[全般]地政学的リスクと米景気回復
昨日の東京市場は前日の米長期金利低下によるドル全面安の展開で始まった。
また、欧州時間にはロシア軍部隊がウクライナ東部のドネツク州に侵入し、一部地域が占領されたとの報道で地政学的リスクの高まりからユーロが急落し円が上昇するといった動きが一気に進んだ。
しかし、NY市場が始まり米国4-6月期GDP改定値が4.2%と予想の3.9%を大きく上回ったことでドル買いの動きが強まった。ただ、米長期金利は前日の低下から更に0.023%低下し2.337%まで債券が買われたことでドルの上値も抑えられる結果となった。
先週のジャクソンホールでイエレン議長がゼロ金利解除の時期は今後の経済指標次第であると発言したことから、このGDPの結果は解除の時期を早める要因となる。
しかし、それ以上の地政学的リスクの高まりが安全なドイツや米国債へ資金が集まり金利が低下するという矛盾した動きが続いている。
地政学的リスクによる円買いやユーロ売りの動きは一時的に過剰に反応しやすく、時間の経過とともに戻しの動きが強まることが多い。ただ、ユーロの売りはドラギ総裁の追加緩和への期待と、ロシアへの制裁強化などもあり戻しは限定的とみる。
今日はユーロ圏消費者物価や米個人消費といった重要な指標発表前後は依然として荒っぽい動きが予想される。
ただし、来週の雇用統計やECB理事会といった重要イベントを控えており、更に週末で米国連休前ということもあることから、最終的にポジション調整の動きが強まるとみる。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[米ドル円]株価の下落でもう一段円高も

東京市場のドル円は前日の米長期金利の低下や日経株価の下落により上値の重い展開で始まった。また、欧州市場に入りロシアのウクライナへの侵攻によるリスク回避の動きから円買いが進みドル円はこの日の安値となる103円55銭まで売り込まれた。ただ、潜在的なドル円の買い意欲は強く買い注文が並んで押し戻された。NY時間に発表された米4-6月期GDP改定値が予想以上の回復を示したことからドル買いが進みドル円は上昇。目先のショートカバーも巻き込み103円85銭まで上昇するなど荒っぽい値動きが目立つ。
最終的に株価が下落したことでリスクオフからの円買いの動きがまだ残る。同時に米長期金利が一段の低下となったことからドルの上値も抑えられることから、今日のドル円は上値の重い展開が予想される。ただし、今日は週末でもあり米国連休ということから一方向にポジションを偏らせにくい。上下どちらか一時的に振れたとしても往って来いになりやすい。
ドル円予想レンジ:103円95銭~103円50銭(23.6%)
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[カナダドル円]ダブルトップ天井を意識


前日は米国フード会社大手バーガーキングがカナダのティムホートンを115億ドルで買収の報道でカナダドルが上昇。95円92銭まで上昇。しかし、7月3日に付けた高値96円20銭までは届かず上値を抑えられた。昨日のNY市場では米GDP改定値が予想を上回ったことから円安の動きが強まり再び上値を試したものの95円71銭で押し戻されている。
高値圏での三角保ち合い的な動きから、上値を再度試そうとチャンスを伺っているように見える。今日のNY時間には注目度の高いカナダ4-6月期GDPの発表を控える。前期の1.2%から2.7%に大幅な拡大が予想される。昨日の米GDPが予想を上回ったように、米国経済に大きく影響されるカナダのGDPも予想以上に拡大する可能性が高いとみることもできる。
ただし、予想を下回るようであればダブルトップを形成し、週末ということもあり大きく反落する可能性が高まる。
カナダ円予想レンジ:95円90銭~94円90銭(転換線、61.8%)
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[ユーロ円]地政学リスクで最安値を意識


