ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2014-12

[全般]FOMCを前に円全面高

週明け東京市場では自公民が圧勝という予想通りの結果となり材料出尽くしからの円買い戻しの動きが強まった。しかし、その後は元のレベルに戻されるなど一先ずお祭りは終了。アベノミクスが信任されたとの見方から円売りの動きが再開するかに見えた。欧州市場でも日経平均先物や米長期金利の上昇などからドル円は底堅い動きが続いた。
NY市場でも株価が上昇して始まり上値を試す展開と思われたところ、NY連銀製造業が予想を大きく下回り2年ぶりのマイナスとなったことでドルが下落。しかし、その後発表された設備稼働率や鉱工業生産は予想を上回る好結果となったことでドルは持ち直した。
ところが、UAEは原油価格が40ドルでも減産しないことを明らかにしたことなどからWTIが55ドルまで下落したことで株価が下落。リスクオフの動きが強まり円はドルだけでなく主要通貨に対しても全面高となった。明日のFOMC会合では予想通り相当の期間という文言が削除され利上げへの動きが始まるとの見方から長期金利は上昇。原油価格の下落からヘッジファンド勢のポジションの巻き戻しなどが年末にかけて入っていたとの見方もある。来週のクリスマスや、明日のFOMC発表を控え市場の流動性が低下している中で、値が一方向に傾きやすくなっている。
急速に進んだ株高や円安の動きに対する修正が入り始めていることは確かだ。しかし、薄商いだけに一気に値を戻すこともある。最終的に日本はドル円などで買い遅れているところが多く、イベントが終わったところでは買いを入れてくるとみられるドル円クロス円ともに買いのチャンスはこれからとみた方がよい。それまでは短期決戦で臨みたい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]リスクオフからの円買いも時間を見ながら

(米ドル円日足)

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(米ドル円時間足)

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選挙が終わったことで材料出尽くし感からドル円は一時117円78銭まで下落して始まった。しかし、その後は119円台に乗せるなど相変わらず値動きが軽く、方向感の乏しい動きが目立った。欧州市場では再びドル買いと円売りの動きが強まり119円近くまで上昇。アベノミクスへの期待から円安が強まるとの見方が広がった。しかし、NY市場が始まり原油価格が更に下落したことでNY株価三指数ともに下落に転じたことで円の買い戻しが一気に強まった。クロス円も全面安となったことでドル円も東京で付けた安値を下回り117円58銭まで下落した。市場は先週の安値117円44銭を意識しており、このレベルを下回ると損切を巻き込み117円付近を試すとみる。ただ、ドルは長期債利回りの上昇から底固い動きを見せており、一方的な下落になりにくい。今日も上下に振れやすい動きが継続するとみるが、実需の買いも下値で待ち構えているとみられ、最終的には買いのチャンスを探りたい。

ドル円予想レンジ:118円80銭(61.8%)~117円50銭

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[ユーロ円]ユーロクロスの全面巻き戻し

(ユーロ円日足)

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(ユーロ円時間足)

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ドル円がユーロ円のリード役という構図は今も健在だ。
昨日の週明け東京市場ではドル円の乱高下でユーロ円も148円台から146円台を上下に激しく揺さぶられる展開で始まったが基本的に堅調な地合いが続いた。しかし、NY市場に入り原油価格の下落が止まらず株価が下落。明日のFOMCを控え利上げ期待からの株価下落リスクから安全な円に資金がシフト。クロス円全般に売りが強まった。ユーロも明日のギリシャ大統領選で解散総選挙になればIMFからの融資が難しくなるとの見方もあり対ドル以外の通貨に対しても売りが強まった。しかし、明日のギリシャにおけるリスクは今のところ市場は限定的とみているところが多い。寧ろ、明日のFOMCに注目が集まる。来週の欧米各国はクリスマス入りとなるため、リスクを持ち越したくないという意識もありそうだ。
日足のボリンジャーの中心線でサポートされており、トレンドの勢いを示すDMIも今のところニュートラルレベルに集まっている。目先ドル円の下げが終了すればユーロ円の買いチャンスとみる。

ユーロ円予想レンジ:147円50銭(61.8%)~146円25銭

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[豪ドル円]テロ騒ぎも売り材料に

(豪ドル円日足)

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(豪ドル円時間足)

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日本の選挙が予想通りの結果となり一先ず材料出尽くし感もあり豪ドル円は98円付近から96円85銭まで下落して始まった。その後は買い戻しが入り往って来いとなったがその後シドニーで人質事件が発生しテロへの懸念から豪ドル売りが強まるなど、売り材料には敏感に反応しやすい状況。NY市場では原油価格が55ドルまで下落したことで資源国通貨の売りが強まった。同時に欧米株価の下落も円買い戻しの動きを強めたことで豪ドル円は96円60銭付近まで下落し、そのまま安値圏で引けてきた。
今日の9時半にはRBA議事録要旨が公開され、最近のコモディティー価格の下落による豪州景気への懸念から豪ドル安への牽制が強まる可能性が高い。また、その後には中国の製造業PMIの発表も控える。テロ事件で豪ドルが売られる等悪材料に反応しやすいことからもう一段の下落リスクは燻る。また、明日のFOMCでゼロ金利解除に向けた動きが始まるようであれば、ドル金利上昇による豪ドル売りが更に強まることになる。

豪ドル円予想レンジ:97円30銭(50%)~96円00銭(61.8%、雲の下限)

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