ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2014-08

[全般]米住宅市場への懸念と地政学的リスクの後退

お盆休みを終えた週明け東京市場は慎重な動きで始まった。
先週末にウクライナ情勢の悪化から下落したドル円も警戒感が後退したことで値を戻す動きとなった。NY市場では8月のNAHB住宅市場指数が55と予想の53を上回ったことで株式市場が三指数ともに大きく上昇。先日のフィッシャーFRB副議長が住宅市場に対し懸念を示していただけに、今回の結果は週末のイエレン議長発言に対する期待が高まった。また、イスラエルとパレスチナが停戦延長で合意したことや、ウクライナの緊張緩和が株価やドルの下支えとなった。先週末に2.3%付近まで低下した米長期金利も2.4%近くまで上昇するなど、一時期の悲観的な見方も後退。市場参加者が徐々に戻り始めていることもあり、相場の安定感が増してきた。
週末のイエレン議長講演を控え、地政学的なリスクによる不安感は漂うものの、昨日の住宅指数で大きく反応するなど、米国経済指標に市場の注目が集まる。
今日は米国7月消費者物価と住宅着工件数の発表を控える。市場のセンチメントは変わりやすく、予想を下回ると今度は一気に悲観的なムードに変わりやすい。ただ、週末のイエレン議場講演待ちということもあり往って来いとなりやすく、後追いには気を付けた方がよさそうだ。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。


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[米ドル円]下値が切り上がる

(米ドル円日足)




お盆休みを終え市場参加者が戻り始めた東京市場では慎重なスタートとなった。先週末のウクライナ情勢の悪化から下落したドル円も緊張感が後退したことで底堅い動きとなった。
また、NY市場では株式市場が三指数とも大幅上昇となったことを好感。長期金利も2.39%まで上昇したことでドル買いの動きが強まりドル円は102円60銭まで押し戻された。先週の下落分をほぼ取り戻した格好となった。
日足チャートを見ると8月8日のオバマ大統領のイラク爆撃承認により下落した時から、底値が確実に切り上がっている。今日の米国7月CPIや住宅着工が予想を上回る結果となれば7月末に付けた高値103円台を試す展開が予想される。
反対に、地政学的リスクが高まり突発的な売りが出たとしても、市場はリスクに対し徐々に免疫が出来始めていることから下値は限定的とみる。


ドル円予想レンジ:103円00銭~102円40銭
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[ポンド円]ショートカバーも一時的

(ポンド円日足)



週明けのシドニー市場でポンドの纏まった買いが入り先週末のNY終値よりも高いレベルでポンドはスタート。この時間帯にポンドの買いが入るのは珍しく、投機的な動きだけではなさそうだ。目先のポンドショートのシコリがまだ残る中、今日は17時半に英国消費者物価や小売売上、そして卸売物価指数の発表を控える。発表前にはもう一段のショートカバーが入りやすいとみる。ただ、日足を見ると上値が切り下がってきておりボリンジャーバンドも右肩下がりが続いている。172円ミドルにはボリンジャーの25日移動平均線やパラボリックSARが上値を抑える。フィボナッチの38.2%戻しとなる172円30銭付近が上値目途とみる。戻し売りスタンスで臨みたい。


ポンド円予想レンジ:172円30銭(38.2%、パラボリック)~171円30銭

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[豪ドル米ドル]RBS議事要旨の公開

(豪ドル米ドル日足)


ウクライナなどの地政学的リスクの高まりが後退し米株式市場が堅調な地合いを続けていることから豪ドルも底堅い動きが続いている。また、米長期金利が低下したことも対ドルで豪ドルの底を支える。ただ、RBAの緩和スタンスは依然として継続しており、豪ドル高へのけん制も豪ドルの上値を抑える要因となっている。
今日の10時半にはそのRBA議事録要旨が公開される。予想以上にハト派的な内容がみられるようであれば売りのタイミングとなりやすい。明日もRBAスティーブンス総裁の半期議会証言が予定されており、緩和継続の意向が示されるとみられている。
8月7日に豪州雇用統計が予想以上の悪化を示したことで0.93ミドルから0.92ミドルに下落。その下落の窓埋めの動きが続いている。0.93ミドルは一目の雲の下限やフィボナッチ50%戻しのレベルでもあり、その手前では売りを入れておきたい。


豪ドルドル予想レンジ:0.9355(雲の上限、50%、8月7日高値)~0.9310

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