円高とユーロ安が同時に進行しユーロ円は今日も上値の重い展開が予想される。
昨日の東京市場ではやや底堅い動きがみられたものの欧州市場に入ると再びユーロ円の売りが強まった。ロシアがウクライナ東部のドネツク州に侵入したニュースにより地政学的リスクの高まりから円買いが強まった。また、メルケルドイツ首相が今日から始まるEU首脳会議がロシアへの制裁強化の可能性を協議すると発言したことからユーロ売りが加速した。ドル中心の相場であればユーロ円は狭いレンジの動きになりやすい。しかし、この様なユーロ圏への影響の大きい地政学的リスクが高まる時にはユーロ円の直接的な売りが出やすくなる。今週行われたロシアとウクライナ首脳会議が平行線に終わったばかりだけにウクライナ情勢は更に悪化する可能性が高まる。
今日はユーロ圏8月消費者物価指数が発表され、結果次第では今年最安値となる135円72銭を下回る可能性が高まる。
先日のジャクソンホールでドラギ総裁が「インフレ期待が大幅に低下している」との発言でユーロ売りが強まっただけに注目度は非常に高い。
ユーロ円予想レンジ:137円00銭(38.2%)~135円65銭(BB下限)
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[全般]材料難からユーロが相場牽引
東京市場は日経平均株価の冴えない動きの中で円がじり高となるなか、追加緩和への期待が高まるユーロ円の下げが目立った。東京時間の3時に発表されたドイツ消費者信頼感指数などが予想を下回ったことも上値を抑える要因となった。その後ジョイブルドイツ財務相が先週行われたジャクソンホールでのドラギ総裁発言が過剰に解釈されていると発言したことでややユーロの買い戻しも見られたが押し戻された。
NY市場では経済指標発表がない中で、連休前ということもありポジション調整的な円の買い戻しやユーロポンド売りが散見。ところが、動きが緩慢の中でECB関係者の話として「29日発表の8月インフレ統計でユーロ圏がデフレにかなり近づいている兆候がなければ、来週のECB会合で新たな決定を下す可能性は低い」と発言したことでユーロは一気にショートカバーが入った。他の通貨に目立った動きのない中で唯一利下げへの可能性が示されたユーロに投機筋の注目が集まっている。
今日は米国GDP改定値や住宅販売保留指数が発表される。連休前ということから市場の流動性が低下しており一時的に荒っぽい動きが予想される。ただ、米国景気改善への期待が強まる結果となればユーロを中心としたドル買いの動きが強まりそうだ。
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[米ドル円]ポジション調整の売り

東京市場では日経平均株価の勢いが減速したことでドル円も104円台を割り込むなど上値の重い展開となった。特に目新しい材料のないところでユーロの買い戻しの動きが強まるとドルは全般に低下し、ドル円はNY市場でこの日の安値となる103円77銭まで下落した。その後は新たな買いも見られたが104円には戻せずにNY市場が引けてきた。
今日は米国連休前ということや来週は雇用統計やECB理事会といった重要イベントを控え全般にポジション調整の動きが強まりそうだ。売られ過ぎや買い過ぎを表わすRSIはほぼ上限の100に近づいていることから下落リスクが高まる。また、日足ボリンジャーバンドの上限を下回ったことでバンドウオークが一旦は終了したとみることが出来る。ただ、中長期的なドル上昇への見方は変わらず、あくまで調整売りの域を脱することはないとみる。
ドル円予想レンジ:104円05銭~103円50銭(23.6%)
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[ユーロ米ドル]1.3215のレンジの上限に注目


先週のドラギ総裁講演で追加緩和期待が強まったユーロも昨日はショートカバーの動きが強まり反発。
東京時間に発表されたドイツ消費者信頼感指数は8.6と予想の8.9を下回り、同時に発表された輸入物価指数も-1.7とこちらも予想の-1.4を下回った。しかし、ジョイブレドイツ財務相がジャクソンホールでのドラギ総裁発言は過剰に解釈されているといった発言からユーロは目先のショートカバーが優先され上昇に転じた。また、NY市場では ECB関係者の話として「29日発表の8月インフレ統計でユーロ圏がデフレにかなり近づいている兆候がなければ、来週のECB会合で新たな決定を下す可能性は低い」と発言したことでユーロは目先のショートカバーを誘発。1.3208まで上昇した。しかし、先週末に急落した後の戻し高値となる1.3215を上回ることが出来ずに押し戻されている。このレベルはフィボナッチの38.2%戻しに当たるが、少なくとも窓を埋めるには半値戻しとなる1.3225付近まで欲しいところだ。それが出来ないとなれば、それだけ上値が重いということを示すものだ。トレンドの強さを表わすテクニカル指標DMIは下降トレンドを示す-DIが+DIを上回り、ADIは更にその上に位置する。これは下降トレンドの強さが継続することを示すものだ。ただ、1.3225を明確に上回るようであれば、一時的にもう一段の調整の買い戻しが強まり1.33付近までの戻しも視野に入る。
ユーロドル予想レンジ:1.3210~1.3100
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[カナダドル円]バーガーキングのカナダ買い

