[全般]NZドルの下落と香港民主派デモ
NY市場では香港のデモへの懸念などから株価が再び下落して始まった。香港デモは直接株価には影響はないものの、それだけ不安定な状態が続いていることを示すものだろう。また、この日発表された8月個人消費支出が予想を下回ったことから米長期金利が低下したことでドル売りが強まった。しかし、ドル円は109円台を維持するなど比較的底堅い動きが続いている。
今週はECB理事会と週末には米雇用統計を控えることから全般に流動性が低下しており不安定な動きになりやすい。それもNZドルや豪ドル、南アランドといった資源国通貨等が売られやすい状況に繋がっているようだ。ただ、香港のデモはスコットランド選挙の余韻が残るものであり、ドルの上昇と円安の流れへの影響は限定的とみてよい。
今日も中国PMIやNZランドの企業信頼感などの発表を控える。オセアニア通貨が乱高下するようであれば、その他の主要通貨へも影響を与えやすく、その動向には注意したい。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[米ドル円]110円大台は一先ずお預け


東京の後場に入り安倍首相が所信表明で、あらためてデフレ脱却を目指し経済最優先で政権を運用すると発言。これを受け、109円前半でもみ合いが続いていたドル円は109円74銭まで上昇した。特に目新しい話ではないものの、投機筋による買いを主体に110円台乗せを試しに行ったとみられる。
しかし、その勢いは続かず、利食いや実需も含めた売りなどからじりじりと押し戻された。NY時間に発表された米8月個人消費が予想を若干上回り、発表直後はドルが買われたものの、その後は株価が下落し長期金利が低下。ドル売りと円買いの動きが強まりドル円は一時109円14銭まで下落。目先の俄かドルロングを振り落とした格好だ。結果的にドル売りや円買い材料があっても109円を割り込まなかったことで底値の堅さを確認。今日は昨日付けた高値109円74銭を再度試しに行くとみるが、110円手前では売りが待ち構えているとみる。110円乗せはもう少し時間が必要のようだ。
ドル円予想レンジ:109円80銭~109円10銭
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[ポンド米ドル]GDP発表で下落再開も

9月19日のスコットランド独立選挙で1.6522が高値となり、下降トレンドを上抜いたもののポンドはその後下落が続いている。昨日は一先ず下げ止まりを見せたものの、下降トレンドラインを再び下回っており下落リスクは依然として燻る。
選挙後は再び利上げ期待によるポンド買いが強まるとの見方が多かっただけに、この下落は不可解ではある。しかし、それだけポンドロングの巻き戻しが続いているとみる方が良いかも知れない。
今日は英国4-6月期GDP確定値が発表される。予想は前回と変わらず0.8%となるが、予想を少しでも下回るようであれば、ポンド売りが再開することになりそうだ。
選挙前の安値1.60ミドルの底値を再度確認するまでは買いを入れるのは見合わせたい。
ポンドドル予想レンジ:1.6300~1.6160
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[NZドル米ドル]売り介入と口先介入


NZランド中銀(RBNZ)は8月にネットでNZドルを5億2100万ドル売却したことを発表。この額は2007年7月以来で介入を実施したことを現すものだ。また、キー首相が「NZドルにとってはいわゆるゴルディロックス[ちょうどよい]な水準は0.65ドル前後だ」と発言したこともNZドルの売りを加速させた。
25日にRBNZ総裁が為替介入の可能性を示唆していたことや、今のレベルから一段の大幅下落を予想するといった発言もあり既に下落傾向にあった。そこで今回実際にNZドル売り介入が実施されていたことが明らかとなった。米国金利上昇期待からも今後NZドル売りが強まる可能性が高い。
0.65ドルというのは今の段階では考えられないが、目先は昨年の安値となる0.7680付近を試す展開とみる。
今日の10時45分発表の中国製造業PMIの結果次第では上下に振らされる可能性があるが、戻し上値では売りを出しておきたい。
NZドル・ドル予想レンジ:0.7800~0.7680(13年安値)
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[全般]米雇用統計とECB理事会のイベントリスク
今週は注目の米雇用統計やECB理事会等のイベントリスクを控え依然として不安定な相場展開が予想されるものの、各国の金融政策の違いからの動きが強まりそうだ。
先週はバーナンキ議長の更なる追加緩和に対する発言でユーロは強いサポートとされた1.27ミドルを下回った。また、日本では安倍首相のドル高円安にはマイナス面もあるといった話や、塩崎厚労相のGPIF改革の先送り発言などでドル円は乱高下。最終的にはドル円の底値を確認した格好となった。ニュージーランド中銀総裁はNZドル高に対し為替介入の可能性を示したことで急落。同時に豪ドルの下落を更に強める結果となった。
一方、NY株式市場は米企業の法人税軽減のための海外企業買収規制やアップル株価の急落、シリアへの爆撃などで乱高下。リスク回避の動きから安全資産の米国債が買われるなど、不安定な動きとなったものの最終的に株高利回り上昇といった本来の流れに戻って引けた。
今週は先週の混乱の余韻が残るなかでECB理事会や米雇用統計といった重要イベントが控える。
ユーロ安が進む中でドラギ総裁があらためて追加緩和に対する姿勢を示すと期待されるものの、材料出尽くし感からの買い戻しの動きには注意が必要だ。
米9月雇用統計では前月に大きく落ち込んだ雇用者数はその反動で予想以上の数字が発表される可能性が高く、利上げ時期の前倒し期待からのドル買いが進む可能性が高いとみる。
イベントが過ぎ去れば再びリスクオンによる円安とドル買いの動きが活発になりそうだ。
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[米ドル円]底値を固めて110円の大台を試す


