ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2015-01

[全般]ECBの量的緩和報道で乱高下

昨日は日銀会合後の黒田総裁記者会見で円の失望買いが強まった。また、NY市場では本日行われるECB理事会で量的緩和に踏み切るとの報道からユーロが上下に乱高下するなど、荒っぽい動きがみられた。
東京市場は日銀会合の結果待ちということから円の買い戻しの動きで始まった。日銀は現状維持とし、当座預金超過準備への付利引き下げが見送られたことでドル円は失望売りが強まった。
NY時間にはWSJ紙が本日のECB会合で年間6000億ユーロの国債購入を実施すると報じたことでユーロ売りが進んだ。しかし、どの国のどの国債をどの程度買い入れるかといった内容は報道されなかったことから直ぐに買戻された。ところが、その直後にカナダ中銀が予想外の金利引き下げを発表したことでドルが全面高となりユーロも再び下落するなど荒っぽい動きが目立った。また、本日発表の米住宅着工件数が予想を上回るなど米景気改善期待からNY株価三指数ともに上昇。リスクオンからの円売りの動きが強まるなど、依然として方向感の掴みにくい状況が続いている。
今日の市場の注目はECB理事会に集まる。ECBの国債購入規模は昨日の報道で織り込んだものの、国債購入方法が問われる。どの国の国債をどの程度購入するのか。ECBの直接購入ではなく各国中銀がそれぞれ購入するのかでユーロが上下に大きく振れる可能性が高い。このイベントリスクが過ぎるまではまだ相場のボラティリティーは高く、一方向へのポジションの偏りは避けたい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]日銀への失望売りとリスクオンの買いが交錯

(米ドル円日足)

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(米ドル円時間足)

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ドル円の不安定な動きが収まらない。
118円後半で始まったドル円は利食い売りなどに押されながらじりじりと値を下げて始まった。東京の昼時間に日銀が現状維持決定の報道が伝わるとドル円の売りが更に強まり117円台に下落。その後黒田総裁が当座預金の超過準備に対する付利の引き下げは議論されなかったと発言したことでドル円は失望売りが強まり117円前半まで売り込まれた。高値から1円50銭余り下落するなど予想以上の下げとなった。しかし、その後NY市場でECBの量的緩和の規模が6000億ユーロになるとの一部報道でユーロが売られドルが全面高。また、NY株価三指数ともに上昇したことでリスクオンからの円売りが強まり、ドル円は再び118円台に乗せるなど上下に大きく振れる一日となった。
今日はECBの理事会があり、その購入方法に市場の注目が集まる。もし、失望感が高まればユーロが上昇しドル円でもドル売りがつれ安になるとみられる。しかし、ECB会合というイベントリスクが過ぎ去り、最終的に円売りの動きが強まるとみている。

ドル円予想レンジ:118円50銭(雲の上限)~117円00銭(61.8%)

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[ユーロ米ドル]国債購入の対象や方法に注目集まる

(ユーロ米ドル月足)

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(ユーロ米ドル時間足)

EUR_USD_20150122_jikanashi.jpg

欧州市場では今日開かれるECB理事会を控えユーロのショートカバーが強まった。
しかし、NY時間に複数のメディアがECB役員会でECBの国債購入額を毎月500億ユーロ、年間で6000億ユーロの国債を購入するとの議論がされているとの報道が伝わるとユーロは下落。しかし、ECBがQEに関するコメントを拒否したことで再び上昇し、その後下落に転じるなど上下に激しく振れた。額に関してはほぼ市場は織り込んだものの、どの国の国債をどの程度購入するかなどは今日の会合で明らかになる。また、ECBが直接購入するのではなく、ドイツの意向に応じて各国中銀が実施するのであれば失望からユーロ買いが強まりかねない。しかし、いずれにしても量的緩和がこの規模で初めて実施されるということから最終的にユーロ売りは継続するとみる。
既にショートカバーが入り始めていることから、発表後の上昇幅は限定的とみる。

ユーロドル予想レンジ:1.1700(61.8%)~1.1460(今年安値)

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[カナダドル円]予想外の利下げで急落

(カナダドル円時間足)

CAD_JPY_20150122_jikanashi.jpg

(カナダドル円日足)

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現状維持と予想されたカナダの政策金利をこの日BOCは1%から0.7%に引き下げることを決定。予想外の利下げは市場のサプライズとなりカナダドルはこれを受け急落した。スイスが利下げを実施してからデンマークなど他の中銀の利下げが相次ぐ中でカナダも追随した格好だ。原油安がカナダ経済に大きな打撃を与えていることが背景にある。
ポロズカナダ中銀総裁は「BOCには引き続き政策戦略の余地がある」と発言するなど今後も利下げ余地があることを示唆したことでカナダドルの上値は抑えられた。
発表後に窓が空いたことでECB理事会前にショートの巻き戻しが入るとみている。ただ、急速に下落したことで売りそびれたところが戻し売りを狙っていることから、上値は限定的とみる。

カナダ円予想レンジ:96円00銭(23.6%)~94円30銭

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業務内容 : 第一種金融商品取引業
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