ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2014-11

[全般]消費税増税延期と円安

安倍首相は消費税増税を先送りすることで検討に入った。日本の景気減速への懸念を考慮したものだが、これにより株価上昇と同時に円安の動きを更に加速するとの観測がたかまっている。しかし、財政再建から見るとアベノミクスが頓挫するとの見方もあり円高リスクとして捉えることもできる。市場のセンチメントが変化すればドル円の売りに反応することもあり得た。しかし、それでも円売りの動きが強まるというのはいかにドル円の買いの勢いが強いかを示すものだ。安倍内閣が解散総選挙を実施する可能性が高まる中で、増税先送りを掲げる自民党が大勝する可能性は高く、更にアベノミクスを継続することは円安を支える要因になる。一方、米国景気は堅調な地合いを継続するとの見方が根強く、世界経済のけん引役として市場に安心感を与える。米国株式市場は連日高値を更新するなど日本株や円安を後押しするものだ。
FOMCや日銀会合、そしてECB理事会や米雇用統計などの重要イベントをこなしたことで市場には安心感が広がり始めている。ただ、急速に進んだ円安に対する警戒感も根強く、暫く時間調整に入ったとみられる。
明日からG20が豪州で開催されるが、日欧が追加緩和したことで円安ユーロ安が進むなど通貨切り下げ競争を再燃するとの見方もある。しかし、世界景気が鈍化する兆しを示す中で欧州や日本の景気回復は米国にとってもプラス材料となる。ルー財務長官が強いドルは米国にとって良いことであると発言を繰り返すなどドル高容認の姿勢を変えていないことから批判的な声明は出ないとみる。
結果的に消費増税先送りとなってもドル高と円安の流れは今後も継続することになりそうだ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]ガス抜きで下値も限定的

(米ドル円日足)


(米ドル円時間足)

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安倍首相は消費税増税先送りを来週にも決断する方向で調整に入った。株式や為替市場ではそれを先取りする格好で円安と株高に反応。日銀が10月31日に予想外の追加緩和を実施してからドル円は7円余り上昇した。その間に1円から1円50銭の下落を何度か繰り返すなど、ガス抜きがされており大幅下落のリスクはないとみてよい。日足ボリンジャーバンドの幅が拡大するなど依然としてボラティリティーは高止まりする中で、時間足は三角保ち合いが収束。そろそろ上に放れる頃に近づいている。

ドル円予想レンジ:116円30銭~115円40銭

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[ユーロ米ドル]原油価格の下落でユーロクロスの買い

(ユーロ米ドル日足)


(ユーロ米ドル時間足)

EUR_USD_20141114_jikanashi.jpg

原油価格が74ドルと3ドル近く下落するなど4年ぶりの安値水準となったことでカナダドルやポンドに対してユーロが上昇。ユーロ自体の買い材料はないものの底堅い動きとなっている。原油価格の下落は止まらず更に安値を更新するようであればユーロは1.25ドルの大台に再び乗せてくるとみる。今日はユーロ圏7-9月期GDPと消費者物価が発表されるが総じて好調な結果が示されるとの見方が強い。短期的に三角保ち合いが縮小に向かっていることから、予想を上回るようであれば上に放れる可能性が高い。長期的な下落トレンドに変化はなく、上値では再度売りを出しておきたい。
ユーロドル予想レンジ:1.2560(38.2%)~1.2440
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[豪ドル円/豪ドル米ドル]介入示唆で下落後反発

(豪ドル円週足)

AUD_JPY_20141114_shuashi.jpg


(豪ドル米ドル週足)

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東京時間にRBAのケント総裁補佐が「外国為替市場での介入は排除しない。豪ドルはファンダメンタルズに比べ高すぎる」と発言。この口先介入で豪ドルは100円90銭から100円25銭まで急落。しかし、この発言で寧ろロングが100円の底値の堅さを確認。また、目先のロングが切らされたことで豪ドル円の買いが強まり101円台に乗せてきた。ただ、101円20銭付近では利益確定の売りが並んで押し戻されている。
今年の1月もRBAのリドアウト理事が豪ドルは高すぎるとし0.8ドルが適正と発言したのもちょうど0.87ドル台であった。この時は0.86ミドルまで下落しそれが安値となり0.95ドルまで上昇した。今回も0.87ドル台で口先介入が入り下落したが、その時の動きに非常によく似ている。結果的に口先介入が出るという事は豪ドルが買われるという懸念がある時という解釈もできる。


豪ドル円予想レンジ: 101円30銭~100円30銭(76.4%)


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