月のNAHB住宅市場指数が55と予想の53を上回ったことで株式市場が三指数ともに大きく上昇。先日のフィッシャーFRB副議長が住宅市場に対し懸念を示していただけに、今回の結果は週末のイエレン議長発言に対する期待が高まった。また、イスラエルとパレスチナが停戦延長で合意したことや、ウクライナの緊張緩和が株価やドルの下支えとなった。先週末に2.3%付近まで低下した米長期金利も2.4%近くまで上昇するなど、一時期の悲観的な見方も後退。市場参加者が徐々に戻り始めていることもあり、相場の安定感が増してきた。
週末のイエレン議長講演を控え、地政学的なリスクによる不安感は漂うものの、昨日の住宅指数で大きく反応するなど、米国経済指標に市場の注目が集まる。
今日は米国7月消費者物価と住宅着工件数の発表を控える。市場のセンチメントは変わりやすく、予想を下回ると今度は一気に悲観的なムードに変わりやすい。ただ、週末のイエレン議場講演待ちということもあり往って来いとなりやすく、後追いには気を付けた方がよさそうだ。
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[米ドル円]下値が切り上がる

お盆休みを終え市場参加者が戻り始めた東京市場では慎重なスタートとなった。先週末のウクライナ情勢の悪化から下落したドル円も緊張感が後退したことで底堅い動きとなった。
また、NY市場では株式市場が三指数とも大幅上昇となったことを好感。長期金利も2.39%まで上昇したことでドル買いの動きが強まりドル円は102円60銭まで押し戻された。先週の下落分をほぼ取り戻した格好となった。
日足チャートを見ると8月8日のオバマ大統領のイラク爆撃承認により下落した時から、底値が確実に切り上がっている。今日の米国7月CPIや住宅着工が予想を上回る結果となれば7月末に付けた高値103円台を試す展開が予想される。
反対に、地政学的リスクが高まり突発的な売りが出たとしても、市場はリスクに対し徐々に免疫が出来始めていることから下値は限定的とみる。
ドル円予想レンジ:103円00銭~102円40銭
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[ポンド円]ショートカバーも一時的

週明けのシドニー市場でポンドの纏まった買いが入り先週末のNY終値よりも高いレベルでポンドはスタート。この時間帯にポンドの買いが入るのは珍しく、投機的な動きだけではなさそうだ。目先のポンドショートのシコリがまだ残る中、今日は17時半に英国消費者物価や小売売上、そして卸売物価指数の発表を控える。発表前にはもう一段のショートカバーが入りやすいとみる。ただ、日足を見ると上値が切り下がってきておりボリンジャーバンドも右肩下がりが続いている。172円ミドルにはボリンジャーの25日移動平均線やパラボリックSARが上値を抑える。フィボナッチの38.2%戻しとなる172円30銭付近が上値目途とみる。戻し売りスタンスで臨みたい。
ポンド円予想レンジ:172円30銭(38.2%、パラボリック)~171円30銭
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[豪ドル米ドル]RBS議事要旨の公開

ウクライナなどの地政学的リスクの高まりが後退し米株式市場が堅調な地合いを続けていることから豪ドルも底堅い動きが続いている。また、米長期金利が低下したことも対ドルで豪ドルの底を支える。ただ、RBAの緩和スタンスは依然として継続しており、豪ドル高へのけん制も豪ドルの上値を抑える要因となっている。
今日の10時半にはそのRBA議事録要旨が公開される。予想以上にハト派的な内容がみられるようであれば売りのタイミングとなりやすい。明日もRBAスティーブンス総裁の半期議会証言が予定されており、緩和継続の意向が示されるとみられている。
8月7日に豪州雇用統計が予想以上の悪化を示したことで0.93ミドルから0.92ミドルに下落。その下落の窓埋めの動きが続いている。0.93ミドルは一目の雲の下限やフィボナッチ50%戻しのレベルでもあり、その手前では売りを入れておきたい。
豪ドルドル予想レンジ:0.9355(雲の上限、50%、8月7日高値)~0.9310
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[全般]米金融政策の行方を占う重要な週
この時期は世界的に夏休みシーズンとなることから市場の流動性が低下していることも短期的に荒っぽい動きになりやすいということもある。
東京市場はお盆休みを終えそろそろ市場参加者が戻り始めることから、次の方向性を探る展開が予想される。
今週の注目は大きく二つある。
一つは米国の利上げ時期への思惑が高まり米株式と債券市場への影響だ。19日には米7月CPIと住宅着工件数が発表される。先週末にコチャラコタ・ミネアポリス総裁が物価はFOMC目標から程遠く、2018年まで2%に達成しないと発言したことで長期金利が低下。今回のCPIが予想を下回るようであれば利上げ時期が後退するとの見方が強まる。最近は回復の鈍さが目立つ住宅市場にも注目が集まる。
20日はFOMC議事録が公開され、22日はジャクソンホールでイエレン議長講演が行われる。先日フィッシャーFRB副議長が新興国市場も含め世界的回復が期待外れで、労働参加率の低下や住宅市場への的な見方を示された。イエレン議長との足並みをそろえた格好となっていることから、もし議長が消極的な姿勢を示すようであれば金利低下によるドル売りの動きが強まる。一方、米株式市場の上昇が円売りを促す事からドル円も複雑な動きになりそうだ。
もう一つの注目はBOEやRBAの議事要旨公開やドラギ総裁の講演だ。
賃金見通しを下方修正したことでBOEの利上げ時期が先送りになるとの見方からポンドは下落。一方、地政学的リスクの後退からショートカバーによるユーロ買い戻しの動きが強まりユーロポンドが上昇した。ジャクソンホールでのドラギ総裁が更なる追加緩和姿勢を示すようであればユーロポンドが再び下落への引き金にもなりかねない。
今週は市場参加者が戻る中で各国金融政策の行方を見極めようとする動きが強まりそうだ。
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[米ドル円]ドル安と円安の綱引き