先週のドル円はNYダウが下落しドル長期金利が低下するなど下値リスクが高まったものの、下値は限定的となった。109円台に乗せたところで何度もモグラたたきのように頭をたたかれたものの、108円25銭、108円45銭、108円49銭と底値を切り上げてきた。先週の終値は結果的に109円台に乗せて引けたことで、今週はいよいよ三角保ち合いが収束し110円の大台を試す展開が予想される。
注目は週末の米雇用統計だが、先月が予想を大きく下回ったことから今回の数字はその反動が出る可能性が高い。予想は21.5万人と前月の14.2万人を大きく上回るもので、予想通りでもドル買いに反応しそうだ。先日のG20ではドル高や円安に対する批判的な意見がなかったこともドル円が上昇しやすい状況を作っている。塩崎厚労相の発言等で下落する場面も見られたが、GPIF改革は安倍首相の発言通り出来る限り早く実施されると予想される。ドル円は大台の110円乗せ手前で売りが並ぶとみるが、雇用統計などの結果が予想を上回るようであれば110円65銭が意識される。
今週のドル円予想レンジ:110円60銭~108円50銭
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[ユーロ米ドル]ECB会合で巻き戻しも


前月追加緩和に踏み切ったECB会合が今週2日木曜日に開かれる。今回は据え置きとみられるが、会合後のドラギ総裁記者会見では今後も追加緩和の可能性を示すと思われる。ただ、先週も長期に渡って緩和政策を継続する姿勢を示したこともありユーロは昨年の安値でもあり当面のサポートとみていた1.27ミドルを下回った。
追加緩和への思惑から市場は大分織り込み始めていることから、ドラギ総裁の発言内容に目新しさがないと一旦は買い戻しの動きが強まるとみる。ただ、その次の金曜日には米国雇用統計の発表を控えているだけに戻しは限定的とみる。もし、雇用者数が予想通りかそれを上回るようであればフェッドに対する利上げ期待が強まりドルの金利が上昇しドル高につながる。
ECBの緩和政策の継続姿勢に対し米国利上げ期待との明確な違いが再びユーロ売りを促すことになるだろう。
今週のユーロドル予想レンジ:1.2800(時間足50%)~1.2500(76.4%)
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[豪ドル米ドル]米雇用統計の結果次第で今年最安値更新も


