ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2015-01

[全般]方向感掴めず、短期取引中心の相場

先週末に発表された米12月雇用統計は非農業部門雇用者が予想を上回り失業率も低下。しかし、最終的にドル安と円高の動きが強まり再び株価も下落して引けてきた。
市場には不安定な動きに対してポジションを持つリスクの高まりから偏ったポジションを修正する動きが入りやすくなっている。
12月の米雇用統計発表直後はドル売りが瞬間強まったものの、好調な結果を受けすぐにドルは全面高となった。しかし時間の経過とともにドル売りが強まり、結果的に発表前よりもドル安となって引けてきた。発表直後にドル売りに動き、その直後買われるというのはシステム売買の影響と思われる。ただ、年末年初にかけて荒っぽい動きが続いたのもこの様な取引が原因の一つと思われる。方向感が掴めない中でこの様な不安定な動きは今週も続くとみてよいだろう。
雇用の改善は明らかとなったことで本来であれば利上げ時期の前倒し観測からドル買いの動きが強まるものだ。しかし、市場は原油価格の下落が再び強まったことで産油国であるロシアや新興国や、米国内エネルギー関連企業の業績悪化などに対する懸念が強まった。
長期で見ると米経済回復期待は根強いものの、目先の不安定な動きに市場は振り回されている。原油価格の下落は日米欧の消費を最終的に押し上げるものとなるが、今の段階では不安感が先行している。長期のドル高円安、そしてユーロ安の流れは変わらないものの、不安の残る市場ではポジションを長く持つのはリスクが高い。結果的に短期取引を中心とした動きを中心に上下に振れやすい相場展開が今週も継続。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]レンジ相場継続

(米ドル円日足)

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米国雇用統計の発表直後にドルが118円78銭まで下落したものの、指標が予想を上回ったことですぐに上昇に転じた。しかし、時間の経過とともに売りが強まり発表直後の安値を下回ると損切を巻き込みながら118円43銭まで下落。ポジション的にはここまで逆張りの買いも見られるだけにもう一段の下げが予想される。原油安から株価が下落しリスク回避からの円買いとドル買いの動きが強まった。しかし、市場には方向感が依然として掴み切れないことからセンチメントは突然変わりやすい状況が続く。
結果的に短期ポジションがどちらかに偏った時にその巻き戻しが入るといった動きが目立つことから、目先121円から117円ミドル付近のレンジ継続とみる。


今週のドル円予想レンジ:121円00銭~117円50銭(61.8%)

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[ユーロ米ドル]25日のギリシャ選挙までユーロ弱含み

(ユーロ米ドル月足)


(ユーロ米ドル時間足)

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市場は今月22日のECB理事会において国債を含めた量的緩和が実施されるとみており、ユーロは9年ぶりの安値となる1.1754ドルまで下落。また、25日に行われるギリシャの解散総選挙で野党が優勢のなかでユーロ圏離脱の可能性が高まっていることもユーロの上値を重くしている。ただ、これらは大分織り込み始めていることもありこれらのイベントが終了すればユーロが反発するとの見方も根強い。先週末は米雇用統計発表後ドル安によるユーロ買いが強まりこの日の高値圏で引けている。目先はまだショートカバーの動きが強まるとしても、25日のギリシャ選挙の結果が出るまでは積極的なユーロ買いは出にくい。先週末にECBメンバーのハンソン・エストニア中銀総裁が「量的緩和によって財政赤字拡大を支援すべきではない」「1月に量的緩和を約束するのは問題がある」と発言。また、ラウテンECB専務理事も「国債購入する必要はない」と発言するなどECB内でも一枚岩ではない。もし、実施しないとなればユーロが一時的に大きく買い戻されることにもなりかねない。ただ、これまでのドラギ総裁の積極的な発言からみて何らかの緩和政策は示されることは間違いない。ユーロの買い戻しはドルの巻き戻しが終われば再び下値を試す展開とみる。



今週のユーロドル予想レンジ:1.1980~1.1640(05年11月安値)
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[豪ドル米ドル]原油価格下落再開でも底堅い動き

(豪ドル米ドル日足)

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(豪ドル米ドル時間足)

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年末から年初にかけて0.8215付近まで買い戻しが終わったところで再び下落。原油価格の下落や世界的な株価下落でリスク回避の動きが豪ドルの売りを誘った。
しかし、先週発表された豪州住宅建設許可件数が予想を大きく上回ったことで住宅バブルが再び懸念され、利上げの可能性も出てきた。また、中国が利下げなどの景気刺激策を更に打ち出すとの期待も高まるなかでもう一段の上昇も期待できる。
テクニカル的には一旦0.82ドルまで往って来いとなり一先ず買い戻しは終了。0.8215を上抜くようであれば38.2%戻しでボリンジャーバンドの上限でもある0.8320付近までの戻しは十分視野に入る。
15日木曜には豪州雇用統計が発表されるが、豪ドル安や住宅価格の上昇などから予想を上回るようであれば買いのチャンスとなる。



今週の豪ドルドル予想レンジ:0.8320(23.6%、BB上限)~0.8120(50%)
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