ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2014-11

[全般]感謝祭を控え株や為替市場は調整局面入り

連休明けとなった東京市場では前日の円安の流れを受けドル円は買いが先行。しかし、その後は日銀議事録要旨で追加緩和に対し物価上昇への期待が強められるのか意見が二分していたことで上値が抑えられた。また、黒田総裁が急速な円安が中小企業や個人の家計の実質所得の押し下げ圧力になるといった、これまでよりややハト派的な内容となったことで円の買い戻しが強まった。先日の麻生財務相の発言もあり、日銀が追加緩和を実施した後から急速に進んだ円安に対する警戒感が強まった。円安の流れに変化はないものの、スピード調整の動きが暫く続く可能性が高まっている。
また、NY時間に発表された米7-9月期GDP改定値が3.9%と予想の3.3%を大幅に上回ったことで発表後はドルが買われたものの、その後失速。米長期金利の低下がドル売りを促した。その後発表されたケースシラーも好結果となったが反応薄。予想を下回った消費者信頼感指数やリッチモンド製造業指数など悪い数字に対し、為替だけではなく株式市場も反応している。米景気への期待は変わらないものの、全般にポジション調整の動きが先行していることを示すものだ。明日の感謝祭は米国にとっては日本の正月のようなもので、金曜日も休みを取るところが多い。
徐々に参加者が減少する中でNY市場では米個人消費や新築住宅販売といった重要な指標発表を控える。良好な数字よりも悪い数字に反応しやすく、通常よりも上下に振れやすくなるため注意したい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]スピード調整から保ち合いへ

(米ドル円日足)

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(米ドル円時間足)

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連休明けの東京市場では前日のドル上昇の流れを引き継ぎ買いが先行。ゴトウビということから中値買いなどもありドル円は118円57銭を付け119円を目指すとの見方が強まった。しかし、日銀の議事録要旨では追加緩和を巡り意見が予想通り真二つに割れていたことが示された。また、黒田総裁が急速な円安は中小企業や個人の実質所得の押し下げ圧力になると発言。一方、円安は株価上昇や輸出企業の収益改善に繋がるとしたものの、安定が望ましいといったややハト派的な内容となったことを受け円買い戻しの動きが強まった。また、実需の売りなども入りドル円は117円69銭まで下落。高値から88銭下落するなどポジション調整の動きが目立つ。
NY市場でも米GDPやケースシラーが予想以上の好調な結果となりドル買いが進んだところでは売りが強まるなどここでも株式を含め調整の動きが目立った。
日足のボリンジャーバンドの幅が縮小傾向にあるなど値動きが徐々に収まりつつある。時間足では三角保ち合いが収束してきており、明日の感謝祭を前に117円ミドルから118円ミドルのレンジに入った。

ドル円予想レンジ:118円50銭~117円60銭

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[ユーロ米ドル]ユーロクロスの買い戻し

(ユーロ米ドル時間足)

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(ユーロ米ドル日足)

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アジアから欧州市場にかけてユーロは全般に上値を抑えられる展開が続いた。しかし、NY時間に発表された米7-9月期GDP改定値が予想を大きく上回ったことからユーロ売りが強まったものの、米長期金利が低下したことでユーロは反発。寧ろ底固さを確認した格好となりユーロ買いが強まった。ユーロは対ドルだけではなく豪ドルやカナダドルなどに対しても買いが入るなど、底が切り上がっている。21日のドラギ総裁発言でユーロは1.2550から1.23ミドルまで下落した窓埋めの動きが続いている。1.25ドル付近はフィボナッチの61.8%戻しでもあり売りが入りやすい。ただ、明日の感謝祭を前に他の通貨に対しても買戻しの動きが活発となっておりもう一段の上値を試す展開が予想される。ボリンジャーバンドの中心線でもあり、ベアフラッグの下限でもある1.2520付近が天井とみる。最終的に欧米の金融政策の違いから再び下落トレンドに戻るとみて、このレベルでは売りを出しておきたい。

ユーロドル予想レンジ:1.2520(76.4%、BB中心線)~1.2440

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[豪ドル米ドル]再び口先介入で安値更新

(豪ドル米ドル月足)


(豪ドル米ドル時間足)

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東京が休場となった前日から豪ドルの売り圧力が強まり始めていた。先週の18日にスティーブンスRBA総裁が「為替市場は豪ドルの下落リスクを過小評価している」と発言してから豪ドルの買いに慎重な見方が増えていた。一方、ドラギ総裁が追加緩和に動き出すとの見方からユーロ豪ドル売りが強まり一時豪ドルは上昇に転じた。しかし、昨日はRBAのロウ副総裁が「豪ドルの更なる調整がやがてくると予想する」と再び発言。口先介入が相次ぐ中で、ユーロ豪ドルの買い戻しが入り豪ドルは対ドルで今年最安値となる0.8511まで下落。対円でもロングの投げが入り100円前半まで売り込まれた。
口先介入自体の影響は限定的ではあるものの、感謝祭を控えポジション調整の動きを誘ったものと思われる。GPIFの運用資産額が130兆8849億円と過去最高となるなど、今後も豪ドルを含めた運用が拡大すると予想される。底値を確認したところで長期の買いを入れていきたい。

豪ドルドル予想レンジ: 0.8620(50%)~0.8520

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