先週はシリアへのイスラエルや米国による爆撃などの地政学的リスクの高まりから豪ドルは下落。また、NZドルが介入の可能性が示されたことで急落したことも豪ドルの上値を重くした。今週は30日に中国の9月製造業PMIが発表される。予想を上回るようであれば中国政府が景気刺激策を打ち出した効果が現れたとみて豪ドルの買い戻しが一時的に強まりそうだ。ただ、今週の注目は米雇用統計であり、米国利上げ観測が高まるようであれば米ドル買いが進み豪ドルは今年最安値となる0.8660を試しに行くとみる。
ただ、今回の豪ドル下落は9月5日の米雇用統計発表後に始まったものだけに、今回の雇用統計では豪ドルの反転につながる可能性もある。そうであれば、対円での豪ドル円の買い[円キャリー]が始まるきっかけになるかもしれない。
豪ドルドル予想レンジ:0.8890(61.8%)~0.8660
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[全般]欧米株価下落でもう一波乱
ここにきて色々な要人発言が市場に影響を与えることが多くなっている。
昨日はアジア時間にシャフィクBOE副総裁が英国にとってユーロ圏経済の低迷が重大なリスクであると発言。ユーロ安が進んでいた時だけに更に下落が強まった。また、その後ドラギ総裁が前日に引き続き追加緩和を示唆したことでユーロドルは1.2697まで下落。
その後、カーニーBOE総裁が講演で利上げ時期が近付いていると言及するとポンドが上昇しユーロポンド売りが強まった。
また、NY時間にはロックハート・アトランタ連銀総裁は「ドル高が長期化、もしくは更に上昇する可能性がある」「利上げ時期は来夏以降が望ましい」と発言。一方、投票権を持つフィッシャー・ダラス連銀総裁は「利上げは来夏よりも春の方が望ましい」といった、それぞれ違った意見が目立った。
また、塩崎厚生労働相はGPIFの改革案の提出を急ぐことはないと発言するなど、要人発言で動き易い状況となっている。
ただ、この日は株式市場の急落が市場の動向を一気に変えた。NY株式の三指数ともに大幅下落となり、リスクオフによる質への逃避から米国債が買われ長期金利が低下。株安による円高が強まるなど、前日と全く反対の動きとなった。
株価の下落はアップル株の急落や、一部資産の組み換え[アセットアロケーション]などが要因とされるが、9月末を控えポジション調整などが入りやすい状況とみられる。これらの調整の動きは一時的なものと考えてよいだろう。
来週はECB理事会や米雇用統計といった重要イベントや、月末前の調整が入りやすく、特に株価の動向次第でユーロ安や円高の動きには注意したい。
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[米ドル円]NY株価下落で上値抑えられる

東京市場では株価上昇や輸入のドル買いが強まりドル円は一時109円37銭まで上昇。しかし、NZドル円や豪ドル円の売りが強まりドル円の上値は抑えられた。
NY市場に入り株式市場が三指数ともに下落から始まり、その後も売りが強まる中で円の買い戻しが強まった。また、リスク回避から安全資産としての米国債が買われ利回りは低下。ドル安と円高の同時進行でドル円は108円52銭まで下落するなど、110円を目の前にもみ合いが続いている。
時間足でみると上昇トレンドラインを下回ったことや、短期的にダブルトップを付けたことで上値の重さが目立つ。ただ、108円ミドルから前回の安値となる108円25銭まではかなりの買いが並んでいるといわれ、最後の買いチャンスになるかもしれない。
ドル円予想レンジ:109円20銭~108円45銭
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[ユーロ米ドル]利下げ期待とドル安


アジア時間にBOE副総裁が英国にとってユーロ圏経済の低迷が重大なリスクであると発言したことでユーロに対する警戒感が高まった。その後、ドラギ総裁が前日に引き続き追加緩和の可能性を示唆したことで更にユーロ売りを加速させた。
当面のサポートとみられていた昨年の安値圏である1.27ミドルを下抜けするとロスカットを誘発し1.2697まで下落。ユーロポンドの売りなども混在しユーロは上値の重い展開となった。しかし、NY市場では株価が大幅下落となり、質への逃避としての米国債が買われドル金利が低下。この動きを受けドル売りが強まるとユーロの買い戻しが強まり1.27ミドルまで上昇。
目先のショートポジションが膨らんでいることからショートカバーはまだ続いている。
ただ、ECBの追加利下げへの期待は強く、戻しも昨日の下落前のレベル1.28ドル付近は重くなっている。NY株価が下げ止まるようであれば再びドル買いユーロ売りの流れに戻るとみており、戻し売りで臨みたい。
ユーロドル予想レンジ:1.2800(時間足50%)~1.2660(12年11月安値)
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[NZドル円]為替介入の可能性を示唆