先週はプーチン大統領の発言でウクライナ情勢の緊張が後退しリスクオンから株価が上昇し円売りの動きが先行。週末金曜のNY市場では一時102円72銭を付けた。しかし、その後ウクライナ軍がロシア軍用車両を撃退したとのニュースで一転。円は一斉に上昇に転じ102円13銭まで押し戻されるなど荒っぽい動きとなった。最近は買いが強まりそうな段階になると地政学的リスクなど何らかの材料で梯子を外されることが多いように見える。しかし、ドルの長期金利が2.3%台に低下してもドル円の底は寧ろ固いとみる。
今週はイエレン議長講演でゼロ金利解除への道筋が示される可能性が高い。先日のフィッシャーFRB副総裁の発言と同様に世界景気に対し悲観的な見方を示すようであれば一時的に102円を割り込む可能性もある。しかし、最近の米経済指標は全般に好調な回復基調を示すもので、下値は限定的とみる。また、今週は対外証券投資の状況が示され、本邦からの外債投資が拡大しているとの見方が強まれば円売り材料として捉えられる。
地政学的なリスクは一時的な円買いに反応するものの、寧ろ買い場を与えてくれているともいえる。イエレン議長がゼロ金利解除に向けて粛々と準備に入るのであればドル円は一気に103円台を試しに行くとみる。
今週のドル円予想レンジ:103円65銭(61.8%)~102円10銭
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[ユーロ米ドル]ショートカバーの終了後は再び売り強まる


先週はロシアのウクライナからの撤退などへの期待からユーロはショートカバーが強まり底堅い動きが続いた。また、米長期金利の低下が更にユーロドルを押し上げる要因となった。ただ、日中は上下に荒っぽい動きも多く、薄商いということもあるがポジションが交錯する場面が目立った。週末にはウクライナ軍がロシア軍用車両を撃退するなど再びきな臭い状況となったが、米金利低下によるドル売りがユーロ売りを上回った。ここにきて、ドイツやフランスなどの景気指標の悪化が懸念されるものの、ドイツ債などへの資金流入が激しく、ユーロの下支えとなっている。
今週末にはジャクソンホールでイエレン議長やドラギ総裁の講演が開かれる。イエレン議長は地政学的リスクやユーロ圏経済への懸念などからゼロ金利解除への慎重な見方が示されるとの見方もある。同時に、ドラギ総裁もユーロ圏やドイツなどの景気への懸念から追加緩和に積極的な姿勢を示すとの観測もある。結果的に、ユーロはショートカバーが終われば再び売りに転じる可能性が高いとみる。
今週のユーロドル予想レンジ:1.3470(38.2%)~1.3290(13年11月安値)
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[ポンド米ドル]利上げ期待再び高まるか議事録に注目


