[全般]クリスマス明けで海外勢動向に注目
クリスマス休暇前に大方のポジション調整が終了したところで、今週は海外勢にとって実質新年度入りとなる。先週までの株式市場の動向をみると米国だけではなく中国も含め世界全般に底堅さが目立った。この流れを素直に受け継いで株価上昇が継続するのであればリスクオンによる円売り要因となる。先週までの米経済指標をみると労働市場は改善傾向にありGDPも予想を大きく上回るなど米国景気の力強さを示すものが相次ぐ。原油価格の下落は消費を高めることや、好調な年末商戦などから10-12月期GDPも高い伸び率が期待できる。
ゼロ金利解除時期の前倒し期待を背景にクリスマス明けとなる海外勢がドル買いから仕掛けてくる可能性は高い。ユーロの動向も注目される。1月はギリシャの三度目の大統領選挙で選出できないようであれば再び債務危機が高まる可能性がありリスクオフからの円買いユーロ売りに繋がる。また、ECBの追加緩和期待からのユーロ売りも重なりユーロの下値リスクは燻る。
ただ、市場は既にその辺の動きを織り込み始めているだけに、その反動によるユーロ買いやドル売りの動きを仕掛けてくる可能性も残る。
年末から年初は激しい動きになりやすく騙しも多い。
昨年末から1月初日にかけてドル円は高値を更新したところで一気に下落に転じた。年末年始は日本勢が正月モードに入ることから円が狙い撃ちされやすい。
この時期の海外勢は休み明けでエネルギーは十分でありポジションも軽いことから一方向に偏りがあればそのポジションを反対に振り落とそうとすることもよくみられる。海外勢の動きを見極めるまではポジションを偏らせない方がよさそうだ。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[米ドル円]120円の底固め


クリスマスはイースター以上に市場参加者が極端に低下するときで、その前には金融機関やその他の投機家もポジションを縮小するようになる。そのため、それらの休み明けは慎重にポジションを仕込み始めようとするものだ。休み前までの動きをみると121円85銭の高値から115円台に下落した後のショートカバーがほぼ一巡したところで休みに入っている。
休み中はほぼ高値圏でのもみあいとなっていたが、その中でも日本の実需筋の売りが入り押し戻されている。レベル的には週明け海外勢は120円付近の底堅さを確認したところで、買いからスタートするとみる。目先は今年高値の121円85銭を試しに来そうだが、失敗すればその反動で今度は115円台方向に振らされるリスクも頭に入れておきたい。特に1月2日の東京勢不在の時が要注意だ。
今週のドル円予想レンジ:122円00銭~118円20銭
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[ユーロ米ドル]ギリシャ不安を材料に下値リスク燻る


先週末に実施されたギリシャ2度目の大統領選挙でも大統領は選出されず3度目の選挙が今月行われる。失敗すれば財政不安が再び拡大しかねず、そうなれば再び欧州債務危機への懸念が拡大しかねない。また、1月はECB理事会で国債も含めた量的緩和実施観測も浮上しているだけに、少なくとも積極的なユーロ買いは難しい。ただ、年末年始は投機筋の仕掛けが入りやすく乱高下になりやすいことから長めのポジションはまだ持たない方がよい。ただ、最終的にユーロショートはどこかで作っておきたい。
1.2ドル付近というのは2010年と2012年に跳ね返されているだけにかなり強いサポートになる。このレベルを明確に下回るようであれば長期の売りポジションをキープしたい。
今週のユーロドル予想レンジ:1.2370(38.2%)~1.1880(2010年安値)
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[豪ドル米ドル]0.8ドルの大台サポートを意識


0.8ドルの大台をクリアに割り込むかを見極める週となりそうだ。
今週から海外勢のヘッジファンドや投機筋が再び戻り始めることから、彼らの新たなポジションの方向に注目。休暇前には豪ドルロングの手仕舞いを済ませており、ここからはどちらにも動き易くなっている。原油価格下落による石炭価格の低迷、そして中国景気減速による鉄鉱石の過剰供給。RBAなどからの豪ドル高けん制発言などが重なり夏場から豪ドルは0.95ドルから0.81ドルまで大幅下落。また、米国FRBは今年の夏にはゼロ金利解除に向かうと予想されることからドル高トレンドに対して豪ドルの売りは強まるとみる。ただ、その下落の勢いはここにきて下げ止まり観もみられる。
0.8ドルをクリアに割れ込めない限りこのレベルから売り込むにはリスクが高い。
底値を確認して買い仕掛けするのか、或いはもう一段下値を見に行くのか今週の動きは豪ドルにとってクルーシャルな週になる。
今週の豪ドルドル予想レンジ:0.8300~0.8000
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