東京市場の前場でRBNZ中銀総裁が「為替レートの水準は正当化されず持続不能」「持続不能は為替介入の可能性で一つのファクター」との声明を打ち出した。また、為替レートの一段の大幅下落を予想すると発言したことを機にNZドルは急落。為替介入の可能性を示唆したものの、実際に実施するかは疑問だ。ただ、この日は豪ドルの下落が強まったこともNZドルの売りを更に誘った。乳製品価格の下落などからNZランドドルの下落を誘う発言は今後も見られそうだが、口先介入の効果は徐々に弱まるとみている。
5月8月に2度跳ね返されたレベルである85円70銭付近を下回ると84円ミドル付近まで目立ったサポートはない。ただ、今日は週末ということもありそろそろショートカバーが入りやすく利食いであれば一先ず買いを入れておきたい。
NZドル円予想レンジ:86円80銭(38.2%)~85円70銭( 8月8日安値,50%)
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[全般]米長期金利上昇と同時にNY株高
東京市場の早朝に安倍首相が円安ドル高傾向について「プラスもマイナスもある」と発言したことでドル円は下落して始まった。円安が日本経済にとってマイナスという見方も示されるとすればドル円の上昇に歯止めをかけるとの見方が広がったためだ。しかし、NY市場に入るとドル安からドル高へ一変。
この日発表の米新築住宅販売が50.4万件と予想の43.0万件を大きく上回り6年ぶりの高い水準となった。これを受けNY株式市場は3指数ともに上昇。また、クリーブランド連銀メスター総裁がFOMC声明の「相当な期間」の文言を見直すべきとし「雇用は他のメンバーより早い回復を見込む」と発言。利上げ観測が高まり長期金利が上昇したことでドル高が進んだ。一方、ユーロは再び下落に転じた。ドラギ総裁が講演で今後も緩和政策の長期化を示唆したことや、ドイツのIFOが予想を下回ったことを受けユーロ売りが強まった。ドルの長期金利が上昇したことでドル高もユーロ売りを後押しした。
ドル円やユーロなどは先週のFOMCやスコットランド独立投票後に調整的な動きが強まったものの、それも終了し再び各国金融政策に注目が集まり、ドル高と円安、そしてユーロ安の流れに戻り始めている。
イエレン議長が先週のFOMCで今後の経済データ次第では利上げを早める可能性を示しただけに、米国経済指標の回復が改めて市場の注目を集めている。
今日も耐久財受注や新規失業保険申請件数が発表されるが、予想を上回るようであれば更にドル高の動きが強まりそうだ。
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[米ドル円]底値を固めて上昇のチャンスを伺う


前日の安値108円25銭を付け、その安値を再度試したものの、その手前の108円45銭で跳ね返されるなど、底値の堅さを確認。
朝方の東京市場で安倍首相がドル高円安はプラスもマイナスもあると発言したことを受けドル円は一気に下落に転じた。アベノミクスが円安を推し進めたことからこの発言を深読みしたためだ。輸入にとって円安はコスト負担になるということは既にコンセンサスであり、目新しいものではない。結果的にドル円は米国長期金利の上昇でドル高が進むと同時に株価上昇による円安が重なり上昇に転じた。目先ダブルボトムを付けたことで底値が大分固まったとみる。日足チャートを見るとこれまでの上昇過程では4-5日のもみ合いから再び上昇に転じている。
今回も高値を付けてから今日で4日目のもみ合いが続いており、そろそろ上昇に転じる頃になる。
ドル円予想レンジ:109円50銭~108円80銭
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[ユーロ米ドル]強いサポートレベル1.2750を割り込むと

欧州時間に発表されたドイツの9月Ifo企業景況指数が104.7と予想の105.8を下回った。これを受けECBへの追加緩和期待が強まった。また、ドラギ総裁は講演で「更に利下げが出来ないため、長期に渡り緩和政策を継続する」と発言した事でユーロ売りが強まった。また、米長期金利が上昇に転じたことからドル高が進んだこともユーロ売りを誘った。目先のサポートとみられた1.2820ドルを割り込んだことで損切を誘発し1.2774ドルまで下落。そのまま安値圏で引けてきた。
1.27ミドルはフィボナッチ61.8%戻しであり、昨年何度か跳ね返された安値圏だけに意識される。スコットランド独立投票を控え1.28ミドルで下げ止まったかと思われたユーロだが再びユーロ安に動き始めようとしている。1.27ミドルを下回ると次の大きな節目となる1.2ドルが意識される。
ユーロドル予想レンジ:1.2830~1.2660(12円11月安値)
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[豪ドル円/豪ドル米ドル]7か月ぶりの安値から反発