カナダ円は8月8日のオバマ大統領がイラク爆撃承認発言で下落し92円73銭の安値を付けてから上昇が始まった。ここにきて、米国ファーストフード大手バーガーキングがカナダの大手ティムホートンズを約115億ドルで買収すると発表。これを受け週初めからカナダドルの買いが進んでいる。カナダ円は7月3日の米雇用統計発表後の高値96円20銭から下落に転じた。昨日はその時の高値に迫る95円93銭まで上昇。一旦は利食い売りに押された。実際に買収資金調達のカナダドル買いの一部が入っているとみられるが、提灯の買いもかなりありそうだ。ストキャスティクスは既に100に近づいており、流れの転換を示すダイバージェンシーが出ていることもあり、買い過ぎを示すサインとみることが出来る。
当面は96円付近の売りに押されることになりそうだ。ただ、連休前の薄商いの中で上値を超えるようであればもう一段の上昇が見込める。一旦は96円レベルで売ったとしても、96円20銭を超えるようであれば途転もありだ。
カナダ円予想レンジ:96円20銭~95円15銭(23.6%)
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[全般]米景気改善と長期金利の低下
一方、為替市場ではドルの先行き上昇期待は根強く、ドル円は104円台で推移。
市場は地政学的リスクの燻りから安全資産の米債や株式市場に資金が集まりやすく、それがドル買いを後押ししていると考えられる。それはかつてグリーンスパン元FRB議長も悩んだコナンドラム[謎]が今の債券市場の動きと重なる。いずれにしても、この状況は寧ろFRBにとってはゼロ金利解除に向けて大きな混乱がなく実施できる条件が整い始めているともいえる。
地政学的リスクへの懸念はあるものの、着実にゼロ金利解除への地ならしが進んでいることでドル買いの流れに変化はない。
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[米ドル円]利食い売りが一巡するまでもみ合い継続


東京市場では日経平均株価が下落して始まったことを受けドル円も104円台では利食い売りも含めた売りが先行。一部では短期ドルロングのロスカットも巻き込みながらこの日の安値となる103円75銭まで下落した。ただ、NY時間に発表された米耐久財受注や消費者信頼感指数が予想を大きく上回る好調な結果を示したことで株価が上昇。一方、注目されたウクライナとロシア首脳会談では双方の主張が合意に至らず平行線で終わったものの、特にリスクが拡大するとの見方もなくリスクオンによる円売りが強まった。また、ユーロやポンドが対ドルで下落したことからドルが全般に底堅い動きとなったことでドル円の下支えとなった。米長期金利が依然として抑えられていることからドルの更なる上昇が見込めない中で、ドル円は週初めシドニー市場で付けた高値104円49銭が目先の高値として意識される。104円台でのもみ合いが長引けば利食い売りの動きが強まることから、この動きが一巡するまでは104円を挟んでのもみ合いが継続するとみる。
ドル円予想レンジ:104円25銭~103円75銭(23.6%)
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[ユーロ米ドル]ロシアとウクライナ首脳会議、失望売り


昨日のウクライナとロシアの首脳会議で欧州景気への足枷となるウクライナ情勢が改善されるとの期待が高まっていた。しかし、結果的に即時停戦を求めるロシアとロシアの新ロシア派への支援を止めようとするウクライナの主張は平行線を辿った。更なる悪化ではないものの、期待が高まっていただけにユーロの失望売りが強まった。ユーロドルは1.3165ドルまで下落し今年最安値を更新。そのまま安値圏で引けてきた。売りの勢いは変わらず、今日も上値の重い展開で始まりそうだ。
先週のドラギ総裁が追加緩和の可能性を示唆した事から投機筋のユーロ売りが更に強まっている中で、今回の首脳会議の結果を受けユーロは1.3ドルの大台割れへの観測が高まっている。一先ず、その前に昨年の9月に付けた安値1.31ドル付近を今日は試す展開が予想される。
ユーロドル予想レンジ:1.3210~1.3100(13年9月安値)
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[豪ドル円/豪ドル米ドル]ダブルトップかダブルボトムかを見極める


