ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2015-01

[全般]原油価格の底が見えず不安定な相場展開継続

原油価格の下落が銅やアルミ等の価格下落を誘ったことで市場の混乱はさらに拡大。原油の底値が見えないことから株価や為替市場では依然として不安定な動きが続いている。
東京市場では前日のNY市場での株安ドル安の動きを引き継ぎドル円やクロス円などは軟調なスタートとなり、欧州市場にかけて更にその動きは加速した。
欧州時間にはEU司法裁判所がECBによる国債購入は適法との見解を示したことでユーロが下落。更に、この日はドラギ総裁が国債購入する用意があると発言したこともユーロ売りを加速させ、同時にクロス円全体を押し下げた。
NY市場では注目の米12月小売売上が発表され、結果は-0.9%と予想の-0.1%を下回り前月も下方修正された。原油の下落で消費が高まるとの見方が広がっていただけに市場にはサプライズとなりドルが一斉に下落。ドル円は116円直前まで下落した。NY株価も三指数ともに下落するなどリスク回避の動きが強まった。しかし、これまで売られ過ぎていた原油価格も一旦は下げ止まり値を戻し始めると株価も下げ幅を縮小。ドル円も含め売られ過ぎの反動から買い戻しの動きが強まりNYを引けてきた。
一先ず今日の東京市場はドルが全般に底堅い動きが期待できそうだが、原油価格が下げ止まったわけではない。原油の下落は最終的に消費国にとっては成長率を高めるものであり、底が見えた段階では寧ろ楽観的な見方に変わるとみられる。しかし、今の段階では底値が確認されたわけではなく依然として不安定な動きが続くとみる。
今日もNY市場では大手金融機関の決算発表やPPI,NY連銀製造業などの経済指標発表を控える。神経質な相場が続く中で過剰に反応してくるだろう。
上下に大きく振らされるマーケットだけに利食いも損切も躊躇せずに決断する方がよさそうだ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]116円付近でのダブルボトム

(米ドル円日足)

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(米ドル円時間足)

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NY株価の下落が日経平均株価を押し下げることでリスク回避の円買いがこの日も進んだ。
原油や銅、そしてアルミ価格が軒並安値を更新するなど底値が未だ見えない不安感がリスク回避の動きを強めた。クロス円の売りが更にドル円を押し下げる要因となり欧州市場でドル円は116円ミドルまで下落。NY市場ではこの日発表された12月小売売上が予想を下回ったことで株価三指数ともに下落しドルが全面安。長期金利も低下するなどドル安と円高が同時に進みドル円は116円ミドルにあった損切を巻き込み116円08銭まで下落した。しかし、一方向に下落した反動から買い戻しの動きが強まり117円ミドル付近まで1円40銭近く押し戻された。株価も引けにかけて下げ幅を縮小したことや原油価格も2.6ドル前日から上昇したことで一先ず落ち着きを取り戻したとみてよい。
日足チャートを見ると昨年12月16日に付けた安値115円57銭と昨日の116円付近でダブルボトムを形成したようにも見える。再度116円台の底堅さが確認できれば当面のレンジの底を見たことになる。
ただ、これだけ毎日激しい動きをするとちょっとした材料でも過剰に反応しやすい状況に変わりはなく損切は早めに入れた方がよさそうだ。

ドル円予想レンジ:117円80銭(61.8%)~116円70銭(BB下限)

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[ユーロ米ドル]EU司法裁判所の判断で追加緩和期待高まる

(ユーロ米ドル日足)

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(ユーロ米ドル時間足)

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昨日の欧州時間にEU司法裁判所がECBによる国債購入策(OMT)は適法であるとの見解を示した。大方の予想通りではあったことから反応は限られた。しかし、ドラギ総裁がECBは国債購入をする用意があると発言したことを受けユーロは下落。1.1727まで最安値を更新した。しかし、NY時間に発表された米12月小売売上高が予想を下回ったことでドルが全面安となりユーロは1.1845まで100ポイント余り上昇。目先のショートカバーを誘発した。国債購入も含めた量的緩和実施を市場は大分織り込んできており下げ止まり観がここにきてみられる。テクニカルでは途転のサインを示すパラボリックのSARが1.1860に位置しており、意識される。ただ、22日のECB会合や25日のギリシャ選挙を控え上昇も一時的なものとみる。戻したところでは再度売りを出しておきたい。

ユーロドル予想レンジ:1.1860(パラボリック&50%)~1.1740

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[豪ドル米ドル/豪ドル円]豪州雇用統計に注目

(豪ドル米ドル月足)

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(豪ドル円日足)

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原油価格の下落により豪州の主要輸出品となる石炭や鉄鉱石の価格も下落するなど豪州にとっては大きな痛手となる。しかし、それら悪材料も大分出尽くし感が広がりそろそろ下げ止まりの兆候もみえ始めている。昨日の原油価格も2.6ドル上昇して引けたことで豪ドルの買い戻しが入りやすい地合いとみる。
今日は豪州の雇用統計が発表され0.5万人の増加が見込まれる。ただ、この数字は毎回大きく振れやすいことから注意が必要だ。市場が強気の時には予想を下回った時は下値を買ってくることから最終的に上昇してしまうことも多くみられる。
対ドルでの月足チャートを見ると0.8ドルは過去に天井や底打ちのレベルでもありかなり強いサポートになっている。
日足の豪ドル円チャートを見ると昨日は長い下髭を伸ばしセリングクライマックスのような下げ方となった。今日から豪州と日本のEPA(経済連携協定)が発効されることから、今後豪州内での日本からのM&Aや輸入が拡大すると予想され、豪ドルの買い需要は高まる。長い目で見ると金利も含め魅力的な通貨であることは確かだ。

豪ドル円予想レンジ:96円30銭(61.8%)~95円20銭

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