[全般]乱高下のなかでドル高トレンド継続
アジア市場では東京市場が休場の中でユーロが対ドルで下落して始まったことからドル全面高で始まった。欧州市場でもNYダウや日経平均先物の上昇を横目に見ながらドル高円安の流れが強まった。また、英国PMIが予想を下回ったことでポンドの下落が目立った。
NY市場は株価が三指数ともに上昇して始まるとリスクオンによる円安の流れも加わりドル円が120円74銭まで上昇。東京の安値から1円近く上昇した。しかし、米12月ISM製造業景況指数が予想を下回ったことを機にドルの売り戻しの動きが強まった。また、堅調な株式市場も下落に転じたことで円買いの動きが一気に進みドル円はアジア市場の安値付近まで往って来いとなった。しかし、ユーロやポンドに対してドル高の動きは継続するなどドル高自体の流れに変化は見られず、円の買い戻しが一巡したところで再びドル円は上昇に転じた。
一月最初の取引日というのはその年の動きをみる参考になり、ジャニュアリー・エフェクトといわれる、所謂アノマリーとみるところも多い。流動性が低いことから乱高下はあるものの、市場参加者は今年も更に日欧と米国金融政策の違いからドル高と円安ユーロ安の流れを見ているということが伺える。
ただ、昨年末からの日中の乱高下が年初でも見られただけに今週も激しい動きが予想される。
今週末には昨年量的緩和を終了したFRBが最も注目する米雇用統計が発表される。ドル高傾向にあるものの、その道中では振り落としの動きが入りやすいことから注意したい。
特に、クロス円などでは円の買い戻しの動きが強まっていることから、ドル高と円高の綱引きが所々でみられるが、最終的にドル高の動きが円を上回る。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[米ドル円]テクニカル分析中心相場


昨年末の終値119円80銭付近が今後も意識されそうだ。年初はこのレベルを安値としながら上昇でスタート。NY市場ではこの日の高値となる120円74銭まで上昇。このレベルはクリスマス休暇前に付けた高値でもあり、昨年末に下落が始まる前の高値付近だけに流石に意識された。この日のドル円は一本調子で1円近く上昇したことで、米ISM製造業が予想を下回ったことで利食い売りのタイミングにされた。もし、予想を上回ったとしても株価の下落により結果的に121円手前では売りが出て押し戻されただろう。年初でポジションもそれ程偏っていないことから薄商いの中で往って来い。振りだしに戻ったところで再びドル買い円売りの動きが強まって引けてきた。
昨年末あたりからドル円は所々でこのように調整が入っていることから底値は確実に切り上がっている。今週は米雇用統計が発表されるが、その時までドル買いポジションに偏りがみられれば発表前後の振り落としに注意したい。この様な乱高下の相場ではフィボナッチなど同じテクニカル分析や過去の高安を見る参加者が多く、参考にしたい。
今週のドル円予想レンジ:122円00銭(BB上限、12月8日高値付近)~119円40銭
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[ユーロ米ドル]ユーロ安がドル高を牽引


年初からユーロは売りが先行して始まった。昨年末の2回目の選挙でもギリシャの大統領を選出できなかったことでギリシャは今月25日に議会を解散することを決定。結果次第ではギリシャのユーロ離脱という思惑も広がった。また、ドラギ総裁が年初のインタビューで必要なら今年初めに行動する用意があると発言したことでユーロ売りが強まりドル高を誘った。年末から年初にかけてユーロは昨年の安値以来の安値を更新。大台の1.2ドル直前の1.2001迄下落し最安値引けとなっている。
1.2ドルにはオプション絡みの買いが並んでいるとの見方はあるものの、抜けるのは時間の問題とみる。ただ、この1.2ドル周辺は月足でみてわかるが過去に何度も高値や安値になったレベルであり大底になる可能性は非常に高いレベルでもある。
下落傾向は継続するとみるが、調整としての買い戻しの動きには十分注意したい。
特に7日発表のCPIがユーロ安の効果で改善しているようであれば一時的に買いが強まりそうだ。
今週のユーロドル予想レンジ:1.2110(50%)~1.1800
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[豪ドル米ドル]0.8ドル攻防から燻る下値リスク


昨年末に0.8ドル手前で下げ止まり反発するかと思われたが再び0.8ドル台に押し戻された。先週末に発表された中国製造業PMIが予想を下回ったこともあるが、ユーロが下落し原油が安値を更新した事が主な要因となっている。0.8ドル付近は過去に天井や大底になったレベルでもあり、フィボナッチ61.8%にあたるなど強いサポートになる。
大台の節目でもあり抜けたら次のサポート0.72ドルまでは強いサポートは見えない。
FRBが年央にゼロ金利解除に向かうとの見方に対し、RBAは中国の景気減速やコモディティー価格の低下などから現状の低金利維持を表明していることから売り圧力は依然として残る。
今週は豪州の貿易統計や小売売上、中国のCPIやPPIといった重要指標の発表もあるが、米雇用統計が最も注目される。ドル買いの動きが強まるようであればいよいよ0.8ドル割れを試す展開が予想される。ただ、大台代りでは騙しも多く、一旦抜けても反発に転じることもよくある。底を抜けたとしても押し戻されるようであればタイトストップで臨み、再度下落が始まったところで売りを出していく。
今週の豪ドルドル予想レンジ:0.8150(50%)~0.7750
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