豪ドルは対ドルで9月5日の米雇用統計発表後に下落が始まった。特に豪ドル売りの材料があったわけではなく、海外のファンド勢が高すぎた豪ドルの売りを仕掛けたのがきっかけとみられている。前日に7か月ぶりとなる0.8830まで下落し、一先ず反発した。豪ドルドルの買いというよりも豪ドル円の買いが市場に出始めたが、これが機関投資家などの長期保有のものか、一時的なショートカバーかは今のところ分からない。ただ、目先は50%戻しでありボリンジャーバンドの下限で下値を抑えられたことで中心線の位置する97円35銭付近までの戻しを狙いたい。もし、このレベルを上回るようであれば今年高値となる98円ミドル付近[ボリンジャーの上限]を試す展開とみる。
豪ドル円予想レンジ:97円35銭(50%、BB)~96円60銭
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[全般]リスク回避が調整の動きを加速
アジアから欧州市場にかけてイスラエルがシリアを爆撃した事が報じられ、欧州株価や時間外のNYダウ先物が下落。これらを受けて市場はリスク回避の動きが強まりクロス円やドル円が下落。ドル円は108円25銭まで売り込まれた。
先週のFOMCやスコットランドの独立投票などから市場のポジションの編成が活発となる中で、これまで買われ過ぎたドル円やクロス円の調整的な売りが目立った。
NY市場では米9月製造業PMIが57.9とほぼ予想通りの高水準が確認された。また、リッチモンド連銀製造業が14と予想の10を大きく上回る等米国経済の底堅さを示すものとなった。しかし、株価は中東状況の悪化などから地政学的リスクなどから前日に引き続き下落幅を拡大。NYダウは107ドルのマイナスとなる一方で安全資産としての米国債へ資金がシフト。長期金利は低下したもののドル自体は底堅い動きとなりドル円も109円付近まで上昇。一時下落したクロス円もオセアニア等資源国通貨以外の主要通貨に対して買い戻しが強まり、ほぼ往って来いとなった。
特に大きな材料があったわけではないが、株式市場も含め全般にこれまでの行き過ぎた動きに対する調整の動きが目立つ。
連休明けとなる東京市場ではNY株式市場の下落の動きに攣られて日経平均株価が下落すると予想される。ドル円やクロス円では円買いの動きが強まるとの見方もあるが、前日に既に振り落としが入っているだけに為替への影響は最小限にとどまるとみる。
下げたところでは再び買いが並んでくるとみる。
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[米ドル円]下振れで目先のロングの投げ一巡


東京が休場となり市場の流動性が低下していたこともあるが、思ったよりもドル円の下振れの幅が深かった。
イスラエルがシリアへ軍機を撃墜したとの報道などからNYダウ先物が下落するなど、リスク回避の動きが強まり、円は全面高となった。欧州株価の下落が強まる中でドル円は108円ミドル付近にあった損切を巻き込みながら108円25銭まで下落。その後売りが一巡したところで徐々に底固めの動きが強まった。先週のスコットランド独立が否決されたところで108円後半から買いを入れたポジションが振り落とされた格好となった。
NY市場では株価が全面安となり長期金利が低下したにもかかわらず、ドル円は108円99銭まで上昇。ドル円の買いの強さをあらためて確認した格好となった。
今日の日経平均株価は下落して始まると思われる、それに伴いドル円は上値の重い展開で始まる可能性が高い。しかし、昨日既に下値を試した後だけに下押しは浅いものとなりそうだ。
途転のサインとされるパラボリックSARが108円20銭付近にあるが、そこまでは届かずに上昇トレンドは継続するとみる。ボリンジャーバンドは依然として右肩上がりとなっており、日足ローソク足も長い下ひげを伸ばしている。再度下値を確認できれば反転のチャンスとなりそうだ。
ドル円予想レンジ:109円10銭~108円45銭(38.2%)
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[ユーロ米ドル]下落リスク燻る


昨日発表されたドイツやユーロ圏の9月PMIは製造業がともに予想を下回るなど冴えない結果となった。また、イスラエルがシリアへ空爆したとの報道もあり欧州全体の株価が下落して始まった。寧ろユーロはそれまで下落が進んでいただけに、対豪ドルなどで買いが先行。NY市場にかけて買戻しの動きが強まった。
しかし、1.29ドル台に乗せたところで、買い戻しが一巡したとの見方が広がり利食い売りなどが並び下落に転じた。結果的に前日のNY終値となる1.28ミドルまで押し戻されるなど往って来い。上値の重さを確認したことからそろそろもう一段の下落が始まるとみる。週足のボリンジャーバンドの下限で下落トレンドのバンドウオークが継続。下値目途としては昨年の安値となる1.27ミドル付近が意識される。
ユーロドル予想レンジ:1.2860~1.2750(昨年安値付近)
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[ポンド円/ポンド米ドル]窓埋めの買い戻しと利上げ期待


