ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2014-08

[全般]NY株式市場の急落も一時的

前日の米GDPやFOMCにより市場は米国経済復調をあらためて確認した格好でFRBの早期利上げ観測が強まった。しかし、昨日のNY株式市場では三指数ともに大幅下落するなど、不安感が再び広がり始めた。
昨日はドルが全面安となる中でユーロ圏7月消費者物価が4年9か月ぶりの低水準とありデフレ懸念による追加緩和への期待からユーロ売りが強まった。また、ポルトガル大手銀行BESが巨額の損失計上したことで金融不安が広がった。また、アルゼンチンのデフォルト懸念も重なり欧州だけではなく米株式市場でも大幅下落となった。
同時に米長期金利が一時2.6%台に乗せるなど利回りが上昇したことからドル高の動きが更に強まった。結果的にドル円の大きな落ち込みはなく堅調な動きが継続している。
前日の楽観的な雰囲気が一日で冷え込むような株価の下落幅となったが、これは調整の域を脱してないとみる。アルゼンチンがデフォルトに陥ることは不可避とみられるものの、2001年の時とは違い資金自体は枯渇していないことから市場への影響は限定的との見方が一般的だ。また、ポルトガルの金融不安も一銀行の損失から拡大することはないとみられる。
ユーロの下落も追加緩和期待によるものが主な要因であり今の段階での利下げはないとみる。
昨日の米GDPやFOMCの結果マーケットの潮目という見方が強まる中で、今日の米雇用統計を控え一時的なポジション調整の動きとみてよいだろう。
昨日発表されたシカゴ購買部景気指数が予想を大きく下回ったことも株価下落の要因とされるが、普段は殆ど無視されている指標だ。
今日の米雇用統計は最も注目されるものだが、その他個人消費支出やISM製造業景気指数といった重要指標も同時に発表されることから、そちらも株価への影響は大きい。
市場は過敏に反応しやすく荒っぽい動きが今日も継続するとみられるものの、米経済の復調の変化をもたらす程のものではない。
混乱が収まれば短期間で再び株価上昇とドル高円安の動きに戻るとみる。





※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。


テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[米ドル円]株価下落でも長期金利上昇で堅調な動き

(米ドル円日足)


ポルトガルの大手銀行BESの財務不安が再燃したことやアルゼンチンのデフォルト懸念、そして米国利上げ前倒し懸念などから株価が大幅に下落。本来であればリスク回避からの円買いが進むものだが長期金利の上昇によるドル買いの動きと相殺されドル円の下げは限定的となった。寧ろ、新規失業保険申請件数の発表直後は103円台に乗せるなど底堅い動きがみられる。
日足チャートを見ると二日連続で上髭が伸びていることから目先は上値も重い展開が予想される。
ただ、昨日の下げが限定されたことで下落リスクへの恐怖感は低く、今日の米雇用統計の結果次第では再度前日の高値103円05銭を超えていくとみる。
週足ベースの終値が103円台で引けるようであれば来週は更なる上昇が見込めそうだ。


ドル円予想レンジ:103円30銭~102円60銭(23.6%)





※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。


テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[ユーロ米ドル]追加利下げ観測とBESの財務不安

(ユーロ米ドル日足)


(ユーロ米ドル時間足)


注目のユーロ圏7月消費者物価は0.4%と予想の0.5%を下回った。これは4年9か月ぶりの低い水準となり市場にデフレリスク再燃への懸念が高まった。また、ポルトガルの大手銀行BESが上半期36億ユーロの損失を計上するなど財務不安が再燃したことでユーロ売りが強まり一時1.3365まで下落。また、NY市場では利上げ前倒し懸念から米長期金利が上昇したこともユーロの下押し要因となった。
しかし、ユーロ売り材料はほぼ出尽くした感もありそろそろ調整的な戻しが入る頃だ。
今日の雇用統計では予想を下回るものとなったとしても、この3カ月間20万人を大きく上回ることから影響は一時的なもので終わるとみる。ユーロは5月の高値1.4ドル付近から1.35ドルまで下落が続き1.37ドルまで38.2%戻しから再び下落転じた。今回も1.33ドル付近まで下落した後から38.2%戻しが始まれば1.35前半までの戻しが期待できる。
雇用統計というビッグイベントが終了しても反転の兆しがなければ、ユーロはもう一段の下落が始まるとみて再度売りを出しておきたい。


ユーロドル予想レンジ:1.3450(50%)~1.3350





※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。


テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[豪ドル米ドル]下げ止まるか下抜けか

(豪ドル米ドル日足)


(豪ドル米ドル時間足)


欧州市場に入りドルの長期金利が上昇したことで豪ドルは0.93ドルを明確に割り込み0.9275まで下落した。しかし、NY市場に入ると株価が大幅下落する中で徐々に買戻しの動きが強まった。0.9275はフィボナッチの76.4%戻しのレベルでもあり買いが並んでいた模様。
今日は豪州4-6月期PPIと中国PMIが発表される。最近は中国の経済指標に反応しづらくなっているものの、市場の流動性が低下し始めており値幅がいつもよりも大きく反応する可能性が高い。
今日の米雇用統計発表も含め、昨日の安値0.9275を下回るようであれば0.92付近までの下落も視野に入る。或いは、このレベルの底堅さが確認できれば0.93付近までの上昇が見込まれる。


豪ドルドル予想レンジ:0.9370(時間足50%)~0.9275(日足76.4%)





※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。


テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

 | HOME | 

注意喚起

店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
取引にあたっては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。



商号 : ヒロセ通商株式会社
業務内容 : 第一種金融商品取引業
登録番号 : 近畿財務局長(金商)第41号
加入協会等 : 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)
    日本証券業協会 日本投資者保護基金

 

岡安盛男のもりもりトレード情報!



新規口座開設はこちら

口座開設バナー


LION FX経済カレンダー信託保全確定申告について各国情報Q&A
初めてのFX
連絡先

カテゴリー

プロフィール

ヒロセ通商

Author:ヒロセ通商
毎日の売買ポイント
●ファンダメンタルズ
●テクニカル

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する