ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2014-11

[全般]円安とドル高の流れ継続

週明け東京市場は文化の日で休場ということからドル円は落ち着いた動きで始まった。一方、中国や豪州の経済指標が予想を下回ったことから豪ドルが下落。先週からのドル上昇の後押しとなりユーロやポンド売りにもつながった。しかし、流動性が低下していたこともありその後は買い戻しが入ったものの、NY市場では再びドル買いの動きが活発となった。
この日発表された米10月ISM製造業が59.0と予想の56.2を大きく上回り米国経済の底堅さを示すものとなりドルを更に押し上げる結果となった。ドル円は一時114円20銭と2007年12月以来の高値を付けた。
ドル金利の上昇とともに日経平均株価が前日の終値から900円余り上昇したことでドル高円安の動きが続いている。
今日の東京市場はこの流れを継いで始まると思われるが、やや期待が先行し過ぎているように見える。一旦は昨日のNY市場の動きに追随しても、その後は利食い売りなどの動きが強まる可能性が高いとみる。
今日はRBA政策会合が開かれることから、注目は豪ドルから米ドルの動きに注目が集まる。豪ドルが更に下落するようであればドルを更に押し上げるきっかけになるだろう。
いずれにしても、調整が入りながらドル高と円安の流れは継続するとみるが、今週はECBや米雇用統計の発表を控える。今週はそのピークがどこかを見極めることになりそうだ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]6年10か月ぶりの114円台へ

(米ドル円月足)


(米ドル円時間足)

USD_JPY_20141104_jikanashi.jpg


東京市場が休場となりアジア市場でのドル円は殆ど動意の乏しい動きが続いた。しかし欧州市場に入り米長期金利の上昇がドル高を促すと同時に日経平均先物が上昇すると円安の動きも強まりドル円は上昇。NY時間に発表の米ISM製造業指数が予想を大きく上回るとドル円は6年10カ月ぶりに114円20銭をつけた。その後は利食い売りに押され113円66銭まで押し戻されたものの、日経平均先物が900円余り上昇したことでドル円は再び114円台に乗せてきている。株価の上昇幅は予想以上に上昇し過ぎという観もあり、寧ろ実に今日の株式市場が伸び悩むようであればドル円の利食い売りを誘発しかねない。
ただ、ドル円の上昇は日米金融政策の違いからのもので、まだ始まったばかりだ。これまでの上昇をみると殆ど押し目がみられないことから買い余力は十分残り、利食い売りなどが出ても下げは限定的とみる。次の上値目途としては2012年12月の高値114円66銭付近となる。

ドル円予想レンジ:115円60銭~114円70銭

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[ユーロ米ドル]1.25ドルの攻防

(ユーロ米ドル時間足)


(ユーロ米ドル週足)

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先週末に付けた今年最安値となる1.2485ドルを週明けのアジア市場では早々に下回って始まった。欧州市場では1.25ドルまで買戻されたものの米国10月ISM製造業が予想を上回ったことでドル買いが強まり1.2470と安値を更新。1.25ドルはかなり意識されるレベルでもあり、暫くこのレベルでのもみ合いが続くとみる。
昨日はオーストリア中銀ノボトニー総裁が年内の量的緩和は見送るべきと述べるなど今週のECB理事会では追加緩和実施はないとの見方が多い。市場は国債の買い入れを実施するとなれば来月とみており、ECB会合に向けてユーロ売りが強まるようであれば失望の買い戻しも出やすい。今のユーロ安はドル高の流れによるもので、1.25ドルを挟んでの攻防は暫く続くとみる。


ユーロドル予想レンジ:1.2525(先週NY終値)~1.2450
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[豪ドル米ドル]RBA会合で底値を見極める

(豪ドル米ドル週足)


(豪ドル米ドル日足)

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先週末に発表された中国製造業PMIが予想を下回ったことで週明けシドニー市場で豪ドルは軟調なスタートとなった。また、その後発表された豪州住宅建設許可件数も-11.0%と予想の-1.0%を大きく下回り豪ドルは先週のNY終値0.88から100ポイント下の0.87ドルまで下落。欧州市場に向けて一旦は買い戻しが入ったものの、その後は米長期金利の上昇などから再び下落。この日の安値となる0.8677ドルまで下げるなどほぼ安値圏で引けてきた。
今日は9時半に豪小売売上、12時半にはRBA政策会合が開かれ、もう一段の下落に繋がるか注目される。声明文で豪ドル高に対するけん制発言がどの程度かがポイントになる。
今年の最安値となる0.8643ドルがサポートされるようであれば当面の底値確認とみる。
GPIFの運用拡大によりリスク通貨である豪ドルは今後資本の買いの対象となりやすい。また、ECBもいずれ国債買い入れなどの量的緩和を実施するとみられることから流動性は更に高まる。
反対に、もし0.86ドルを終値ベースで下回るようであれば0.8ドルまで強いサポートはない。
一先ず、買いを入れるのであれば0.86ドルの底値を確認してからということになる。


豪ドルドル予想レンジ: 0.8760~0.8650


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