アジア市場では東京が休場ということもありポンド円は殆ど動意が乏しく178円付近でのもみ合いが続いた。しかし、欧州市場にかけてイスラエルがシリアへ空爆を開始したことを機にリスク回避から円買いの動きが強まった。ドル円が下落すると同時にポンドドルも下落するなど、ポンド円の売りが直接入ったとみられ176円61銭まで売り込まれた。しかし、その後はショートの買い戻しの動きがNY市場にかけて入り下落前のレベル178円25銭付近まで戻された。その後も底堅い動きが継続する中で、M&A絡みでのポンドの纏まった買いも入りポンド円はこの日の高値となる178円72銭まで上昇。その後は利食い売りなどから押し戻されたものの、依然として買いの意欲は強い。
先週のスコットランド独立が否決されたことを受け、東京市場で180円70銭の高値を付けてから昨日の安値176円61銭まで4円近い下落となった。一先ず、売りが一巡したところで窓を埋める動きが始まったとみる。
スコットランドの独立というリスクが後退したことで今後は利上げ期待からのポンド買いが強まるとみる。
ポンド円予想レンジ:179円20銭(61.8&)~177円90銭
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[全般]元の流れに戻る前の時間調整
ドル独歩高に対して各国からは懸念が聞かれなかった。ドラギECB総裁は「為替レートは物価安定や成長に必要」と発言。ドル高ユーロ安は寧ろ願ってもない結果だ。日本も円安容認姿勢を示しているだけにドル高円安に対して不満はない。
結果的にドル高への流れは今後も続くとの認識が強まる中で、ユーロやポンド、そして円など主要通貨は独自の動きが目立つ。ユーロや円の下落継続への見方は変わらないもののこれまでの調整の動きが入っている。ポンドはスコットランド独立問題が決着したものの不安定な動きが残る。ただ、米国と同様に経済の力強さからの利上げ期待が今後注目されることになれば再びポンド買いの動きが強まるとみる。
一方、豪ドルやカナダドル、南アランドといった資源国通貨の売りが目立った。10月に米国量的緩和終了が近づく中で資金が米国へ還流する動きとみられる。また、9月は日本の機関投資家の中間決算からの外貨の調整売りも出やすいこともある。
ただ、ECBや日銀の量的緩和への動きが今後強まることから世界の資金のだぶつき状態に変化はない。時間調整が終了すれば再び魅力的な通貨として買いが集まりそうだ。
先週のFOMCやスコットランド独立選挙が終わり元の流れに戻る前の時間調整に入った。
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[米ドル円]3-4日の調整から上昇へ


先週はスコットランド独立選挙が否決されたことでドル円は108円70銭付近から買いが強まり109円45銭まで上昇。これまで押し目を待っても買えなかったところがついに買いを入れてきた。
俄かロングや実需筋が109円台に戻したところで売りを出してくることから目先上値を抑えられている。いち早く買いを出してきた海外ファンド勢は依然として売りを出すとの懸念もあったが、その気配は見られない。
ドル円の日足チャートを見ると上昇過程で一時的な調整のもみ合いがみられるが、期間としては3-4日で再び上昇に戻っている。
今回も同様な動きとなれば明日明後日には再び上値を試す展開が始まることになる。今日は日本の祝日ということからもみ合いから底固めの動きが予想される。
ドル円予想レンジ:109円20銭~108円60銭(38.2%)
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[ポンド米ドル]米ドル金利の低下がポンド押し上げ


スコットランド独立選挙が終わったことから今後はBOEの利上げへの期待が高まるかと思われたが、ポンドは慎重な動きが続いている。
ポジション的には選挙前にかなり軽くなっているとみるが、選挙後に1.64から1.65ドル台にかけて短期的にロングが捕まった観がある。この売りが戻しを抑えてくることから、戻しが限定的となっている。ただ、時間足を見ると底値が少しずつ切り上がっており、いずれ高値を超えてくるだろう。
1.64台前半では売りが並ぶものの、NY市場でドルの長期金利の低下が進めばポンド買いに勢いがついてくるとみる。
ポンドドル予想レンジ:1.6430(61.8%)~1.6320
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[豪ドル円]中国PMI発表で乱高下も

