ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2014-08

[全般]調整後はもみ合い

週明けシドニー市場でドルは全面安の展開で始まったが、その後一日かけて調整の動きが強まった。
特に材料があったわけではないが先週のジャクソンホールでイエレン総裁がややタカ派的な内容であったことからドル上昇への期待が高まっていた。また、ECBドラギ総裁が金融緩和で需要を刺激するといった発言によりユーロ売りが強まったこともドル買いの動きを活発にさせたと思われる。朝方の買いはマクロ系ファンドの投機筋の買いとも言われているが、薄商いの中でシステム系の売買による損切なども付けた模様。その後ドル円やポンド、豪ドルなどは窓を埋める動きとなったがユーロは殆ど目立った戻しがみられず上値の重さを示すものとなった。欧州時間に発表されたドイツの8月Ifoが予想を下回った事から追加緩和への期待が強まりユーロ圏各国の債券利回りは軒並低下。ドイツの2年債はマイナス金利となるなど米債との利回り格差が拡大した。
NY時間には7月新築住宅販売が前月から-2.4%と予想の+5.9%を大きく下回ったことでドル売りも見られたが小幅な下げとなった。先週発表された中古住宅やその他の住宅関連指標は好調な地合いを示していたことから、懸念されたものの前月分が上方修正されるなど影響は限定的。寧ろ株式市場は緩やかな緩和政策解除になるといったポジティブな見方もありS&Pはこの日史上最高値となる2000ドルを突破。NYダウも75ドル上昇して引けた。株式市場や為替市場が次の新たなステージに入ったとの見方が広がっている。一方、長期債利回りは2.4%を下回るなどドルの上値も抑えられた。
ドル円は104円ミドルまで上昇しユーロは1.31ドル台とドル高が進んだものの、ここからは慎重な動きが続くとみる。
今日はウクライナとロシア首脳会議が行われるが、昨日はロシア軍がウクライナ東南部に侵入するなど混乱が続く中で話し合いは難航しそうだ。もし、停戦に向けた道筋が示されるようであればポジティブサプライズとなり円売り、決裂となればリスクオフからの円買いの調整の動きが更に強まりかねない。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。





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[米ドル円]104円を挟んだもみ合い

(米ドル円日足)



週明けシドニー市場でドル円はいきなり104円49銭まで上昇。殆ど参加者のいない中で投機的な買いが入ったといわれる。システム売買で損切を巻き込んだ可能性もあるが、その後は窓埋めの動きが強まり104円前半まで押し戻された。欧州市場が始まりドルの長期金利が低下する動きに合わせた格好でドルが全般に下落。ドル円は一時104円86銭まで低下した。しかし、NY市場では株式市場が三指数ともに上昇しS&Pが史上最高値を更新。リスクオンからの円売りの動きが強まり104円台に再び乗せて引けてきた。
今日の日経平均株価はNY市場の堅調な地合いを継いで上昇し、ドル円も底堅い動きが予想される。ただ、104円ミドルの高値を付けたことで目先の天井が意識される。
今日のロシアとウクライナ首脳会談で停戦への道筋が示されなければ一時的に円高が進むとみる。ただし、今回のドル円が短期間で上昇したことから買い遅れ観が強く、押し目では買いが相当並ぶことになりそうだ。当面は103円ミドルから104円ミドルのもみ合いに入ったとみる。

ドル円予想レンジ:104円50銭~103円60銭(23.6%)


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[ユーロ米ドル]追加緩和期待と地政学的リスク

(ユーロ米ドル30分足)



週明けシドニー市場でユーロは先週のNY終値となる1.3240から1.3190付近へと大きく下落して始まった。投機的な売りが入ったとも見方もあるが、先週のジャクソンホールでドラギ総裁が金融政策で需要を刺激することを言明したことで追加緩和への期待が高まった。一方で、イエレン議長のハト派的な姿勢にやや変化が見られたことで対ドルでの売りが仕掛けやすい状況となった。昨日発表のドイツ8月Ifoは106.3と予想の107.0を下回ったことで追加緩和期待が更に高まった。ドイツの2年債利回りがマイナスとなりユーロは1.3182ドルまで低下。早朝の下落に対する窓埋めの動きはなく終始上値の重い展開が続いている。
今日はウクライナとロシアの首脳会談が行われる。停戦に前向きな姿勢が示されるようであれば一時的にユーロの買い戻しが強まるとみる。ただ、今回のユーロ売りの主な要因はECBの追加緩和期待ということもあり上値は限定的とみてよいだろう。上値目途としては先週末のNY終値となる1.3240付近やフィボナッチ38.2%戻しの1.3225付近が意識される。

ユーロドル予想レンジ:1.3230~1.3100(13年9月安値)

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[豪ドル円]目先調整売り強まる

(豪ドル円日足)



早朝のシドニー市場で豪ドルは対ドルで0.9290付近まで下落。同時にドル円が104円49銭まで上昇したことで豪ドル円は先週末のNY終わりとほぼ同レベルの96円80銭近辺で始まった。その後は日経平均株価が底堅い動きで始まったことから豪ドル円は昨年6月以来の高値となる97円11銭まで上昇。しかし、その後欧米市場にかけて利食い売りなどが強まり押し戻された。先週末の終値を下回るとロスカットも誘発され96円60銭まで下落。
日足のローソク足を見ると高値で寄り引き同時線、所謂十字線が現れたことで目先天井を付けた可能性が高い。下値目途はこれまで上値と意識されていた96円付近となり、一目の転換線の位置する96円10銭が意識される。

豪ドル円予想レンジ:96円80銭~96円10銭(転換線、7月30日高値)

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