ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2015-01

[全般]スイスショックで相場に変化

先週スイス中銀がユーロスイスの上限を突然撤廃したことで市場はパニック状態に陥った。スイスフランは対ドルで3000ポイント以上、対ユーロで2500ポイント上昇。スイスと同様に安全通貨である円も上昇。下げ止まってこう着状態が続いていたユーロも再び下げ足を強めるなどスイスは市場に大きなショックを与えた。年末から始まった荒っぽい値動きがスイスショックでピークを迎えたような観もあり、これで相場は寧ろ活性化されたかもしれない。
今週は22日にECB理事会が開かれ、国債買い入れも含めた量的緩和策が打ち出されるとみられる。問題はその中でギリシャなども対象とされるかどうかに注目が集まる。また、25日にはギリシャ選挙が実施され反緊縮を唱える急進左派連合が今のところ有利とされる。若し資金支援が止まればユーロ売りが更に進む可能性もあり、市場の波乱材料となる。
また、NY市場では住宅関連を中心とした指標発表が相次ぐ。ガソリン価格の低下や雇用の改善などから予想を上回る結果となれば株価の下支えとなる。
日本では日銀会合が開かれるが、黒田総裁が追加緩和を示唆するかに注目が集まるなど、今週は相場の流れを見極める重要な週となりそうだ。
原油価格の下落から市場に不透明感が広がっていたところに今回のスイスショックが加わるなど、火に油を注いた格好で市場は大きく揺れた。
ECB会合やギリシャ選挙、原油価格の底が見えずに不透明感が増したことで株式やドル円など乱高下が続いた。しかし、その相場もスイスショックを機に今後の方向を冷静に見極める段階に入ったとみる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]底値確認の週

(米ドル円日足)

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(米ドル円時間足)

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先週もドル円は上下に激しく動くジェットコースター相場が続いた。
原油価格の底値が見えない不安感からNY株式市場の不安定な動きに連動する格好でドル円も上下に揺さぶられた。不安定な動きが続くこと自体安全通貨としての円買いが有利となった。また、不安定な地合いのところにスイス中銀がユーロスイスの上限撤廃を突然発表したことでドル円は117円ミドルから115円86銭まで下落した。ユーロがドルで下落したにもかかわらず、安全通貨としての円買いがその勢いを上回った格好だ。しかし、このスイスショックは寧ろドル円の底値を確認した可能性が高い。昨年12月16日に付けた安値115円ミドルまでは届かずに折り返したことでダブルボトムを形成した可能性もある。今週はECB会合や来週早々にはギリシャ選挙の結果が現れるなど、リスク回避の動きが終わったわけではない。一方、日銀会合での黒田総裁発言にも注目が集まる。市場はECBと歩調を合わせる格好で追加緩和への期待もあるが、今の時点でその可能性は極めて低い。その時にドル円の下落が限られるようであれば115円台の底の堅さを再度確認することが出来る。
反対に115円ミドルのネックラインを下回るようであれば113円台までの下落も視野に入る。損切はしっかりと入れておきながら、買いのチャンスを探る。

今週のドル円予想レンジ:118円90銭(61.8%)~115円50銭(38.2%、ネックライン)

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[ユーロ米ドル]ECB会合とギリシャ問題に焦点集まる

(ユーロ米ドル月足)

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(ユーロ米ドル時間足)

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ユーロはECB理事会を控え量的緩和実施をほぼ織り込みながら下げ止まり観もあり1.17台ミドルでもみ合いが続いていた。しかし、スイス中銀がユーロスイスの上限を撤廃することを発表するとユーロスイスが急落。ユーロは対ドルや対円でも売りが入り1.1460まで安値を更新した。スイス中銀は今後も介入を継続するとしたが、スイスフランの買いは当面リスクが高すぎて買えるものではない。
22日のECB理事会では国債購入を含めた量的緩和について何らかの具体案が出ることになるだろう。その中で注目ポイントはギリシャ国債購入をするかどうかに集まる。しかし、この時点でギリシャだけ外すことはまず難しく、条件付きで購入されることになるだろう。そうなれば、一時的にユーロ離脱リスク後退からユーロ買いの動きが強まるとみる。ただ、その後にはギリシャ選挙を控えるだけに上値は限定的とみる。

今週のユーロドル予想レンジ:1.1700(時間足61.8%)~1.1200(月足61.8%)

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[豪ドル円/豪ドル米ドル]底値を見極めてから買い

(豪ドル円日足)

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(豪ドル米ドル月足)

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先週発表の豪州12月雇用統計は予想を上回るもので豪ドルは上昇。しかし、その後スイスの上限撤廃決定のニュースで売りが出たものの、その後は底堅い動きとなった。原油価格の下落が石炭や鉄鉱石の価格を押し下げたことで豪ドル売りに繋がったものの、下落の勢いはおとろえている。昨年9月からの売りはほぼ一巡したとみることもできる。
雇用の改善や住宅価格の上昇など豪ドルの買い材料も出始めており、市場が安定に向かえば買いのチャンスとなるだろう。景気刺激として利下げも視野に入る中国にとって原油価格の下落は支援材料でもある。ドル円の底値が確認されるようであればクロス円全般に買いが入りやすくなる。
対ドルで0.8ドルはかなり強いサポートになっていることも注目。
豪ドル円日足チャートでは先週に94円25銭の安値を付けた後は長い下髭を伸ばしたことで底値サインも見られた。
NY株価の動向を睨みつつ95円付近の底堅さが確認されるようであれば買いを入れておきたい。

豪ドル円予想レンジ:98円50銭~95円00銭

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