ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2015-01

[全般]年初の不安定な動きも徐々に正常化へ

ECBの追加緩和期待の高まりに対しFRBの利上げが年央にも実施されるとの観測が広がるなど欧米の金融政策の違いがユーロ売りとドル買いを促した。
昨日発表されたユーロ圏消費者物価が-0.2%と予想の-0.1%を上回る下落となったことで追加利下げの期待が高まった。一方、NY時間に公開されたFOMC議事録では原油価格の下落やドルの上昇によりインフレ率目標は下回るものの、これは一時的との見方を示した。インフレ率が現在の水準でもゼロ金解除に向けた動きに変化がないことをあらためて確認したことになる。また、この日発表された12月ADP雇用統計も24.1万人と予想の22.5万人を上回ったことで週末発表の雇用統計への期待が高まった。FOMCではこのまま雇用市場の改善が継続されるようであれば予定通り年央にも利上げが実施されることになる。FOMCではドル高に対しても問題ないとの認識から、ドル高ユーロ安、そして円安の流れは継続するとみてよいだろう。
下落の続いた米国株式市場も昨日は一転して大幅上昇となっており安心感が広がったことで円買いの動きも一服。まだ週末の雇用統計を控えており油断はできないものの年初の不安定な動きが徐々に正常に戻り始めているとみてよいだろう。
ドルの押し目を拾うチャンスでもある。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]株価の下げ止まりから円の売り戻し

(米ドル円時間足)

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東京市場でドル円は日経平均株価が予想ほど下落しなかったことで底堅い動きで始まった。また、一部輸入業者の買いも散見されるなど、年末は120円台で推移していただけに118円台というレベルは実需ベースから見ると買いたいレベルのようだ。昨日のNY株式3指数ともに下落から上昇に転じたことで徐々に市場は正常な状態に戻り始めているとみる。
昨日のADP雇用統計が予想を上回り、今日発表の新規失業保険申請件数も好調な数字が示されるようであれば株価の後押しとなりもう一段の円の売り戻しの動きが強まるだろう。
ただ、米長期金利は依然として低いことから今の段階ではドル高の動きも限定的となる。
いずれにしても最終的にドル高円安の流れに戻り始めているとみられ、119円割れは買いを入れておきたい。

ドル円予想レンジ:120円10銭(76.4%)~118円80銭

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[ユーロ米ドル]物価下落により追加緩和期待高まる

(ユーロ米ドル月足)

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(ユーロ米ドル時間足)

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昨日の欧州時間に発表のユーロ圏12月HICPは-0.2%と予想の-0.1%を下回った。発表前に既にユーロ売りが進んでいたことから一時的に買戻しの動きが入ったものの、その後再び下落に転じている。22日のECB理事会では国債を含めた量的緩和が実施されるとの観測が広がりユーロ売りが強まっている。また、NY市場ではADP雇用統計が予想を上回ったことや、FOMC議事録でも労働市場がこのまま改善されるようであれば金融政策は正常化するとの認識が示された。ECBとFRBの金融政策の違いがあらためて認識されたことでユーロ売りの流れは継続。ただ、今日のBOEの政策会合や明日の米雇用統計を控えユーロクロスなどの一時的な調整の買い戻しの動きには注意したい。

ユーロドル予想レンジ:1.1890(50%)~1.1770(04年5月安値)

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[豪ドル米ドル]ヘッド&ショルダーのネックに注目

(豪ドル米ドル月足)

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(豪ドル米ドル時間足)

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0.8ドルの大台を目の前にして豪ドルはもみ合い状態に入っている。時間足でみると短期的にヘッドアンドショルダーを形成しており一つ目の0.8106の左肩を上抜けするようであれば0.8155のヘッドまで上昇。反対に0.8030のネックを下回るようであれば0.8ドル割れを試す展開とみる。全般的にみると原油の下落も一服感がみられNY株価も上昇に転じたことで豪ドルも下げ止まり観がみられる。ただ、昨年の9月以降1400ポイント余り下落した割にはあまりに頭が重い。それだけ市場にはまだ豪ドルロングが残っているとみることもできる。レンジの下限でもある0.8030付近で買いを入れたとしても、0.8を割り込むようであれば途転もありだ。

豪ドルドル予想レンジ:0.8125(50%)~0.8040

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