ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2014-12

[全般]日本の格下げによる影響は一時的

昨日の週明け東京市場では原油価格の下落によるドル高の流れを引き継ぎドル円は堅調な地合いで始まった。
ドル円は一時119円03銭を付けた後は利食い売りに押し戻されたもののドル全般に底堅い動きがみられた。しかし、欧州市場が始まるとすぐに米大手格付け会社ムーディーズが1段階格付けを引き下げたことを発表。これを受けドル円は一気に119円15銭に上昇したもののすぐに反落。格下げによる日本の国債が下落し長期金利が上昇することで円買いという見方が広がった。同時に、日経平均先物が下落に転じたことで円買いの動きが強まった。また、米長期金利が低下したことでドル売りも同時に強まりドル円は117円85銭まで下落した。
その後、NY市場で発表された米11月ISM製造業景況指数が予想を上回ったことでドル買いの動きが強まり米長期金利も上昇に転じた。
感謝祭で連休明けでもあり市場の流動性は依然として低いことから欧米市場では荒っぽい動きが目立った。
米国の年末商戦は売上高が11%前年比で低下したとの調査もあり、NY株価は三指数ともこの日は下落し原油価格の下落も一服感が漂う。ただ、今回の年末商戦は長期化するとの見方もあり米国景気回復期待は依然として高い。ダドリーNY連銀総裁は2015年半ばの利上げは妥当と発言。フィッシャーFRB副議長は原油高による物価への影響は一時的であるとし、FRBの利上げへの動きに変化は見られない。
また、日本の格付けが引き下げられても日本国債は日銀に買い支えられていることからその影響は限定的となるだろう。格下げはアベノミクスの柱の一つである財政再建が難しいということを示すものであり円高という見方もある。しかし、今回は成長戦略の一環として消費税見送りを実施しており、世界も評価するなどアベノミクスへの懸念は一時的とみる。
いずれにしても、今回の格付けの影響は円安の動きが急速に進んだ調整の動きを引きだすきっかけを作っただけで一時的な動きとみる。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]格下げはポジション調整を促すもの

(米ドル円時間足)




週明け東京市場は原油安によるドル高の流れを継ぎ一時119円03銭まで上昇。その後は利食い売りなどで押されたもののドルは底堅い動きで推移していた。ところが、欧州時間にムーディーズが日本国債の格付けを1ランク引き下げたことを発表しドル円は一気に119円15銭まで上昇。しかし、上昇後一気に反落。ロングのロスカットを巻き込みながら118円前半まで下落した。その後も日経平均先物の下落やドル長期金利の低下がドル円の売りを誘い117円85銭まで売り込まれた。NY時間に発表されたISM製造業が予想を上回ったことを機にやっと下げ止まりが終了し上昇に転じた。米長期金利も上昇したこともドル円の下支えとなった。しかし、株価は三指数ともに下落したことで本日の日経株価も軟調な地合いが予想される。ただ、日本の国債は日銀が支えており暴落の懸念はゼロに等しい。また、アベノミクスによる成長戦略は継続しており、格下げの影響は一時的なもので円安ドル高の流れは継続。寧ろ、再びポジションが軽くなったことでいずれこのショックが和らいだ時点では再び上値を試しにいくとみる。

ドル円予想レンジ:118円65銭(61.8%)~118円00銭
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[ポンド米ドル]調整の買戻し一巡

(ポンド米ドル日足)


(ポンド米ドル時間足)

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原油安の影響でドル高が進むと同時に北海油田を抱える英国にとってもマイナス材料。
ポンドは先週末から下落の流れを引き継ぎ上値の重い展開で始まると今年最安値となる1.5584ドルと同レベルまで下落。しかし、その後は買い戻しが入るなど下げ止まった。
欧州時間に発表された日本の格下げを機に米長期金利が低下したことでドル安が全般に強まりポンドは反転。また、この日発表された英製造業PMIが53.5と予想の53を上回ったことで更に買戻しの動きが強まった。
一先ず買い戻しが一巡したところでそろそろポンドは再び下落リスクが高まる。
昨日のNY市場ではダドリーNY連銀総裁が来年半ばに利上げは妥当と発言したこともあり、米長期金利の下落も一服。今週開かれるBOE会合では原油安の影響もあり金利引き上げは更に後退するとの見方も燻る。途転サインでもあるパラボリックSARとボリンジャーバンドが1.58前半に位置することから、そろそろ上値が重くなり始めている。買い戻しが一巡したところで再び今年安値となる1.5584を試しに行くとみる。もし、それでも下値が抜けなければ、底値の堅さを確認することになりそうだ。


ポンドドル予想レンジ:1.5820(BB、SAR)~1.5670(50%)
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[豪ドル米ドル]RBA声明次第で0.85が天井に

(豪ドル米ドル日足)

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(豪ドル米ドル時間足)

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OPECが減産を見送ったことでドル上昇の動きが強まる中で、豪ドルは週明け早々0.85の下にあった損切を巻き込み下落して始まった。しかし欧州市場が始まったところで時間外の米長期金利が低下したことで米ドルが下落し豪ドル買いが強まった。NY市場では更に米ドル売りが進んだことで節目の0.85ドルに再び乗せてきた。
終値ベースでは0.85に辛うじて乗せて引けたものの、依然として商品市況の低迷は継続。今日はRBA会合が開かれるがその声明文に注目が集まる。商品価格の下落による景気低迷への懸念が強い中で、RBAからの豪ドル安誘導発言が増えてきている。今回の声明でこれまでよりも豪ドル安を強く示唆する内容になれば0.85ドルの底が当面の天井に変わる可能性が高い。
豪ドルドル予想レンジ: 0.8540(61.8%)~0.8420
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