昨日の日経平均株価が下落したことで豪ドル円は東京の後場にこの日の安値となる96円44銭まで下落。このレベルは先週金曜日に付けた安値でもあり買いが並んでいたようだ。
結果的に、ここから反発しNY時間には株式市場の上昇を背景に97円05銭まで押し上げられた。時間足から見た豪ドル円は96円44銭のダブルボトムを付けて反発し多様に見える一方で、97円10銭を超えられなければダブルトップを形成することになる。
対ドルでの豪ドル時間足の動きをみると0.93ミドルから0.92ミドルのレンジにあり、もみ合い継続とみられる。結果としてドル円の動きが豪ドル円の動きを左右することになりそうだ。ドル円は目先104円ミドルが重く、そうであればダブルトップを形成する可能性の方が高く、97円付近では売りで攻めてみたい。
豪ドル円予想レンジ:97円10銭~96円10銭(転換線、7月30日高値)
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[全般]調整後はもみ合い
特に材料があったわけではないが先週のジャクソンホールでイエレン総裁がややタカ派的な内容であったことからドル上昇への期待が高まっていた。また、ECBドラギ総裁が金融緩和で需要を刺激するといった発言によりユーロ売りが強まったこともドル買いの動きを活発にさせたと思われる。朝方の買いはマクロ系ファンドの投機筋の買いとも言われているが、薄商いの中でシステム系の売買による損切なども付けた模様。その後ドル円やポンド、豪ドルなどは窓を埋める動きとなったがユーロは殆ど目立った戻しがみられず上値の重さを示すものとなった。欧州時間に発表されたドイツの8月Ifoが予想を下回った事から追加緩和への期待が強まりユーロ圏各国の債券利回りは軒並低下。ドイツの2年債はマイナス金利となるなど米債との利回り格差が拡大した。
NY時間には7月新築住宅販売が前月から-2.4%と予想の+5.9%を大きく下回ったことでドル売りも見られたが小幅な下げとなった。先週発表された中古住宅やその他の住宅関連指標は好調な地合いを示していたことから、懸念されたものの前月分が上方修正されるなど影響は限定的。寧ろ株式市場は緩やかな緩和政策解除になるといったポジティブな見方もありS&Pはこの日史上最高値となる2000ドルを突破。NYダウも75ドル上昇して引けた。株式市場や為替市場が次の新たなステージに入ったとの見方が広がっている。一方、長期債利回りは2.4%を下回るなどドルの上値も抑えられた。
ドル円は104円ミドルまで上昇しユーロは1.31ドル台とドル高が進んだものの、ここからは慎重な動きが続くとみる。
今日はウクライナとロシア首脳会議が行われるが、昨日はロシア軍がウクライナ東南部に侵入するなど混乱が続く中で話し合いは難航しそうだ。もし、停戦に向けた道筋が示されるようであればポジティブサプライズとなり円売り、決裂となればリスクオフからの円買いの調整の動きが更に強まりかねない。
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[米ドル円]104円を挟んだもみ合い

週明けシドニー市場でドル円はいきなり104円49銭まで上昇。殆ど参加者のいない中で投機的な買いが入ったといわれる。システム売買で損切を巻き込んだ可能性もあるが、その後は窓埋めの動きが強まり104円前半まで押し戻された。欧州市場が始まりドルの長期金利が低下する動きに合わせた格好でドルが全般に下落。ドル円は一時104円86銭まで低下した。しかし、NY市場では株式市場が三指数ともに上昇しS&Pが史上最高値を更新。リスクオンからの円売りの動きが強まり104円台に再び乗せて引けてきた。
今日の日経平均株価はNY市場の堅調な地合いを継いで上昇し、ドル円も底堅い動きが予想される。ただ、104円ミドルの高値を付けたことで目先の天井が意識される。
今日のロシアとウクライナ首脳会談で停戦への道筋が示されなければ一時的に円高が進むとみる。ただし、今回のドル円が短期間で上昇したことから買い遅れ観が強く、押し目では買いが相当並ぶことになりそうだ。当面は103円ミドルから104円ミドルのもみ合いに入ったとみる。
ドル円予想レンジ:104円50銭~103円60銭(23.6%)
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[ユーロ米ドル]追加緩和期待と地政学的リスク

週明けシドニー市場でユーロは先週のNY終値となる1.3240から1.3190付近へと大きく下落して始まった。投機的な売りが入ったとも見方もあるが、先週のジャクソンホールでドラギ総裁が金融政策で需要を刺激することを言明したことで追加緩和への期待が高まった。一方で、イエレン議長のハト派的な姿勢にやや変化が見られたことで対ドルでの売りが仕掛けやすい状況となった。昨日発表のドイツ8月Ifoは106.3と予想の107.0を下回ったことで追加緩和期待が更に高まった。ドイツの2年債利回りがマイナスとなりユーロは1.3182ドルまで低下。早朝の下落に対する窓埋めの動きはなく終始上値の重い展開が続いている。
今日はウクライナとロシアの首脳会談が行われる。停戦に前向きな姿勢が示されるようであれば一時的にユーロの買い戻しが強まるとみる。ただ、今回のユーロ売りの主な要因はECBの追加緩和期待ということもあり上値は限定的とみてよいだろう。上値目途としては先週末のNY終値となる1.3240付近やフィボナッチ38.2%戻しの1.3225付近が意識される。
ユーロドル予想レンジ:1.3230~1.3100(13年9月安値)
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[豪ドル円]目先調整売り強まる

