[全般]ECB初の量的緩和実施でドル全面高
ECBは今年3月から各国中銀が毎月600億ユーロを国債も含めた購入を開始し、少なくとも2016年9月まで続けると発表。2%物価目標が見通せるまで量的緩和を実施するとした。また、ギリシャに対しては財政再建の公約を守るなどを条件に対象に加えることを示した。各中銀はECBへの出資比率で国債購入することとし、4分の1を占めるドイツが最大の購入国となる。市場は前日に報道された毎月500億ユーロ規模の購入を上回った事でユーロ売りが進んだ。これを受け欧州株式市場は軒並上昇し米国株式市場も三指数ともに大幅上昇。金利差からのドル買いが進むと同時に株価上昇でリスクオンからの円安も同時に進行した。ECBが量的緩和を実施するというのは欧州にとっては歴史的な一場面であり、市場はこれを好感した格好だ。
25日にはギリシャの総選挙を控えており、予断を許さないもののギリシャ国債購入を決定したことでEUからの離脱の可能性は後退したといえそうだ。
ECBの量的緩和実施に伴いデンマークも19日に続き更に政策金利をマイナス0.2%からマイナス0.35%にこの日引き下げると発表。カナダが金利引き下げ、デンマーク、ECBと世界的な低金利政策が更に進む中で米国は予定通り年央にはゼロ金利解除に向けて動いておりドル高の流れは継続。一方、日銀は今回金融緩和政策維持を表明しただけとなり、米国以外の通貨に対して円高が進みやすくなった。
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[米ドル円]ドル全面高と円高の攻防


東京市場では前日のドル買いの流れを引き継ぎ118円台に乗せるなど堅調な地合いでスタート。しかし欧州市場に入るとユーロ買戻しの動きなどからドル売りが強まりドル円は下落に転じた。
ECB理事会では国債購入を中心に量的緩和を実施することを発表。これを受けユーロが下落したことでユーロ円の売りなどからドル円はこの日の安値となる117円26銭まで下落。しかし、ユーロ下落でドルが全面高となったことや株価が三指数ともに上昇したことでリスクオンからの円安も進みドル円は上昇に転じた。
一つのビッグイベントが終わり予想通りの結果となったことで市場には安心感が広がった。ただ、日銀は今回追加緩和を見送ったことで相対的にみると円安の勢いは抑えられることになる。日足のボリンジャーバンド上限付近では利食い売りなどが並んで上値が抑えられるとみる。週末ということからこのレベルでは売りを出しておきたい。
ドル円予想レンジ:119円00銭(BB上限)~118円00銭(50%)
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[ユーロ米ドル]ECB量的緩和実施は市場の同意を得るもの


ECBはこの日の会合で初の量的緩和実施を決定。毎月600億ユーロを3月から各国中銀が国債を中心とした量的緩和を少なくとも2016年9月まで実施。2%物価目標が見通せるまで継続するとした。規模に関しては前日の報道を上回る大規模なもので市場は納得。また、注目されたギリシャ国債買い入れに関しては財政再建の公約を守ることを条件に対象に加えられたことも市場に安心感を与えた。今回の量的緩和実施は既に市場は織り込んでいたことで発表前にショートカバーも散見されたことで、発表後は素直にユーロ売りが進んだ。また、先日スイス中銀がユーロスイスの上限を撤廃したことで大規模なユーロ売りが出たことでもショートポジションが大分解消されていたとみられる。
次のサポートレベルは月足でみたフィボナッチ61.8%戻しとなる1.2ドル付近とみる。
ユーロドル予想レンジ:1.1440(38.2%)~1.1200(61.8%)
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[豪ドル米ドル]0.8ドルのクルーシャルポイント


ECB会合を前に一旦は買いが先行した豪ドルも、会合後に再び下落。ECBの量的緩和発表でドルが全面高となると同時に原油価格の下落が強まったことも豪ドル売りを誘った。
豪ドルの売りはNY市場が引けた後も強まり一時0.8ドルを割り込む場面も見られた。
0.8ドルは約1年前にRBA理事が適正レベルであると発言したことでクルーシャルなポイントとして意識されている。月足のフィボナッチ61.8%戻しとなる0.7950を明確に下回るようであれば0.75ドルの大台が次のターゲットとなる重要なポイントでもある。
今日は東京時間に中国1月PMIが発表されるが、結果次第では0.7950を割り込む可能性が高まる。反対に、0.8ドルを底に反発するようであれば一先ず底値の堅さ確認ということで打診買いを入れてみたい。
豪ドルドル予想レンジ:0.8050(23.6%)~0.7950(61.8%)
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