先週月曜に発表された英国インフレリポートで賃金見通しを2.5%から1.25%に下方修正。また、カーニー総裁がポンド高は英経済の向かい風とし、ポンド高に対するけん制姿勢を示したことを受けポンドは一気に下落に転じた。年内にも利上げに踏み込むとの観測で上昇してきたポンドロングの投げが入った模様。その後もポンドは安値圏となる1.66ドル台でのもみ合いが続いている。
ただ、その後発表された英国4-6月期GDPは3.2%と予想の3.1%を上回るなど前回の雇用統計も含め好調な景気回復を示している。今年の英国住宅価格指数は既に10%、1年を通してみると17%も上昇しているだけにいずれは利上げに踏み切らざるを得ない状況は間違いない。
今週は英7月CPIが火曜に発表され注目される。ただ、その次の日の水曜日は先日のMPC議事録要旨が発表される。既にロングが投げた後だけに、ここで利上げの可能性が少しでも示されるようであれば、再びポンド買いが強まるとみる。
結果的にユーロポンドの下降トレンドが復活することになり、そうであればユーロポンドの売りも面白い。
ポンドドル予想レンジ:1.6840~1.6610(61.8%)
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[全般]相場の節目
昨日のアジア市場では日経平均株価が前日のNY市場の流れを継いで堅調な地合いで始まったことでドル円も買い先行で始まった。日本はお盆休みということから実需の動きは少なく、投機的な買いが入ったとみられる。結果的に欧州時間には利食い売りが出るなど往って来い。
ユーロはドイツやイタリア、ユーロ圏のGDPが冴えない結果となったことで売りが強まる場面も見られたが、全般にユーロショートが積み上がっていたこともあり買いの勢いが優勢となった。ただ、ポンドは前日のインフレリポートの結果利上げ時期が先送りされるとの見方が強まる中で売りの動きが継続。NY市場ではユーロポンドの買い戻しの動きが目立った。
今日は特に注目される経済指標の発表はないものの、来週21日から始まるジャクソンホールでのイエレンFRB議長発言に市場の注目は集まる。
10月に終了する予定のテーパリングの後のゼロ金利解除に向けた道筋が示されるとの期待が高まる。ただ、市場は株式や債券市場の混乱に対する警戒感も強く、ポジションを一方向に偏らせにくくなっている。米国の金融政策の転換点になるかもしれない重要な節目に近づいているとみることも出来る。
今日は週末ということもありもう一段のユーロポンド買いやドル円のショートカバーが強まるとみている。
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[米ドル円]リスクオンによる円売り継続

東京市場では日経平均株価の上昇に伴い、ドル円の纏まった買いが朝方から入りこの日の高値となる102円65銭まで上昇。その後も底堅い動きが続いたものの欧州市場に入ると米長期金利が低下し、利食い売りなどから押し戻された。
ただ、NY市場では株式市場が三指数とも堅調な地合いとなりリスクオンの動きから相対的に金利の高い通貨に対し円売りが強まり、ドル円の底を押しあげる要因となった。
日足のボリンジャーバンドが上向きの角度を保ち、バンドの幅も拡大していることから上値を試す力はまだ残る。ボリンジャーの上限やパラボリックの位置する102円90銭から103円の壁は厚く、そのレベルを超えるのは来週のイエレン議長の講演次第といったところだ。
ドル円予想レンジ:102円70銭(76.4%)~102円30銭[NY市場安値]
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[ポンド米ドル]4-6月期GDP待ち

欧州時間に発表されたドイツやユーロ圏、そしてイタリアなどの4-6月期GDPが予想を下回った事からユーロ売りが強まりポンドの買い戻しの動きが強まった。その後、ロシアのプーチン大統領がウクライナ停戦に向けて全力を尽くすと発言したことでユーロは上昇。NY市場にかけてポンドもユーロに攣られた格好で底堅い動きとなった。ただ、先日発表されたインフレリポートで賃金見通しが下方修正され利上げ時期が先送りになるとも見方が強まる。悲観的な地合いが燻る中で今日発表の英国4-6月期GDPが発表される。
予想を若干でも下回るようであればもう一段のポンド売りが強まる可能性が高い。
ポンドドル予想レンジ:1.6700~1.6635(BB下限、76.4%)
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[カナダドル円]94円のレジスタンス意識