早朝のシドニー市場で豪ドルは対ドルで0.9290付近まで下落。同時にドル円が104円49銭まで上昇したことで豪ドル円は先週末のNY終わりとほぼ同レベルの96円80銭近辺で始まった。その後は日経平均株価が底堅い動きで始まったことから豪ドル円は昨年6月以来の高値となる97円11銭まで上昇。しかし、その後欧米市場にかけて利食い売りなどが強まり押し戻された。先週末の終値を下回るとロスカットも誘発され96円60銭まで下落。
日足のローソク足を見ると高値で寄り引き同時線、所謂十字線が現れたことで目先天井を付けた可能性が高い。下値目途はこれまで上値と意識されていた96円付近となり、一目の転換線の位置する96円10銭が意識される。
豪ドル円予想レンジ:96円80銭~96円10銭(転換線、7月30日高値)
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[全般]ドル高・円安・ユーロ安調整の動きと地政学的リスク
イエレン議長は具体的な利上げ時期などには言及しないものの、他のメンバーの中ではタカ派的な意見が増えている。先週末はウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁が失業率は依然として高過ぎで、非常に緩和的政策が必要といったややハト派的な意見が聞かれた。しかし、プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁やロックハート・アトランタ連銀総裁、そしてブラード・セントルイス連銀総裁などが利上げに対して前向きな発言を繰り返すなど、全般にタカ派的な意見が増えている。利上げに対し市場のコンセンサスを得るべく地ならしが始まったといえそうだ。
ドル高や円安、そしてユーロ安が先週は速い速度で進んだことから、週初もその勢いが続くとみる。ただ、今週は米国新築住宅販売やケースシラーといった住宅関連指標やGDP改定値等重要指標の発表を控える。利上げ観測が高まる中で好調な指標に対してはドル高が更に進む可能性も高まる。ただし、レーバーズデーによる連休を控え週末は予想以上に早く進んだドル高や円安、そしてユーロ安の修正的な動きが入りやすくなる。また、26日にはロシアとウクライナ首脳会談が行われ、再び地政学的リスクが高まるようであれば一気に調整の動きが強まりかねない。
ただし、修正も一時的なもので大きな流れは継続するとみる。
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[米ドル円]105円を前に修正の動きも


米国ゼロ金利解除に向けた動きが本格的に始まる気配を市場は既に感じ始めているようだ。
これまで上昇が始まるきっかけは何度かあったがその度にウクライナやイラクなど地政学的リスクの高まりで梯子を外される場面が何度かあった。しかし、先週はロシアとウクライナ首脳会談が26日に行われることが決定されたことからリスクが後退。米国株式上昇などからドル円は長く続いたレンジの上限となる103円を上抜き、新たな動きが始まった。
更に、FOMC議事録ではゼロ金利解除に向けた議論がされ、利上げに前向きなメンバーが増えたことが明らかとなり更に上昇。先週末のイエレン議長講演では思ったより強いハト派的な意見がみられずドル円は4月以来の104円台に乗せた。引けにかけて押し戻されたものの上昇余力を残しており今週は105円を意識した動きになりそうだ。
月足チャートで下降トレンドラインが105円ミドル付近に位置し、フィボナッチ61.8%も重なる。このレベルは今年1月に付けた最高値でもありかなり意識される。このレベルを超えることで円高から円安の流れに転換するサインとなるため、かなり意識される。
一旦は105円手前では修正の動きが強まりそうだ。
今週のドル円予想レンジ:104円80銭(1月23日高値)~103円20銭(38.2%)
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[ユーロ米ドル]ドル高による一段のユーロ安


先週末のジャクソンホールでドラギ総裁はECBが更に政策スタンスを調整する用意があるとするなど、従来と変わらず追加緩和の可能性を示した。ただ、為替レートは総需要とインフレを支援すべく動きを既に見せていると発言。ユーロ安が進んだことに満足しているようなニュアンスから一時ユーロが買い戻される場面も見られた。しかし、その前のイエレンFRB議長のややタカ派ともとれる発言内容からドル買いの動きがユーロ買いを上回った。ユーロは引けにかけて売りが強まるなど、今週もユーロは上値の重い展開が継続するとみる。ただ、先週の下落速度と幅にはやや行き過ぎた観もあり買い材料に対しては調整の買い戻しのきっかけにもなりかねない。今週26日にはウクライナとロシアの首脳会談が開かれ、何らかの和平の道筋が示されるようであればユーロの買戻しが強まりそうだ。また、週末にはユーロ圏消費者物価指数が発表されるが、ロシアの制裁措置やユーロ安による物価上昇が示される可能性がある。
週末は米国レーバーデーによる連休前ということもありポジション調整的なショートカバーには注意したい。
今週のユーロドル予想レンジ:1.3300(時間足38.2%)~1.3050(76.4%)
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[豪ドル円]高値警戒感のなか一段の上昇を見込む


