ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2014-08

[全般]米金融政策の行方を占う重要な週

先週はロシアのプーチン大統領がウクライナ停戦に向けた姿勢を示したことでリスクオンの動きが強まりクロス円全般に底堅い動きで推移。また、日本の4-6月期GDPが予想通り大幅に悪化したことで追加緩和期待からの円売りも加わるなど、ドル円も底堅い動きとなった。ところが、週末にウクライナ軍が越境してきたロシア軍を撃退したとの報道で再び地政学的リスクの高まりから円が一気に買い戻されるなど、不安定な動きが続いている。
この時期は世界的に夏休みシーズンとなることから市場の流動性が低下していることも短期的に荒っぽい動きになりやすいということもある。
東京市場はお盆休みを終えそろそろ市場参加者が戻り始めることから、次の方向性を探る展開が予想される。
今週の注目は大きく二つある。
一つは米国の利上げ時期への思惑が高まり米株式と債券市場への影響だ。19日には米7月CPIと住宅着工件数が発表される。先週末にコチャラコタ・ミネアポリス総裁が物価はFOMC目標から程遠く、2018年まで2%に達成しないと発言したことで長期金利が低下。今回のCPIが予想を下回るようであれば利上げ時期が後退するとの見方が強まる。最近は回復の鈍さが目立つ住宅市場にも注目が集まる。
20日はFOMC議事録が公開され、22日はジャクソンホールでイエレン議長講演が行われる。先日フィッシャーFRB副議長が新興国市場も含め世界的回復が期待外れで、労働参加率の低下や住宅市場への的な見方を示された。イエレン議長との足並みをそろえた格好となっていることから、もし議長が消極的な姿勢を示すようであれば金利低下によるドル売りの動きが強まる。一方、米株式市場の上昇が円売りを促す事からドル円も複雑な動きになりそうだ。
もう一つの注目はBOEやRBAの議事要旨公開やドラギ総裁の講演だ。
賃金見通しを下方修正したことでBOEの利上げ時期が先送りになるとの見方からポンドは下落。一方、地政学的リスクの後退からショートカバーによるユーロ買い戻しの動きが強まりユーロポンドが上昇した。ジャクソンホールでのドラギ総裁が更なる追加緩和姿勢を示すようであればユーロポンドが再び下落への引き金にもなりかねない。

今週は市場参加者が戻る中で各国金融政策の行方を見極めようとする動きが強まりそうだ。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]ドル安と円安の綱引き

(米ドル円日足)



先週はプーチン大統領の発言でウクライナ情勢の緊張が後退しリスクオンから株価が上昇し円売りの動きが先行。週末金曜のNY市場では一時102円72銭を付けた。しかし、その後ウクライナ軍がロシア軍用車両を撃退したとのニュースで一転。円は一斉に上昇に転じ102円13銭まで押し戻されるなど荒っぽい動きとなった。最近は買いが強まりそうな段階になると地政学的リスクなど何らかの材料で梯子を外されることが多いように見える。しかし、ドルの長期金利が2.3%台に低下してもドル円の底は寧ろ固いとみる。
今週はイエレン議長講演でゼロ金利解除への道筋が示される可能性が高い。先日のフィッシャーFRB副総裁の発言と同様に世界景気に対し悲観的な見方を示すようであれば一時的に102円を割り込む可能性もある。しかし、最近の米経済指標は全般に好調な回復基調を示すもので、下値は限定的とみる。また、今週は対外証券投資の状況が示され、本邦からの外債投資が拡大しているとの見方が強まれば円売り材料として捉えられる。
地政学的なリスクは一時的な円買いに反応するものの、寧ろ買い場を与えてくれているともいえる。イエレン議長がゼロ金利解除に向けて粛々と準備に入るのであればドル円は一気に103円台を試しに行くとみる。


今週のドル円予想レンジ:103円65銭(61.8%)~102円10銭

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[ユーロ米ドル]ショートカバーの終了後は再び売り強まる

(ユーロ米ドル8時間足)

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(ユーロ米ドル週足)



先週はロシアのウクライナからの撤退などへの期待からユーロはショートカバーが強まり底堅い動きが続いた。また、米長期金利の低下が更にユーロドルを押し上げる要因となった。ただ、日中は上下に荒っぽい動きも多く、薄商いということもあるがポジションが交錯する場面が目立った。週末にはウクライナ軍がロシア軍用車両を撃退するなど再びきな臭い状況となったが、米金利低下によるドル売りがユーロ売りを上回った。ここにきて、ドイツやフランスなどの景気指標の悪化が懸念されるものの、ドイツ債などへの資金流入が激しく、ユーロの下支えとなっている。
今週末にはジャクソンホールでイエレン議長やドラギ総裁の講演が開かれる。イエレン議長は地政学的リスクやユーロ圏経済への懸念などからゼロ金利解除への慎重な見方が示されるとの見方もある。同時に、ドラギ総裁もユーロ圏やドイツなどの景気への懸念から追加緩和に積極的な姿勢を示すとの観測もある。結果的に、ユーロはショートカバーが終われば再び売りに転じる可能性が高いとみる。

今週のユーロドル予想レンジ:1.3470(38.2%)~1.3290(13年11月安値)

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[ポンド米ドル]利上げ期待再び高まるか議事録に注目

(ポンド米ドル時間足)



(ポンド米ドル日足)

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先週月曜に発表された英国インフレリポートで賃金見通しを2.5%から1.25%に下方修正。また、カーニー総裁がポンド高は英経済の向かい風とし、ポンド高に対するけん制姿勢を示したことを受けポンドは一気に下落に転じた。年内にも利上げに踏み込むとの観測で上昇してきたポンドロングの投げが入った模様。その後もポンドは安値圏となる1.66ドル台でのもみ合いが続いている。
ただ、その後発表された英国4-6月期GDPは3.2%と予想の3.1%を上回るなど前回の雇用統計も含め好調な景気回復を示している。今年の英国住宅価格指数は既に10%、1年を通してみると17%も上昇しているだけにいずれは利上げに踏み切らざるを得ない状況は間違いない。
今週は英7月CPIが火曜に発表され注目される。ただ、その次の日の水曜日は先日のMPC議事録要旨が発表される。既にロングが投げた後だけに、ここで利上げの可能性が少しでも示されるようであれば、再びポンド買いが強まるとみる。
結果的にユーロポンドの下降トレンドが復活することになり、そうであればユーロポンドの売りも面白い。

ポンドドル予想レンジ:1.6840~1.6610(61.8%)

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