米国がイラクへの爆撃を承認した後から相対的に金利の高い通貨が対円で買われやすくなっている。リスクオンによる短期的な円キャリーの動きが入っている可能性が高い。来月にはGPIFの方針が示されることや、生保が運用利回りを求めて外債購入に向かうといった期待がその背景にあるようだ。
ただ、カナダ円の94円から94円10銭にかけてはテクニカル的に強いレジスタンスがいくつか重なる。一目の基準線、ボリンジャーバンドの中心線、そしてフィボナッチの38.2%戻しがこのレベルに重なっている。一旦はこのレベルでは利食い売りで抑えられそうだ。
ただ、NY株式市場の上昇が続くようであればリスクオンによる円売りが強まり、もう一段上値を試す展開が予想される。
カナダ円予想レンジ:94円45銭(50%)~93円70銭
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[全般]世界株価上昇でリスクオンからの円安
NY時間に米小売売上が予想を下回りドルが全面安となったものの、NY株式市場もリスク後退から上昇に転じたことでドル買いが再び強まった。
市場参加者が少ないこともあり、材料が出ると過剰に反応しやすいものの全般にリスク回避の動きが後退。安全な通貨である円を売って南アランドやNZドルといったリスクの高い高金利通貨へ資金が流れ始めている。
一方、金融政策の違いから売りが続いたユーロポンドは、BOEインフレリポートの結果を受け買戻しの動きが強まっている。各金融政策のギャップに変化はないものの、短期的にポジションの巻き戻しが入りやすくなっている。
今日はユーロ圏4-6月CPIとGDPといった重要指標が発表される。動き始めたポンド円の買いが更に強まるか注目される。
また、NY時間には新規失業保険申請件数も発表されるが、市場はリスク後退により指標の結果には素直な反応を示すと思われる。
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[米ドル円]クロス円の買いが下支え

東京市場でのドル円は動意が乏しく102円25銭付近での小動きが続いた。しかし、16時あたりから米長期金利の上昇に伴いドルが全面高。ドル円は一時102円50銭まで上昇。クロス円もオセアニア通貨を中心に円売りの動きが強まった。NY時間に発表された米国7月小売売上が予想を大きく下回ったことでドルが全面安となったが、欧米株式市場が軒並み上昇したことでリスクオンによる円売りの動きが強まった。結局、指標発表後に102円23銭まで下落したドル円はショートカバーを巻き込みながら102円53銭まで上昇。クロス円も全般に底堅い動きとなったことでドル円の底は切り上がったとみる。
今日も日経平均株価が海外の流れを継いで底堅い動きが期待でき、ドル円ももう一段上値を試す展開とみる。
ドル円予想レンジ:102円65銭(76.4%)~102円20銭
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[ポンド米ドル]ユーロポンドの巻き戻しで上値重く


東京市場の終了後に発表された英国雇用統計は失業保険申請件数が-3.36万件と予想の-3.0万件を超えたものの、その後のBOEインフレリポートを控えていたことで市場の反応は限定的となった。そのインフレリポートでは2014年10-12月期賃金見通しを従来の2.5%から1.25%へと大幅下方修正。これを受け年内利上げを期待していたことから失望売りが強まり急落。また、カーニーBOE総裁はポンド高が英国経済にとって向かい風となっていると発言したこともポンド売りを加速させた。
一方、ユーロはドイツ中銀のバイトマン総裁は「ユーロ安を通じた競争力向上が統一通貨の目的になるべきではない。欧州には強いユーロが伴う」と発言したこともありユーロは寧ろ底堅い動きとなりユーロポンドが上昇。ポンドは対ドルだけではなくユーロに対しても売りが入った。投機的な売りだけではなく長期ポジションの巻き戻しも一部入っているように見える。ポンドは昨年7月にカーニー総裁が就任して以降上昇が続いていたが、ここにきて巻き戻しの動きが強まっている。フィボナッチ23.6%戻しとなる1.6630付近までの下げも視野に入る。
ポンドドル予想レンジ:1.6740(時間足38.2%)~1.6630(23.6%)
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[豪ドル円]リスクオンからの買いも一巡に近づく

