ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2014-08

[全般]材料難からユーロが相場牽引

昨日は特に材料のない中でユーロを中心とした取引が活発となった。
東京市場は日経平均株価の冴えない動きの中で円がじり高となるなか、追加緩和への期待が高まるユーロ円の下げが目立った。東京時間の3時に発表されたドイツ消費者信頼感指数などが予想を下回ったことも上値を抑える要因となった。その後ジョイブルドイツ財務相が先週行われたジャクソンホールでのドラギ総裁発言が過剰に解釈されていると発言したことでややユーロの買い戻しも見られたが押し戻された。
NY市場では経済指標発表がない中で、連休前ということもありポジション調整的な円の買い戻しやユーロポンド売りが散見。ところが、動きが緩慢の中でECB関係者の話として「29日発表の8月インフレ統計でユーロ圏がデフレにかなり近づいている兆候がなければ、来週のECB会合で新たな決定を下す可能性は低い」と発言したことでユーロは一気にショートカバーが入った。他の通貨に目立った動きのない中で唯一利下げへの可能性が示されたユーロに投機筋の注目が集まっている。
今日は米国GDP改定値や住宅販売保留指数が発表される。連休前ということから市場の流動性が低下しており一時的に荒っぽい動きが予想される。ただ、米国景気改善への期待が強まる結果となればユーロを中心としたドル買いの動きが強まりそうだ。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。


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[米ドル円]ポジション調整の売り

(米ドル円日足)


東京市場では日経平均株価の勢いが減速したことでドル円も104円台を割り込むなど上値の重い展開となった。特に目新しい材料のないところでユーロの買い戻しの動きが強まるとドルは全般に低下し、ドル円はNY市場でこの日の安値となる103円77銭まで下落した。その後は新たな買いも見られたが104円には戻せずにNY市場が引けてきた。
今日は米国連休前ということや来週は雇用統計やECB理事会といった重要イベントを控え全般にポジション調整の動きが強まりそうだ。売られ過ぎや買い過ぎを表わすRSIはほぼ上限の100に近づいていることから下落リスクが高まる。また、日足ボリンジャーバンドの上限を下回ったことでバンドウオークが一旦は終了したとみることが出来る。ただ、中長期的なドル上昇への見方は変わらず、あくまで調整売りの域を脱することはないとみる。

ドル円予想レンジ:104円05銭~103円50銭(23.6%)
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[ユーロ米ドル]1.3215のレンジの上限に注目

(ユーロ米ドル時間足)



(ユーロ米ドル日足)

EUR_USD_20140828_hiashi.jpg

先週のドラギ総裁講演で追加緩和期待が強まったユーロも昨日はショートカバーの動きが強まり反発。
東京時間に発表されたドイツ消費者信頼感指数は8.6と予想の8.9を下回り、同時に発表された輸入物価指数も-1.7とこちらも予想の-1.4を下回った。しかし、ジョイブレドイツ財務相がジャクソンホールでのドラギ総裁発言は過剰に解釈されているといった発言からユーロは目先のショートカバーが優先され上昇に転じた。また、NY市場では ECB関係者の話として「29日発表の8月インフレ統計でユーロ圏がデフレにかなり近づいている兆候がなければ、来週のECB会合で新たな決定を下す可能性は低い」と発言したことでユーロは目先のショートカバーを誘発。1.3208まで上昇した。しかし、先週末に急落した後の戻し高値となる1.3215を上回ることが出来ずに押し戻されている。このレベルはフィボナッチの38.2%戻しに当たるが、少なくとも窓を埋めるには半値戻しとなる1.3225付近まで欲しいところだ。それが出来ないとなれば、それだけ上値が重いということを示すものだ。トレンドの強さを表わすテクニカル指標DMIは下降トレンドを示す-DIが+DIを上回り、ADIは更にその上に位置する。これは下降トレンドの強さが継続することを示すものだ。ただ、1.3225を明確に上回るようであれば、一時的にもう一段の調整の買い戻しが強まり1.33付近までの戻しも視野に入る。


ユーロドル予想レンジ:1.3210~1.3100
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[カナダドル円]バーガーキングのカナダ買い

(カナダドル円日足)

CAD_JPY_20140828_hiashi.jpg

カナダ円は8月8日のオバマ大統領がイラク爆撃承認発言で下落し92円73銭の安値を付けてから上昇が始まった。ここにきて、米国ファーストフード大手バーガーキングがカナダの大手ティムホートンズを約115億ドルで買収すると発表。これを受け週初めからカナダドルの買いが進んでいる。カナダ円は7月3日の米雇用統計発表後の高値96円20銭から下落に転じた。昨日はその時の高値に迫る95円93銭まで上昇。一旦は利食い売りに押された。実際に買収資金調達のカナダドル買いの一部が入っているとみられるが、提灯の買いもかなりありそうだ。ストキャスティクスは既に100に近づいており、流れの転換を示すダイバージェンシーが出ていることもあり、買い過ぎを示すサインとみることが出来る。
当面は96円付近の売りに押されることになりそうだ。ただ、連休前の薄商いの中で上値を超えるようであればもう一段の上昇が見込める。一旦は96円レベルで売ったとしても、96円20銭を超えるようであれば途転もありだ。

カナダ円予想レンジ:96円20銭~95円15銭(23.6%)

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