ドル円と豪ドルドルがともに売られたことで週明けの豪ドル円は大きく値を崩した。特に材料があったわけではないが資源国通貨が全般に売りが進んだ。資本筋の売りが入っている可能性があり、戻しは依然として限定的とみる。ただ、ドル円が再び上昇気流に戻るようであれば豪ドル円の買い意欲は再び強まるとみる。
今日は東京市場が休場ということからドル円は動意の乏しい動きが予想される一方で、オセアニア通貨に注目が集まりそうだ。今日は中国9月のPMIが10時45分に発表を控える。東京勢が休みで流動性が低下しているところで予想と異なる数字が発表されれば豪ドルが大きく振れる可能性が高い。
どちらかといえば予想を下回った時の影響の方が大きく、もう一段の下落リスクが高まる。
豪ドル円予想レンジ:97円00銭~95円70銭(61.8%)
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[全般]米国経済指標に再び注目
先週行われたFOMC会合ではハト派的なトーンは継続されたものの出口戦略を初めて公開するなどゼロ金解除に向けた動きが本格的に進むとの観測から株価とドルが同時に上昇。また、注目されたスコットランドの独立を問う住民投票では反対派が賛成派を上回り辛うじて独立を回避。リスクが後退したことからポンドが上昇し円安が進んだ。しかし、その後は材料出尽くし観から再び反落。急速に進んだ円安の動きも週末ということもあり調整の動きがみられた。ポンドの反落は同時にユーロも巻き込みながら下落。
スコットランドの独立問題はスペインやベルギー、イタリアの民族主義による独立の機運を高めることから、今後も懸念が燻る。ただ、今の市場の雰囲気は一先ずリスクが遠のいたことから、安心感の方が広がっている。
今週は、その流れを継続しリスクオンの動きが強まる中でドル円やクロス円などの調整が一巡したところで再び上値を試す展開を予想する。
特に、先週のFOMC後のイエレン議長の記者会見で議長は「今後の経済データ次第では利上げを早める」との認識を示したことで、再び米経済指標への注目度は高まる。
今週発表される新築住宅販売や4-6月期GDP確定値などで予想を上回る結果となれば利上げ時期の前倒し観測が強まりドル買いの動きを促す事になりそうだ。
また、最も懸念されている雇用関連でも新規失業保険申請件数にも注目したい。
米債券利回りは週末に再び低下した。スコットランドの独立が回避されたことで南欧諸国の債券利回りが低下した事で米国債への資金シフトが強まったとみられる。そのため、金利が低下したもののドル買いの動きが強まるといったこれまでと少し異なる動きがみられる。
今の相場展開ではドルの金利低下に攣られてドル売りに傾かないように注意が必要だ。
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[米ドル円]円安調整も一巡し再び上値トライ


先週のFOMC会合で量的緩和終了後のゼロ金利解除への道筋が一部示されたことで長期金利が上昇しドル円は107円前半から108円後半に上昇。そして、高値もみ合いが続く中で東京時間にスコットランド独立が否決されたことから109円45銭まで上昇。その後は利食い売りなどに押されてNY時間には108円60銭まで下落。しかし、NYダウが底堅い動きとなったことや、ユーロやポンドの下落がドルを押し上げる格好となった。
結局、先週のNY終値では109円台に乗せて引けてきた。
110円という大台代りのところでポジション調整が出たとみられ高値から90銭近い下落となった。しかし、このひと月余りで7円以上上昇した割には下押しの値幅が小さい。それだけ、まだそれ程ドルロングの偏りが高くないということを現すものだ。
G20で黒田日銀総裁は円安に対して問題があるとは思っていないと発言。先日はドル高が日本経済のマイナスになることはないと発言するなど、円安を容認する姿勢を示している。また、世界各国からも今回の円安に対して殆ど批判的な意見がみられないこともドル円の買いに安心感を与えている。
今週は108円台の底堅さを確認できればリーマンショック前の2008年8月に付けた高値110円65銭付近を試す展開が予想される。このレベルは下降トレンドラインが上値を抑えており意識される。
今週のドル円予想レンジ:110円65銭(08年8月高値)~108円50銭(38.6%)
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[ポンド米ドル]独立機運のリスク燻る