先週の豪州雇用統計の悪化とイラク爆撃承認報道による更なる下落が強まった豪ドル円は昨日の上昇でほぼ元のレベルまで戻す結果となった。しかし、過剰なイラクやウクライナへの地政学的リスクは後退したものの、更に積極的にリスクを取りに行く状況ではない。今回の地政学的リスクは簡単に収束に向かうとも思えない。
一先ず下落幅の窓を埋める動きは一巡し、ボリンジャーバンドの中心線で上値を抑えられた。
今日のアジア市場は昨日の欧米の株価上昇の勢いを継いで堅調な地合いで始まると予想され、クロス円も全般に底堅い動きが期待できる。
特にNZドルや豪ドルなど相対的に金利の高い通貨に資金が流れやすい。しかし、市場の流動性が低下していることもあり、ちょっとした売りに押し戻されやすい状況でもある。
96円から上にはまだ売りが並んでくると予想されるだけにその手前では利食い売りを出しておきたい。
豪ドル円予想レンジ:95円60銭(基準線、61.8%)~95円10銭
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[全般]方向感乏しく、上下探り合い継続
アジア市場ではドルが全般に底堅い動きで始まり、ドル円も堅調な株価に支えられ102円35銭まで上昇。特に材料はないもののユーロやポンドは対ドルで値を下げた。
欧州時間に発表されたドイツとユーロ圏8月ZEW景況感指数が予想を下回ると更にユーロ売りが強まった。欧州勢はこのタイミングでユーロポンドの売りを強め、ポンドは反対に上昇に転じるなど、クロスのポジション調整と思われる取引が目立った。
ロシアが人道支援を目的に物資をウクライナの新ロシア派に送ったことで、これを機に軍事介入への懸念が拡大。ユーロの売りを更に促すものとなっている。
小幅反発した前日のNY株式市場は方向感に乏しく小幅反落。この日発表された6月求人件数は467.1万件と2001年2月以来の高い水準となり、雇用の改善が着実に進んでいることを示した。低下して始まった長期金利は再び上昇に転じたことで一時押し戻されたドル円も反発。全般に方向感が乏しく、もみ合いとなった。
今日は日本の4-6月期GDP、中国小売売上や鉱工業生産がアジア時間に発表される。本日のGDPは前期の+6.7%から-7.1%に大きく落ち込むと予想されるが、予想以上にマイナス幅が大きければ追加緩和期待からの円安に振れるとの見方もある。中国経済指標も株価への影響は注目される。しかし、市場参加者が少ないことからこれらの動きも一時的なものになりそうだ。
今日の注目はユーロやポンドに集まる。ドイツの7月CPIとWPIが15時に発表される。また、17時半には英国雇用統計や18時半にはBOEのインフレリポートが発表される。ユーロポンドの巻き戻しが入る中、再び金融政策のギャップが意識されることになるか注目。地政学的リスクが燻る中で、市場は次のテーマを探り始めている。
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[米ドル円]底固めから上値トライ

株価との連動性が低下する一方で、ドル円は米長期金利に合わせた動きが目立つ。昨日もNY市場が始まり金利低下に伴い一時102円09銭まで下落。その後金利が上昇に転じたことでドル円も再び買い戻されている。102円を割り込まなかったことで底堅い印象が徐々に高まり始めている。地政学的リスクは依然燻るものの、落ち着きを取り戻せば再び円売りの動きが強まるとみる。今日は8時50分に日本の4-6月期GDPが発表される。-7.1%と大きく落ち込むと予想されるが、消費税引き上げによるもので既に市場は織り込んでいる。予想よりもマイナスが少ない場合には追加緩和期待の後退から一時的に円高に振れる場面もある。ただし、それで日銀のスタンスが変わるということはなく、最終的に円安方向に向かうとみる。下押しがあれば買いを入れておきたい。
ドル円予想レンジ:102円65銭(76.4%)~102円00銭
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[ユーロ米ドル/ユーロポンド]ドイツ景気悪化懸念とロシア動向


昨日発表されたドイツとユーロ圏8月のZEWが予想を大きく下回りユーロ売りが強まった。特にドイツのZEWは8カ月連続で低下し2012年12月以来の低い水準まで落ち込んだ。この日はドイツがウクライナの新ロシア派に人道支援物資の援助を開始。これを名目に軍事介入の危険性もあり、ユーロにとってはネガティブ材料が重なった。ユーロが下落する同時に欧州勢はユーロポンドの売りを強まるなど、ユーロクロスの動きも活発化している。
追加利下げも視野に入るなど、ユーロに対するネガティブ材料は続くものの、一旦は一巡しつつあるように見える。
今日の15時に発表のドイツCPIとWPIも予想を下回るようであればユーロ売りを仕掛けてくると思われる。ただ、昨日の動きをみると短期筋の投機的な動きが目立つことから、その後は買い戻しの動きが強まりそうだ。今日は英国雇用統計やBOEインフレリポートの発表もあり、ユーロポンドの買い戻しも最終的に強まるとみる。
ユーロドル予想レンジ:1.3410(先週NY終値、76.4%)~1.3340
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[豪ドル円]中国景気指標はポジティブに反応しやすい


