[全般]FOMC声明、利上げ時期に変化なし
声明文ではゼロ金利を「相当な期間」継続するとの文言を削除したものの、利上げに向けて「忍耐強くなる」との表現を維持した。また、米経済の拡大はしっかりとしたペースで拡大しているとするなど、景気判断を上方修正。一方、インフレ率は原油安が影響し一段と低下、短期的には更に低下するとの見方を示した。ただ、雇用改善などによりインフレ率は2%に向けて上昇するとしたことで、これまでと変わらずゼロ金利解除に向けて動いていることを改めて示すものとなった。これを受けNY株式市場は下げ足を早めたことでリスクオフの動きから円買いが進むと同時にドルが上昇。ドル円は発表後売りが更に強まったものの下げ止まった。一方、米長期金利は依然として低下を続けており世界的な利下げ競争で米債券買いの動きが収まらない。
前回のFOMCでは今後2回は利上げはないとしたことで注目度は低かったものの、原油の下げの物価への影響は限定的とされた。更に、景気回復への強気な見方が示された。ECBやその他の国が軒並み利下げに踏み切るなかで、市場はFRBも利上げ時期を先送りするとの見方が広がっていただけに、今回の声明文ではゼロ金利解除時期が変わらず、今年6月に実施されるとの見通しが改めて確認された格好となった。
これで、当面ドル高の流れに変化はない一方でリスクオフによる円高の動きが所々で顔をちらつかせることになるだろう。
早朝にNZランドの政策会合が行われ、声明文発表後に利上げ期待が後退からキウイは下落。本日は南アフリカも政策会合が開かれるが、ここでも利上げが後退するようであれば米国の引き締め政策が更に意識されドル買いに拍車がかかることになる。
ただし、米国株式市場では企業決算次第ではドル高に対する批判が高まる可能性もあり、一時的にドル安に反応することもあり注意したい。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
[米ドル円]レンジの下限117円付近を意識

前日のNYダウの下落にも関わらず日経平均株価が堅調な地合いで始まったことでドル円は117円台から118円台に乗せるなど強気ムードが漂った。しかし、シンガポールが利下げに踏み切ったことで世界的な利下げの流れが加速するとの見方が強まった。FOMCを前に利益確定の売りが入りドル円は117円ミドルまで下落したものの、その後は短期ポジション調整の買いが入った。
FOMCでは改めて利上げが実施されるとの見通しが強まり声明後はドルが買われた。しかし、株価が下落したことで円高がドル高を上回りドル円は117円25銭まで下落。
このレベルは先週から何度も跳ね返されており、117円119円のレンジ相場の底値レベルとなる。このレベルを下回ると短期の損切りを誘発するだろう。
ただ、ドル高の動きは継続する中で底値も今の時点では限定的。
レンジボックスの底値が117円から116円に、上値が118円付近にシフトするとみている。もし、117円を割り込まないようであればレンジは変わらずとなり118円台に再び向かうだろう。
ドル円予想レンジ: 117円90銭~116円60銭
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
[ユーロ米ドル]ドル高でユーロ一段安

FOMCを控え一時売りが強まる場面も見られたが全般に底堅い動きで推移。しかし、FOMCであらためて利上げが意識されたことでドル買いの動きが強まり、ユーロは再び下落に転じた。ギリシャ選挙が終わりほぼ予想通りの結果となったことで一先ずユーロショートの巻き戻しがまだ続いている。目先は下げたところで買いが出やすいものの、ユーロ安の流れに変化はない。今回のFOMCではドル高に対するネガティブ材料には触れなかったことは、ユーロを意識している可能性が高い。戻しの上値を確認したところでユーロ売りを再開したい。
上値目途は前日につけた高値1.1420付近で、ミニダブルトップ形成で頭が確認される。ドイツの1月CPIが発表されるが、NY株価とドルの動きがユーロを左右する。
ユーロドル予想レンジ:1.1435(61.8%)~1.1220
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
[NZドル円]利下げ期待も浮上し売り加速