週足の終値ベースで豪ドル円は一目の雲の上で引けたことで先週までの上昇トレンドの継続が見込まれる。今の豪ドル円上昇の主な動きはドル円の上昇によるものだ。先週の対ドルの動きは米ドルの上昇が進んだことから一時下落したものの、結果的に往って来い。ただ、一部本邦からの豪ドル円の買いが出ていたとの見方もあるなど、資本の買いが少しずつみられる。簡保や生保などの外債投資の動きが目立ち始める中、来月はGPIFの運用方針が示される。ただ、ドル円も105円を目の前に一旦は利食い売りも出やすく、週末は米国連休を控えるだけに大台替わり付近で一部利食い売りも出しておく。
高値警戒感が燻る中で地政学的リスクが高まるようであれば一時的に下振れの可能性が高いものの、下げ止まったところでは再度買いを入れておきたい。
今週の豪ドル円予想レンジ:98円15銭(61.8%)~95円90銭(雲の上限、時間足50%)
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[全般]イエレン議長講演でも市場の見方変わらず
東京市場では株価の上昇などからリスクオンによる円売りが先行。ドル円も103円95銭と4月4日以来の高値を更新。前場の時間帯に中国8月製造業PMIが50.3と予想の51.1を下回り豪ドル円の売りが強まったものの、ドル円の底堅さは継続。引けにかけては利食い売りなどに押される場面も見られた。しかし、NY市場では住宅や雇用の改善を好感し再び底堅さを取り戻した。
NY時間にはマイナスになると予想されていた7月中古住宅販売件数がプラス2.4%と予想の-0.4%を大きく上回った。また、新規失業保険申請件数も予想以上に減少したことを受け株価が上昇。リスクオンの動きから豪ドルやNZドルなどのリスク通貨に対しても円売りが強まった。ただ、今日のジャクソンホールでのイエレンFRB議長講演を控え高値圏では利食い売りが散見されたことで伸び悩んだ。
そのイエレンFRB議長講演では市場は従来のハト派色の強い内容が示されるとの見方が多い。今回のテーマは労働市場の力学の再評価ということから、労働市場の質に関しては依然として緩みに対する懸念をあらためて強調する可能性が高い。しかし、先日のフィッシャー副総裁が懸念を示した労働市場は最近の指標を見ても回復を示すものが多くみられた。また、労働市場でも前日のFOMC議事録でも改善が予想以上に大きいことが確認されるなど、利上げへの地ならしは既に出来上がっているとみられる。
これらから考えると、今回イエレン議長がハト派的な姿勢を示したとしても市場の利上げへの期待が変わることはないだろう。寧ろ、少しでもタカ派的な内容を示すようであればドル買いの動きが更に強まることになりそうだ。
また、イエレン議長後にドラギ総裁の講演が控え、追加緩和姿勢を示す可能性が高く、そうなればドル買いを促しかねない。
調整的なドル売りは限定的とみられるが押したところではドル買いを入れておきたい。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[米ドル円]転換点の105円ミドル

東京市場で4月4日ぶりに103円95銭まで上昇したが、104円を目の前に利食い売りが先行。しかし、103円72銭までで下げ止まるなど、予想以上に下値は浅かった。急速に上昇したことで買い遅れたところも多く、ドルロングがそれ程積み上がっていないことを示すものだ。
NY市場では住宅や雇用指標が好調な結果を示したことでクロス円を中心とした買いが強まったものの、ドル円の上値は限定的となった。今日のイエレン議長講演を控え、ハト派的内容が示された時の下落リスクへの警戒感が強いためだ。しかし、市場は既に利上げへの期待は高く、下げたところでは買いを入れておきたい。これまでのレンジの上限であった103円付近で買いたいところだが、既に買いが大分ならんでいるとみられる。フィボナッチの38.2%戻しとなる103円ミドル付近で一先ず買いを入れておきたい。
ドル円予想レンジ:104円10銭~103円50銭(38.2%)
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[ユーロ米ドル]ドラギ総裁講演で再び下落も