豪ドルはもみ合いからじりじりと底上げの動きが始まっている。
地政学的リスクだけではなく、先日発表された雇用統計の悪化が上値の重石となっている。
しかし、株式市場は底堅さを取り戻してきたことでリスク回避の動きがやや後退。昨日発表された4-6月期豪州住宅価格指数は予想を上回る上昇となった。また、7月NAB企業景況感指数も8と前月の2から6ポイント上昇。4年ぶりの高水準となり企業の売上や収益性が上向いていることを示すものだ。一方、雇用への消極的な動きがまだ見られた。
全般に見ると雇用改善が遅れる中で景気は上向きとなり、豪ドルが上昇する要素は十分ある。今日は中国7月小売売上や鉱工業生産など重要な指標発表がある。予想を下回ったとしても豪ドル売りは既に底打ちを示しており影響は限定的とみる。
一方、もし予想以上の景気回復を示すようであれば豪ドル買いに反応しやすいとみる。
豪ドル円予想レンジ:95円10銭(基準線、61.8%)~94円40銭
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[全般]米長期金利抑えられ株価堅調
週明けの東京市場では先週末のNY株式相場が反発した流れを継いで日経平均も352円の大幅上昇で終了。ただ、ドル円の動きは鈍く、株価との連動性低下が目立つ中で102円台前半での小動きとなった。今週からお盆休みによる休暇を取るところが多く、参加者は先週の混乱でポジションが軽くなっているとみられる。
欧州ではウクライナ情勢が沈静化したことを受け株価が軒並み全面高となったものの、ユーロの上値は抑えられた。先週末にユーロは対ドルだけではなくポンドや豪ドルなどに対しショートカバーが入ったその反動の売りが出たとみる。
NY市場では先週の流れが残り株価が堅調に推移。
また、この日はFRBフィッシャー副議長が新興国市場など広い範囲で世界的回復は期待はずれであったと発言。また、米経済も労働参加率の低下が成長の鈍化に繋がり、住宅部門の回復を圧迫しているなど住宅に対する弱さを指摘。アメリカと世界経済は長期的な低成長時代に突入する可能性を指摘した。これを受け、米長期金利は上昇幅を縮小したことでドルも上値を抑えられた。
フィッシャー発言は市場が過度に利上げ期待を持たせないとしたけん制発言とも受け止められる。今月後半にはジャクソンホールでイエレン議長がゼロ金利解除に向け、何らかの道筋を示すとの思惑があり、その期待を抑えた格好だ。
しかし、ISM製造業や雇用等米経済指標は確実に回復の兆しを示すものが多く、長期金利も低いレベルに抑えられている。住宅ローン金利も低めに抑えられており、フィッシャー副議長が懸念する程、今のところ問題はみられない。
ウクライナやイラクなどの地政学的リスクはすぐに収まるものではなく長期化すると思われるが、次第に市場は織り込み始めている。だからと言って積極的にリスクオンに動き始めるということではなく、一先ず元のレベルに戻る動きが強まる過程にある。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[米ドル円]米金利との連動性強まる


東京市場は先週のNY株価上昇に伴い日経平均株価は堅調な地合いで始まった。しかし、ドル円は株価との連動性は見られず、102円前半での小幅な動きに終始。NY市場ではイラクやウクライナ情勢への過度な懸念が後退し、株価や米長期金利がじりじりと上昇したことを受けドル円も底堅い動きとなった。しかし、先週急落したイメージ―が残り積極的な買いが入り難い状況となっている。しかし、生保が運用先として今後外債投資に向かう姿勢を示していることや、GPIFでも積極的なリスク投資が強まるとの見方などから、ドル円の長期上昇トレンドへの見方に変化はない。
明日の日本のGDPは消費税上げの影響で予想以上に悪化しているとの見方もあり、円安の動きが強まるとの見方から下げたところでドル円の買いは出やすい。
日足チャートでは長い下ひげを伸ばした後に陽線が出たことで目先の底値を付けたとみる。
ボリンジャーバンドが101円から103円の横ばいに入り、再びレンジワークに戻ったように見える。しかし、市場の動きはこれまでと違い動き易くなっており、ボリンジャーバンドの上限を上抜くのはそれ程時間はかからないだろう。
ドル円予想レンジ:102円40銭~101円90線(BB中心線)
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[ユーロ米ドル]ユーロの底固め


