ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2014-08

[全般]相場の節目

ユーロやポンド、そしてドル円の値動きが徐々に狭まり始めている。先日のイラク爆撃を米国が承認したとの報道でポジションの巻き戻しが入ったことから、為替だけではなく株式市場も次の方向を見定めようと、相場流れの潮目に差し掛かっているようにみえる。
昨日のアジア市場では日経平均株価が前日のNY市場の流れを継いで堅調な地合いで始まったことでドル円も買い先行で始まった。日本はお盆休みということから実需の動きは少なく、投機的な買いが入ったとみられる。結果的に欧州時間には利食い売りが出るなど往って来い。
ユーロはドイツやイタリア、ユーロ圏のGDPが冴えない結果となったことで売りが強まる場面も見られたが、全般にユーロショートが積み上がっていたこともあり買いの勢いが優勢となった。ただ、ポンドは前日のインフレリポートの結果利上げ時期が先送りされるとの見方が強まる中で売りの動きが継続。NY市場ではユーロポンドの買い戻しの動きが目立った。
今日は特に注目される経済指標の発表はないものの、来週21日から始まるジャクソンホールでのイエレンFRB議長発言に市場の注目は集まる。
10月に終了する予定のテーパリングの後のゼロ金利解除に向けた道筋が示されるとの期待が高まる。ただ、市場は株式や債券市場の混乱に対する警戒感も強く、ポジションを一方向に偏らせにくくなっている。米国の金融政策の転換点になるかもしれない重要な節目に近づいているとみることも出来る。
今日は週末ということもありもう一段のユーロポンド買いやドル円のショートカバーが強まるとみている。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]リスクオンによる円売り継続

(米ドル円日足)



東京市場では日経平均株価の上昇に伴い、ドル円の纏まった買いが朝方から入りこの日の高値となる102円65銭まで上昇。その後も底堅い動きが続いたものの欧州市場に入ると米長期金利が低下し、利食い売りなどから押し戻された。
ただ、NY市場では株式市場が三指数とも堅調な地合いとなりリスクオンの動きから相対的に金利の高い通貨に対し円売りが強まり、ドル円の底を押しあげる要因となった。
日足のボリンジャーバンドが上向きの角度を保ち、バンドの幅も拡大していることから上値を試す力はまだ残る。ボリンジャーの上限やパラボリックの位置する102円90銭から103円の壁は厚く、そのレベルを超えるのは来週のイエレン議長の講演次第といったところだ。
ドル円予想レンジ:102円70銭(76.4%)~102円30銭[NY市場安値]
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[ポンド米ドル]4-6月期GDP待ち

(ポンド米ドル日足)




欧州時間に発表されたドイツやユーロ圏、そしてイタリアなどの4-6月期GDPが予想を下回った事からユーロ売りが強まりポンドの買い戻しの動きが強まった。その後、ロシアのプーチン大統領がウクライナ停戦に向けて全力を尽くすと発言したことでユーロは上昇。NY市場にかけてポンドもユーロに攣られた格好で底堅い動きとなった。ただ、先日発表されたインフレリポートで賃金見通しが下方修正され利上げ時期が先送りになるとも見方が強まる。悲観的な地合いが燻る中で今日発表の英国4-6月期GDPが発表される。
予想を若干でも下回るようであればもう一段のポンド売りが強まる可能性が高い。

ポンドドル予想レンジ:1.6700~1.6635(BB下限、76.4%)

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[カナダドル円]94円のレジスタンス意識

(カナダドル円日足)

CAD_JPY_20140815_hiashi.jpg


米国がイラクへの爆撃を承認した後から相対的に金利の高い通貨が対円で買われやすくなっている。リスクオンによる短期的な円キャリーの動きが入っている可能性が高い。来月にはGPIFの方針が示されることや、生保が運用利回りを求めて外債購入に向かうといった期待がその背景にあるようだ。
ただ、カナダ円の94円から94円10銭にかけてはテクニカル的に強いレジスタンスがいくつか重なる。一目の基準線、ボリンジャーバンドの中心線、そしてフィボナッチの38.2%戻しがこのレベルに重なっている。一旦はこのレベルでは利食い売りで抑えられそうだ。
ただ、NY株式市場の上昇が続くようであればリスクオンによる円売りが強まり、もう一段上値を試す展開が予想される。

カナダ円予想レンジ:94円45銭(50%)~93円70銭

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