昨日発表されたドイツのPMIが予想を上回ったことでユーロ買いが強まったものの、反対にユーロ圏PMIが予想を下回り押し戻されるなど下落が続いていたユーロは不安定な動きを見せるようになった。1.33ドル付近にあった損切を巻き込みながら急速に下落した反動とみる。ユーロは対ドルだけではなくポンドや円に対しても売りが強まっており、上値は切り下がっている。戻したとしても、これまでサポートと見られていた1.3330付近が精々とみる。今日はドラギ総裁がジャクソンホールで講演が予定されている。総裁は最近悪化したユーロ圏経済やデフレの可能性に対し更なる追加緩和姿勢を示す可能性がある。そうなれば、再びユーロ売りが強まることになる。下値目途としては昨年9月に付けた安値1.31ドル付近が意識される。
ユーロドル予想レンジ:1.3330(50%)~1.3100(13年9月安値)
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[豪ドル円]レジスタンスを超えて次のレベルへ

昨日の東京時間に発表された中国8月HSBC製造業PMIが50.3と予想の51.5を下回ったことから豪ドル売りが強まった。今年最高値となる96円50銭を目の前に利食い売りのタイミングを待っていたような動きだ。しかし、地政学的リスクの後退や世界的な株価上昇によりリスクオンからの豪ドル買いへの意欲は強く、欧米市場では下げたところでは買いが強まった。
NY株式市場も三指数ともに上昇。住宅や雇用市場の改善が市場のリスク選好の動きを強めたことで豪ドルは強いレジスタンスである96円50銭をすんなりと上抜けした。しかし、損切などは見られず意外に静かな上抜けとなった。RBAは豪ドル高に対して懸念を示していることや、当面低金利を継続する姿勢を示しているだけに、このレベルからの豪ドル円は高値警戒観が高まりやすい。しかし、ドル円の底堅さが豪ドル円を支えており下げも限定的とみてよい。
週足の一目の雲の上で今日のNYが引ければ来週はもう一段高値を試す展開となりそうだ。
豪ドル円予想レンジ:97円40銭(13年6月高値)~96円30銭
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[全般]米金融政策正常化前倒し期待でドル全面高
東京市場では前日のNY市場の流れを継いでドル円は堅調なスタートとなった。また、この日発表された日本の7月貿易収支が予想以上の赤字額拡大になったことも円売りを支えた。
昼過ぎにドル円は103円付近にあった損切を巻き込みながら103円25銭まで上昇。欧州市場にかけてもドルの底堅い動きが続いた。
ロンドン時間に発表された英国MPC議事録では予想に反して二人の委員が利上げを主張したことが明らかとなったことでポンドが上昇。同時にユーロポンドの売りが強まるなどユーロは寧ろ売りが強まった。
未明に公開されたFOMC議事録要旨は「参加者は労働市場の最近の改善が予想より大きく、長期的に正常とみられる状況に著しく近づいたことで合意」とした内容で、市場は金融正常化が早まるとの見方からドルは全面高。ポジティブサプライズとなった。一方、株式市場はこの結果を受け一時下落したものの、景気回復への期待からその後回復。NYダウは60ドル近い上昇で引けた。今後金融相場から業績相場に移行する動きとみることもできる。
予想外にタカ派的な内容となったFOMC議事録だが、あくまで雇用などの指標改善が進めばという条件付きであり、急速なドル上昇に対する警戒感が高まる。ただ、市場の異常ともいえるボラティリティーの低下が続いたことから、その反動も考えると、このドル高はまだ入り口に過ぎないかもしれない。
明日のイエレン議長やドラギ総裁の講演を控え調整のドル売りには注意しておきたい。
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[米ドル円]レンジの上限を上抜けて勢い継続


東京時間に発表された日本の7月貿易収支が9640億円と予想の7139億円の赤字額を大きく上回った。この時点では市場の反応は限られたものだったが、前日のロシアとウクライナ首脳会談が行われるとの報道から円売り圧力が強まっていた。ドル円は103円を目の前にこう着状態が続いたが昼過ぎに103円にあった損切を巻き込み103円25銭まで上昇。市場参加者が増える中で日本の機関投資家などの買いの噂も聞かれた。NY時間に発表されたFOMC議事録要旨では予想外にタカ派的な内容となったことでドルが全面高。ドル円は4月4日以来となる104円84銭まで上昇した。
やや上昇が急ピッチにきたことでそろそろ高値警戒感が出る頃だが、反対にこれだけ早く上昇したことで買いがついてきていない。103円付近からの上昇から高値までの38.2%戻しとなる103円50銭付近が下値の限界とみる。レンジを抜け出したことで相場はまだ始まったばかりで勢いがある。
ドル円予想レンジ:104円10銭~103円50銭(38.2%)
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[ポンド米ドル]MPC議事録で3年ぶりに反対票