先週末にウクライナ国境でロシアが大規模演習を終え基地に戻り、ロシア政府がウクライナ紛争の緊張緩和に乗り出す意向を示したことでユーロの買い戻しが強まった。
週明けアジア市場ではその利益確定の売りなどが先行し上値の重い展開で始まった。
NY市場に入ると米長期債利回りが下げ止まり若干上昇に転じたことからドルが上昇。ユーロは反発に転じずにほぼ安値圏で引けてきた。
一部でロシアがウクライナ国境に4.5万人の兵力を集結させているとの報道もあり、ユーロの上値を抑えた。
ウクライナ情勢は長期化しており、この様な報道は今後も頻繁に流れるとみられ市場の反応は徐々に低下するとみる。落ち着きを取り戻すようであればユーロ買いは対ドル対ポンドなどでもう一段強まりそうだ。
今日は欧州時間にドイツやユーロ圏の8月ZEWが発表される。昨日のユーロ圏各国の株式市場は大幅高となり、その勢いからみて予想を上回るようであればユーロ買いを更に強めそうだ。
ただ、1.3340付近にはパラボリックSARが位置し、このレベルを下回るようであれば下落が再開される。
ユーロドル予想レンジ:1.3410(先週NY終値)~1.3365(76.4%)
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[豪ドル円]住宅価格指数発表に注目

先週末にNY株式市場が上昇に転じたことで週明けアジア市場各国の株式市場も堅調な地合いで始まった。リスク回避の動きが後退しじりじりと円売りが強まる中で豪ドルの対円での買いも散見。ただ、市場は本格的な夏休みに入り流動性が低下していることもあり短期的に荒っぽい動きも目立つ。94円80銭付近は一目の雲の下限があり、フィボナッチの38.2%戻しでもあることから売りが並び上値を抑えられた。
先週後半に急落した豪ドル円だけに、まだ豪ドルロングの残党が上値に売りを並べていると思われる。
GPIFの外債や外株などの運用比率拡大や本邦生損保が利回り確保に積極的な外債運用が今後見込まれることから、比較的金利の高い豪ドルに対する投資意欲は依然として強い。地政学的リスクが後退し市場参加者が戻り始めると豪ドルは再度上値を試す展開が予想される。
今日は豪州4-6月期住宅価格指数が発表される。最近の豪ドルは指標発表で上下に荒っぽい動きになることが多く、下押しがあれば拾っておきたい。
豪ドル円予想レンジ:95円05銭(50%)~94円40銭
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[全般]地政学的リスクも市場への影響は限定的
今週はその嵐の混乱が尾を引く中で落ち着き場所を探る週となりそうだ。
先週はポルトガルのBESの中銀による再建が決定したことや、イスラエルとパレスチナが72時間停戦合意などから比較的安心感が広がり始めていた。しかし、その直後にロシアのプーチン大統領が報復制裁の用意を政府に指示を与え、ウクライナ国境には2万人規模の部隊を派遣したとの報道からNYダウが下落。ロシア追加制裁を科した欧米に対し農産物の輸入を禁止する決定をしたことでユーロ圏経済への懸念が拡大しユーロ売りが強まった。また、イタリアGDPが2期連続のマイナスとなりリセッション入りしたこともユーロ売りを促した。更に追い打ちをかけるように、オバマ大統領がイラクへの空爆を承認したことで安全通貨の円買いの動きが一気に強まった。市場は夏休みシーズンに入っているところが多く、市場の流動性が低下する中で地政学的リスクが重なったことで神経質な展開となった。
ただ、週末金曜日のNY市場では株式市場が反発して終了したことでパニック的な動きは一先ず収まった。
オバマ大統領はイラクに対して軍事支援はするが、今後戦闘部隊を展開することはないと言明。プーチン大統領はウクライナ紛争の緊張緩和に乗り出す意向を示すなど、一先ず最悪の事態は回避されるとの見方が広がったためとみられる。
しかし、イラク問題は長期化する構えを示しておりオバマ大統領の指導力が問われるとともに、ドルへの信認を揺らぎかねない。
一方、米国経済指標は確実に回復を示すものの、この地政学的リスクの影響がFRBの金融政策にも影響しかねない。
市場は疑心暗鬼に陥っているような観もあり、ちょっとした動きに対しても過剰反応をしやすい。特に、今回の最も大きな動揺を見せているのが円の動きだ。
ドル自体は他の主要通貨に対してこの一週間大きな変化は見られない。ドルインデックスは81.33から81.46へと若干上昇しただけで終わった。しかも、NYダウは寧ろ小幅ではあるがプラスで引けてきている。一方、日経平均は週を通して750円近く下落。しかし、週末NY株式市場が大幅上昇で引けたことで週初は買いが先行して始まると予想される。また、対円でも一時101円ミドルに下落したものの、週初から見ると1円弱しか円高に振れていない。
これらを見ると、確かに地政学的リスクによる動揺は残るものの、米国経済の回復は続いており、金融政策への影響も限定的とみることもできる。市場が、一時的に過剰反応しているといえる。
今週も流動性の低下による不安定な動きが続くと予想されるが、米国ゼロ金利解除の動きやECBの追加利下げ観測など長期的な流れに変化はないとみる。
地政学的リスクは最初が最も大きなインパクトを市場に与えるが、時間の経過とともに慣れてくる。
為替市場の主役はFRBの金融政策であり、8月21日から三日間開かれるジャクソンホールでのイエレン議長の発言に再び注目が集まることになるだろう。
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[米ドル円]リスク回避の円買いも一巡