スコットランド独立の是非を問う住民投票は結果的に独立反対派が勝利し一先ず独立が否決された。大勢が明らかになるに攣れ、ポンドは1.6450付近から1.6530付近まで買われるなど、既に前日からショートカバーが入っていたことから小幅な上昇にとどまった。しかし、ロンドン市場が始まると欧州勢は東京の動きと反対にポンド売りでスタート。結局、東京勢のロングポジションの投げも入りこの日のポンドは寧ろ長い上髭を伸ばした陰線で引けた。スコットランドの独立が成立していた場合にはかなりの下落につながったとみられるが、否決されても下落した事は予想外の動きであった。カーニーBOE総裁は来年春までに利上げの可能性を示していることから独立のリスクが後退すれば買われるというのが大方の観測となっていた。今回の選挙で一先ずリスクは後退したものの、今後も政治的混乱が予想される。また、だぶついた資金が欧州や英国から米国長期債などへシフトしているとの指摘もあり、ドル買いの動きが強まればポンドは上値を抑えられる。
しかし、市場のセンチメントは変わりやすく、利上げに市場の注目が集まるようであれば上昇に転じることになる。
今週は先週の選挙後の高値となる1.6530付近を天井に、次の方向を見極めるためのもみ合いの週となりそうだ。
今週のポンドドル予想レンジ:1.6530(先週高値)~1.6170
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[豪ドル米ドル]下落リスク継続

スコットランドの独立派が反対派に僅差に迫った9月8日のシドニー市場でポンドが下落したのとほぼ同時に豪ドルが下落を開始した。その後ポンドは下げ止まりを見せたが豪ドルの下落は止まらない。
先週末にスコットランドの独立は否決され、世界的な株価上昇などリスク回避の動きが後退したものの、豪ドルの下落は更に進んだ。最初に売りを出したのがマクロ系ヘッジファンドといわれているが、買われ過ぎや上限に近づいた通貨等の売りを出すといわれている。それが豪ドルの売りであれば簡単に買戻しは入れてこないだろう。
一方、ドル円の上昇が継続するとの見方から円キャリーからの豪ドル円の買いは所々で散見される。GPIFや日本の機関投資家による買いが豪ドルの底を支えているとみられるが、規模的にはそれ程目立ったものではない。米国利上げ観測が強まる中で米金利の上昇が対ドルでの豪ドルの上値を抑えることになり、今週も豪ドルの下落は継続するとみる。
ただ、一旦反転し始めるとかなりの勢いで上昇する通貨だけに下げ止まり観が出たときには大きなチャンスになる。
今週の豪ドルドル予想レンジ:0.9050~0.8860(76.4%)
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[全般]スコットランドの独立賛成か反対か
昨日の東京市場では早朝に行われたFOMC会合の結果を受け株価が上昇し円安で始まった。この動きは欧米市場に入っても変わらず、円はほぼ全通貨に対して売りが強まるなど円キャリー取引が目立つ一日となった。
また、FOMC後に急落したユーロは買い戻しの動きが入り堅調に推移。スイス中銀が政策金利を据え置いたことから一時対スイスで売りが強まる場面も見られたが、対ドルではNY市場を通して底堅い動きとなった。
NY時間に発表された新規失業保険申請件数が28万件と予想の30万件を下回るなど2カ月ぶりの低水準となったことでドル円は一時108円後半まで上昇。しかし、同時に発表された住宅着工件数が―14.4%と予想の-5.2%を大きく下回ったことで押し戻された。FOMCでイエレン議長が今後の経済データ次第では利上げ時期を早める可能性を示唆したことで市場は雇用や住宅関連指標には敏感に反応しやすくなっている。
今日は注目のスコットランド独立住民投票が東京時間に明らかとなる。独立が決まればポンドは再び急落することになり、そうなればユーロも下落しクロス円の売りを誘う可能性もある。逆に反対派が勝利するようであればリスク後退から円売りの動きが強まりドル円やクロス円の買いが強まるとみている。
ただし、東京市場と欧米市場とはポンドに対する見方の温度差があり相場が乱高下する可能性もある。
ただ、米国の利上げと日本の追加緩和期待などから円売りとドル買いの動きは明確で、スコットランド選挙が終了して落ち着きを取り戻す頃には再び強まることになるだろう。
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[米ドル円]円キャリー取引強まる

早朝に行われたFOMC会合ではハト派トーンは残るものの出口戦略が初めて示されたことからドル高と同時に円安の動きが重なった。日経平均株価が上昇したことで円はドルだけではなくほぼ全通貨に対して売りが進むなど円キャリー取引の動きが強まった。米国の緩和政策の転換と日本の緩和政策継続への期待が円売りを更に加速させ始めている。
GPIFの外債投資拡大観測なども円売りに安心感を与えている。ただ、今日の東京時間にスコットランドの独立住民投票の結果が明らかになることから、リスクの高まりからドル円のポジション調整による売りが強まる可能性が高い。ただ、買い意欲は依然として強く、下げたところでは買いを入れておきたい。
ドル円予想レンジ:109円15銭(08年9月高値)~108円30銭(38.2%)
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