ロンドン時間に公開されたMPC議事録要旨では予想に反し二人の委員が利上げを主張したことが明らかとなりポンドは上昇に転じた。全員一致で決定されなかったのは3年ぶりのことで、一旦後退した年内の利上げ観測が再び高まり始めた。同時にユーロポンドの売りが強まったことでユーロの下落に合わせる格好でポンドもじりじりと押し戻された。NY時間に公開されたFOMC議事録要旨ではタカ派的な内容となったことでドルが全面高。ポンドはこの日の安値となる1.6588まで下落。ほぼ安値圏での引けとなった。
英国の利上げ期待が米国の利上げ期待に影響した観もあるが、結果としてドルの上昇がポンドを上回った。対ドルでは上値の重いポンドだが対円やユーロに対しては上昇していることからポンドの下落幅は限定的とみる。ただ、今年3月から始まったユーロポンドショートの巻き戻しが終わり再びユーロポンドの売りが強まり始める可能性が高い。そろそろポンドの底値に近づいている。
ポンドドル予想レンジ:1.6650(38.2%)~1.6490( 3月24日安値&BB下限)
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[豪ドル円/豪ドル米ドル]96円50銭のレジスタンスを意識


東京市場で豪ドル円はドル円の上昇を受け堅調な動きが続いた。NY市場が始まり株価が上昇したことでリスクオンからの豪ドル円の買いも散見。FOMC議事録要旨ではタカ派的な見方が強まったことで米長期金利が上昇したことから対ドルで豪ドル売りが強まった。しかし、それ以上にドル円が大幅上昇となったことで豪ドル円は今年最高値となる96円50銭に迫る96円42銭まで上昇。このレベルでは利食い売りなどが並んでいるとみられ、一旦は押し戻されている。対ドルで豪ドルの下落は徐々に落ち着いており、0.92付近が当面の底とみられる。結果的に豪ドル円が今年高値を抜けていくにはドル円次第ということになる。GPIFや簡保、郵貯といった買いが今後強まる傾向がみられるだけに、豪ドル円が上値を抜けるのは時間の問題だろう。
豪ドル円予想レンジ:96円50銭~95円80銭
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[全般]米経済回復期待と地政学的リスクの後退でリスクオン
東京市場ではニュージーランドのPPIが予想を下回りNZドル売りが進んで始まった。その後公開されたRBA議事録では豪ドル高への強いけん制がみられず従来通りの内容となり豪ドルは上昇。ドル円も日経平均株価の上昇により底堅い動きとなった。
ロンドン時間に発表された英国CPIが予想を下回ったことでポンドが急落。ユーロもポンドに攣られて下落するなど、各通貨の動きはまちまちとなった。
しかし、NY時間に発表された米7月住宅着工件数や許可件数が予想を大きく上回る好結果となったことでドルが全面高となった。先日のフィッシャーFRB副総裁が住宅市場への悲観的な見方を示しており、利上げ時期が後退していた。前日発表されたNAHB住宅市場指数も改善していることから、住宅市場への懸念は払しょく。利上げ時期を遅らせる理由がこれで一つ消えたことになる。
今日公開されるFOMC議事録でゼロ金利解除に関する話し合いがされているようであれば、ドル買いが更に進む可能性が高まる。
金曜日のイエレン議長講演でゼロ金利解除に関する話が出なかったとしても、この流れからみると市場の期待は高まることになりそうだ。
また、昨日はロシアとウクライナ首脳会談が26日に行われるとの報道もあり、ウクライナ情勢進展への期待が高まったことでリスク回避の動きが後退。結果的に円売りとドル高の双方の動きがドル円を押し上げた。
市場参加者が戻り始めており流動性が高まる中でのドル高円安の動きは更に強まりそうだ。
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[米ドル円]103円の攻防


週足の13週、26週、そして52週の移動平均線、更に一目の雲の上限を上回ったことでドル円の底堅さが確認された。日足のパラボリックSARも売りから買いのサインに転換。ボリンジャーバンドの角度も右肩上がりとなり、中心線に沿って上昇を示している。
昨日のNY時間に発表された米住宅着工件数が予想を上回り、CPIも緩やかな上昇を示したことで利上げ期待が高まった。米長期金利が2.4%台に上昇しドルが全面高。
また、ウクライナ情勢の緊張が後退したことで株価が上昇しリスクオンによる円売りを促した格好だ。ただ、103円付近というのは4月からのレンジ相場の上限に位置することから、利食いも含めかなりの売りが並んでくるとみる。一旦は103円台に乗せたとしても何度か押し戻される場面もありそうだ。上に抜け切れない場合には目先ダブルトップを形成することから一先ず103円付近では利食いを出しておく方がよさそうだ。
ただ、流れとしては上昇基調に変わりはなく、下押しは拾っておきたい。
ドル円予想レンジ:103円20銭(BB)~102円60銭
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