早朝に行われたRBNZ政策会合後にNZドルは急落。
声明文では「金利は当面維持する」としたことで期待されていた利上げ時期が後退するとの見方で売られた。また、「将来の金利は経済データ次第では引き上げか引き下げの調整をする」としたことで利下げの可能性も示されたことから更に売りが強まった。
前日はシンガポールも利下げするなど、NZランドも今後利上げは難しいとの見方は既に広がっていた。相対的にみると3.5%というNZランド政策金利は魅力的だ。しかし、今の不安定な状態の中で金利差を狙った動きは入りにくい。
目先はフィボナッチ76.4%戻しとなる85円90銭付近でかろうじて下げ止まったものの、ドル円次第では昨年10月につけた安値83円台も視野に入る。
NZドル円予想レンジ:86円80銭(38.2%)~85円70銭
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
注意喚起
当社の取扱う店頭外国為替証拠金取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、為替レートの変動等による損失発生の可能性があります。さらに、レバレッジ効果(想定元本と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や為替レートの変動等によって注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等、元本を上回る損失発生の可能性があります。特に、マイナー通貨(流動性の低い通貨)の取引をされる場合、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。加えて、スワップポイント(通貨間の金利差調整額)においては通貨ペアやポジションの状態(売りまたは買い)によっては、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。 取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなります。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、通常は売りレートより買いレートの方が高くなります。また、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、想定元本(為替レート×取引数量)× 4%以上の額となり、レバレッジは、想定元本÷必要証拠金で算出されますので最大25倍となります。法人のお客様の必要証拠金は、為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。 為替リスク想定比率は、通貨ペアごとに異なり、当社では、原則として一般社団法人金融先物取引業協会が金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第27項第1項に規定される定量的計算モデルを用いて算出する数値を利用します。なお、為替リスク想定比率は、原則として1週間ごとに見直しが行われ、レバレッジは、為替リスク想定比率の逆数(想定元本÷必要証拠金)となりますので、1週間ごとに変動します。
店頭バイナリーオプション取引「LION BO」は、判定時刻の為替レートが、当社の設定した最大7本の権利行使価格から、お客様が選択された権利行使価格よりも、上昇するか下降するかを予想するヨーロピアンタイプのラダーバイナリーオプション取引です。最大損失額は、オプションの取得対価の全額となります。取引単位は1ロット(1ロット当たりの価格は0~1,000円)、1回の取引あたりの最大取引単位は50ロットとなります。手数料は無料です。オプションの購入後において、取引をキャンセルすることはできません。購入したオプションを取引可能期間前に清算(売却)をすることはできます。但し、購入価格と清算価格にはスプレッドがあり、清算時に損失を被る可能性があります。「LION BO」は投資額に比べて大きな利益を得る可能性がある反面、投資元本の保証はなく、お客様にとって為替レートが不利な方向に変動することにより投資元本の全てを失う可能性のあるリスクが高い金融商品です。
当社の取扱う店頭CFD取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、原資産の価格の変動や為替レートの変動等による損失発生の可能性があります。さらに、レバレッジ効果(想定元本と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や金融市場、為替相場の変動等によって注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等、元本を上回る損失発生の可能性があります。特に、流動性が低下している状況では、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。また、株価指数、ETF(上場投資信託)、ETN(指標連動証券)を原資産とするCFD取引は、金利調整額(買建玉を保有している場合は支払い、売建玉を保有している場合は受取り)が発生しますが、金利調整額は、金利水準が各国の経済事情や政治情勢等様々な要因を反映するため変動するので、売建玉を保有している場合でも、マイナス金利となる際は、当社への支払いとなります。加えて、配当金・分配金の各権利確定日の取引終了時点で建玉を保有していた場合、これらの権利調整額が建玉に発生します。一般に権利調整額は買建玉を保有している場合は受取り、売建玉を保有している場合は支払います。一方、原資産となる株価指数自体が配当金を考慮している指数の場合等は、使用するリクィディティプロバイダーによっては、権利調整額は売建玉を保有している場合は受取り、買建玉を保有している場合は支払います。この他、商品先物を原資産とするCFD取引は、当社が定める日の未決済ポジションに対して当社が定めた価格調整額が発生します。原資産にコーポレートアクションが発生した場合は、当社は決済期日を定めた上で新規取引を停止する場合があります。建玉を決済期日までに決済されなかったときには、当該建玉は当社の任意で反対売買により決済されます。 取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなります。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、通常は売りレートより買いレートの方が高くなります。また、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、原則、想定元本(基準値×1.1×取引数量×1Lotあたりの取引単位×円転換レート)× 株価指数CFDの場合10%・債券CFDの場合2%・その他有価証券CFDの場合20%以上の額となり、レバレッジは、想定元本÷必要証拠金で算出されますので、それぞれ最大10倍・50倍・5倍となります。
当社は、インターネットを通じて店頭外国為替証拠金取引、店頭バイナリーオプション取引および店頭CFD取引サービスをご提供しておりますので、お客様のパソコン・インターネット環境や当社のシステムに不具合が生じた場合等、取引ができなくなる可能性があります。また、お客様の取引の相手方は当社(相対取引)となっており、取引所取引とは異なります。お客様におかれましては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。
商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
業務内容 | : | 第一種金融商品取引業 |
登録番号 | : | 近畿財務局長(金商)第41号 |
加入協会等 | : | 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562) |
日本証券業協会 日本投資者保護基金 |