ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2015-01

[全般]FOMC声明、利上げ時期に変化なし

未明に行われたFOMC会合後の声明文でドルは上昇し株価が下落。ゼロ金利解除の時期に変化はないとの見方が改めて確認された。
声明文ではゼロ金利を「相当な期間」継続するとの文言を削除したものの、利上げに向けて「忍耐強くなる」との表現を維持した。また、米経済の拡大はしっかりとしたペースで拡大しているとするなど、景気判断を上方修正。一方、インフレ率は原油安が影響し一段と低下、短期的には更に低下するとの見方を示した。ただ、雇用改善などによりインフレ率は2%に向けて上昇するとしたことで、これまでと変わらずゼロ金利解除に向けて動いていることを改めて示すものとなった。これを受けNY株式市場は下げ足を早めたことでリスクオフの動きから円買いが進むと同時にドルが上昇。ドル円は発表後売りが更に強まったものの下げ止まった。一方、米長期金利は依然として低下を続けており世界的な利下げ競争で米債券買いの動きが収まらない。
前回のFOMCでは今後2回は利上げはないとしたことで注目度は低かったものの、原油の下げの物価への影響は限定的とされた。更に、景気回復への強気な見方が示された。ECBやその他の国が軒並み利下げに踏み切るなかで、市場はFRBも利上げ時期を先送りするとの見方が広がっていただけに、今回の声明文ではゼロ金利解除時期が変わらず、今年6月に実施されるとの見通しが改めて確認された格好となった。
これで、当面ドル高の流れに変化はない一方でリスクオフによる円高の動きが所々で顔をちらつかせることになるだろう。
早朝にNZランドの政策会合が行われ、声明文発表後に利上げ期待が後退からキウイは下落。本日は南アフリカも政策会合が開かれるが、ここでも利上げが後退するようであれば米国の引き締め政策が更に意識されドル買いに拍車がかかることになる。
ただし、米国株式市場では企業決算次第ではドル高に対する批判が高まる可能性もあり、一時的にドル安に反応することもあり注意したい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]レンジの下限117円付近を意識

(米ドル円日足)


前日のNYダウの下落にも関わらず日経平均株価が堅調な地合いで始まったことでドル円は117円台から118円台に乗せるなど強気ムードが漂った。しかし、シンガポールが利下げに踏み切ったことで世界的な利下げの流れが加速するとの見方が強まった。FOMCを前に利益確定の売りが入りドル円は117円ミドルまで下落したものの、その後は短期ポジション調整の買いが入った。
FOMCでは改めて利上げが実施されるとの見通しが強まり声明後はドルが買われた。しかし、株価が下落したことで円高がドル高を上回りドル円は117円25銭まで下落。
このレベルは先週から何度も跳ね返されており、117円119円のレンジ相場の底値レベルとなる。このレベルを下回ると短期の損切りを誘発するだろう。
ただ、ドル高の動きは継続する中で底値も今の時点では限定的。
レンジボックスの底値が117円から116円に、上値が118円付近にシフトするとみている。もし、117円を割り込まないようであればレンジは変わらずとなり118円台に再び向かうだろう。

ドル円予想レンジ: 117円90銭~116円60銭

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[ユーロ米ドル]ドル高でユーロ一段安

(ユーロ米ドル時間足)


FOMCを控え一時売りが強まる場面も見られたが全般に底堅い動きで推移。しかし、FOMCであらためて利上げが意識されたことでドル買いの動きが強まり、ユーロは再び下落に転じた。ギリシャ選挙が終わりほぼ予想通りの結果となったことで一先ずユーロショートの巻き戻しがまだ続いている。目先は下げたところで買いが出やすいものの、ユーロ安の流れに変化はない。今回のFOMCではドル高に対するネガティブ材料には触れなかったことは、ユーロを意識している可能性が高い。戻しの上値を確認したところでユーロ売りを再開したい。
上値目途は前日につけた高値1.1420付近で、ミニダブルトップ形成で頭が確認される。ドイツの1月CPIが発表されるが、NY株価とドルの動きがユーロを左右する。

ユーロドル予想レンジ:1.1435(61.8%)~1.1220

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[NZドル円]利下げ期待も浮上し売り加速

(NZドル円日足)


(NZドル円30分足)

NZD_JPY_20150129_30minashi.jpg

早朝に行われたRBNZ政策会合後にNZドルは急落。
声明文では「金利は当面維持する」としたことで期待されていた利上げ時期が後退するとの見方で売られた。また、「将来の金利は経済データ次第では引き上げか引き下げの調整をする」としたことで利下げの可能性も示されたことから更に売りが強まった。
前日はシンガポールも利下げするなど、NZランドも今後利上げは難しいとの見方は既に広がっていた。相対的にみると3.5%というNZランド政策金利は魅力的だ。しかし、今の不安定な状態の中で金利差を狙った動きは入りにくい。
目先はフィボナッチ76.4%戻しとなる85円90銭付近でかろうじて下げ止まったものの、ドル円次第では昨年10月につけた安値83円台も視野に入る。


NZドル円予想レンジ:86円80銭(38.2%)~85円70銭

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