ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2014-08

[全般]ウクライナにイラクも加わり地政学的リスクに市場は翻弄

ウクライナ情勢の悪化にイラクへの米国による軍事行動などが加わり市場は翻弄され、不安定な動きが続いている。
昨日はECBやBOEの政策会合が開かれユーロやポンドが荒っぽい動きとなったが、その背景には地政学的リスクが強く影響した。
東京時間に発表された豪州失業率が予想以上に悪化したことを受け豪ドルが急落。米国利上げ観測が強まる中で、高金利通貨やリスク通貨に対し地政学的リスクも加わり神経質な展開がこの日もみられた。
欧州時間にはBOE政策会合とECB理事会が開催され、双方ともに現行の政策金利据え置きを決定。市場への影響は限定的となったもののユーロポンドのポジション調整の動きもあり不安定な動きが目立った。
NY市場で発表された新規失業保険申請件数が28.9万件と予想の30.5万件を下回りNYダウはしっかりとした動きで始まった。しかし、その後ウクライナで戦闘機が撃墜されたことや、米国がイラクへ人道的な理由で軍事行動を検討しているとの報道で株価が再び下落。地政学的リスクの高まりがこの日も株価の下落と同時に円買いの動きが強まった。
米国経済の底堅さが確認されるものの、地政学リスクが依然として燻ることから市場は安全資産の米国国債や円に資金をシフト。
一時的な円高や株安との見方が残るものの、暫く地政学的リスクによる不安定な動きは継続するとみる。ただ、いつものことだがこの様な動きは時間が経てば市場の反応は鈍くなるものだ。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]黒田総裁記者会見に注目

(米ドル円日足)



(米ドル円時間足)

USD_JPY_20140808_jikanashi.jpg

今日は日銀政策会合の結果が発表される。
いつもであれば黒田総裁の記者会見に対する注目は低いものの、地政学的リスクの高まりや株価の下落などから神経質な相場展開が続くだけに予想外に反応する可能性もあり用心したい。
最近のドル円の動きをみると短期ポジションのストップ狙う動きが目立ち始めている。昨日も東京時間に英系とみられる金融機関が102円20銭付近にあったドルショートを狙った買いが入り102円45銭まで上昇。前日には同レベルで反対にロングを切らせる動きもみられるなど、ドル円は投機的な動きが入りやすいようだ。
日米金融政策の違いからドル円は最終的に上昇するとの見方が主流ではあるが、短期的には米長期金利の低下から上値が抑えられている。
102円付近の底堅さを再確認したところで買いを入れておきたい。
ただ、101円60銭にあるパラボリックSARを下回るようであれば下落リスクが一気に高まるとみる。
ドル円予想レンジ:102円50銭(61.8%)~101円90銭(雲の上限)
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[ユーロ米ドル]ドラギ総裁発言で下落リスク強まる

(ユーロ米ドル日足)


(ユーロ米ドル時間足)

EUR_USD_20140808_jikanashi.jpg


ECB理事会では予想通り現行の政策金利を据え置いたことでユーロは底堅さを保った。しかし、
その後ドラギ総裁の記者会見で「ロシアの状況はユーロ圏経済にとってマイナスの影響を及ぼす」と発言。また、ユーロ圏と米国金融政策は今後も長きにわたり別の道筋をたどるとしたことでユーロ売りが強まりこの日の安値となる1.3342まで売られた。しかし、前日の安値1.3333までは届かず押し戻されたことで、短期的にダブルボトムを形成したことになる。
前日のイタリアGDPの悪化やロシアによる報復措置などのユーロ売り材料も大分出尽くし感が出てきた。週末ということもあり、そろそろショートカバーが入りやすくなっている。
もし、1.33ドルを割り込んだとしても昨年11月に付けた安値1.3295ドルは強いサポートになる。
ユーロドル予想レンジ:1.3410(61.8%)~1.3340
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[豪ドル円]失業率の悪化で追加緩和期待再燃

(豪ドル円日足)


(豪ドル円時間足)



昨日の東京時間に発表された豪州7月雇用統計は予想以上の悪化が示されネガティブサプライズとなり豪ドルは急落。一旦後退した追加緩和期待が再び高まり始めている。
7月雇用統計は雇用者数が-300人と予想の+1万3200人を下回った。雇用者数は毎回予想と異なることが多く、これ自体は大きな影響はなかった。しかし、失業率が予想の6.0%を大きく上回る6.4%と上昇したことで豪ドルは一気に下落に転じた。
目先の豪ドルロングの損切を巻き込みながら一目の雲に突入し、その後雲の下限も下回り、ほぼ安値圏で引けてきた。
NY株価の下落によるリスク回避の動きも加わることから、今日の東京市場でも上値の重い展開が予想される。
ただ、潜在的な豪ドル買い意欲は根強く、下げ止まり感が出たところでは再び買いを入れておきたい。
今日は日銀会合後の黒田総裁の記者会見で追加緩和の可能性が示されるようであれば買戻しのきっかけになり注目したい。

豪ドル円予想レンジ:95円00銭~94円35銭(61.8%)

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