米国がイラクへの空爆を承認したことやプーチンロシア大統領がウクライナ作戦の継続を言明したことなどが重なり市場は一気にリスク回避の動きが強まった。安全通貨の円に資金が流れ込み上昇。特にクロス円での円買いの動きが目立ち、ドル円を押し下げる要因ともなった。ドル自体はそれ程大きな動きはなく円だけが買われる結果となった。
今週の東京市場はお盆休みに入るところが多く、薄商いのなかで地政学的リスクに関する材料には敏感に反応しそうだ。ただ、先週末のNY株式市場が反発して引けたことで一時のパニック的な円買いの動きは終わったとみる。
週足52週移動平均線の位置する101円40銭手前でドル円は折り返したことで、上値を試すチャンスは残された。フィボナッチの61.8%戻しにあたる102円50銭付近は下落後の戻り高値でもあり意識される。
今週のドル円予想レンジ:105円50銭(61.8%)~101円40銭(52週MA)
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[ユーロ米ドル/ユーロポンド]悪材料出尽くしでショートカバー継続


ロシアに対する追加制裁により、報復措置として農産物の輸入を禁止されたユーロ圏経済への懸念が高まった。また、イタリアのGDPが2期連続でマイナスとなり、リセッションに入ったことから、ECBによる追加緩和への期待が再び高まり金利差拡大からのユーロ売りが強まった。しかし、その後はユーロポンドの巻き戻しが強まるとユーロは対ドルでも上昇。レジスタンスであった0.7980を上抜いたことでもう一段の調整的な買い戻しが入るとみる。
今週はドイツやユーロ圏のGDPやCPIといった重要指標が発表されるが、悪材料も既に出尽くし感があり、好結果に対し市場は反応しやすくなっている。
ボリンジャーバンドの幅が拡大してきたことで値動きも期待できるだけに、BBの中心線を上抜き、半値戻しの1.3515付近が視野に入る。
ユーロドル予想レンジ:1.3515(50.0%)~1.3330
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[豪ドル円]豪ドル円の投げ一巡後の底固め

先週はRBA政策会合で為替レートへの強いけん制がみられなかったことで豪ドルは底堅い動きで推移。しかし、その後プーチン大統領が欧米に対し報復措置を打ち出したことや、ウクライナに進行するとの懸念からリスクオフの動きが強まりNY株式市場が急落。
円買いが進み豪ドル円は上値を抑えられた。また、7日の東京時間に発表された豪州雇用統計で雇用者数が予想を下回った。豪州の雇用者数の予想は恒常的なものでそれ程影響は見られなかった。しかし、同時に発表された失業率が6.4%と予想の6.0%を大きく上回ったことで市場はサプライズとなり一気に売りが強まった。豪ドルに対する動揺が冷めやらない矢先に今度は米国がイラクに対する空爆を承認したとの報道で豪ドル円は更に売りを強めた。損切を巻き込みながら93円92銭まで下落。しかし、それらのドタバタ劇が落ち着きを取り戻し始めるとNY株式市場が反発。リスク回避の動きが後退したことで豪ドルの買い戻しの動きも活発となった。
市場全体が薄商いの中でリスク通貨の豪ドル円は荒っぽい動きになりやすい。
先週発表された豪州小売売上や中国貿易収支は改善を示すものとなった。
市場が落ち着きを取り戻し始めると再び豪ドルへの投資意欲が高まるとみている。
今週は東京時間に4-6月期豪州住宅価格指数、中国の小売売上や鉱工業生産の発表があり、依然荒っぽい動きが予想される。先週の安値94円付近の底を再度見極めてから買いを入れていきたい。
豪ドル円予想レンジ:95円50銭(50%)~94円00銭
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
取引にあたっては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。
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