ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2015-02

[全般]原油価格の下げ止まりからの株価上昇でリスク後退

週明けシドニー市場でドル円やクロス円などが下落してスタート。先週末に発表された米GDP速報値や中国製造業PMIが予想を下回ったことで売りが先行。しかし、その後は日経平均株価が上昇したことなどから買戻しが強まり116円台に突入したドル円も117円後半まで押し戻された。
NY時間に発表された米1月ISM製造業が53.5と予想の54.5を下回るとドル売りが急速に強まった。しかし、先週からの原油価格が下げ止まり、この日も50ドル近くまで押し上げられたことで株価はエネルギーセクターを中心に上昇。NYダウは200ドル近く上昇したことでリスク回避の動きが後退し円は全面安となった。
株価動向に市場は一喜一憂する動きとなっており、その株価は原油価格の動向に左右されている。1月の乱高下の激しい動きは2月に入っても変わらなかった。
今日の日経平均株価は前日のNY市場の流れを継いで円は売られやすい地合いで推移すると予想される。ただ、昼過ぎにRBA政策会合が開かれもし利下げが実施されるようであればドルや円の動きが一転する可能性がある。先週はRBNZが利下げの可能性も示すなど世界的な緩和競争が激しくなっている。その最中にRBAも同様な動きを示すようであればFRBのゼロ金利解除への期待が後退しドル売りが強まる可能性が高い。また、日銀の黒田総裁が追加緩和を見送ったこともあり、相対的に円金利が他通貨に対して高く見えてくることから円高要因となる。ただ、原油価格の反発が一時的なものか、それとも調整の買い戻しなのか見極めるまでは一方向の動きにはなりにくく、短期取引中心の相場展開は今日も続くだろう。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]レンジの下限を一時割り込む

(米ドル円日足)

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(米ドル円時間足)

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早朝のシドニー市場でドル円は一時116円91銭まで下落。先週末に発表の米GDPや中国製造業PMIが予想を下回ったことからドル円や豪ドル円などが下落して始まった。
しかし、その後日経平均株価が上昇したことで買戻しの動きが強まり反発。117円後半まで上昇するなど、117円から119円のレンジ相場が再び繰り返されるとの見方が広がった。
NY市場に入ると再び下落に転じた。米1月ISM製造業が予想を下回ったことを機にドルが下落。117円55銭付近にいたドル円は117円15銭まで下落。株価や長期金利の低下がドル円の上値を抑えた。
しかしNYの引けにかけて原油価格が1バレル50ドル近くまで上昇したことでエネルギー関連株が軒並上昇。株価は三指数ともに大きく上昇したことで円もリスク回避の動きが後退しドル円は117円70銭付近まで押し戻されて引けた。
今日の日経平均株価もNY市場を引き継ぎ堅調な地合いで始まるとみられる。ただ、レンジの上値が切り下がってきていることから依然として下落リスクは燻る。
昨日の高値となる117円88銭まで届かないと弱気ムードが高まり再び116円台を試す動きが予想される。

ドル円予想レンジ:117円70 銭~116円70銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ米ドル]三角保ち合いの下放れも

(ユーロ米ドル時間足)

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ギリシャ問題は残るものの、市場の注目はユーロからドルへと移り始めている。
昨日の欧州市場ではSNB(スイス中銀)がユーロスイスの目標変動幅を非公式に1.05から1.10に設定するとの報道などからユーロは対スイスやドルで上昇。その後利食い売りなどに押されたもののNY時間に発表された米ISM製造業が予想を下回りドル売りが強まると再び上昇に転じるなど上下に荒っぽい動きが目立った。ギリシャ問題は燻るものの、市場の注目はユーロからドルへと移り始めておりユーロは三角保ち合いが続いている。保ち合いが収束してきたことでそろそろどちらかに放れる頃が近づいている。
1.14ドル台の上値の重さが確認されたことで下方向に放れやすい。

ユーロドル予想レンジ:1.1380~1.1260

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[豪ドル米ドル]RBA会合で利下げ観測高まる

(豪ドル米ドル日足)

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(豪ドル米ドル時間足)

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先週末にRBAウォッチャーが本日のRBA会合で確実に利下げを実施するとの見方を示したことで豪ドル売りが強まった。また、先週土曜に発表された中国製造業PMIが50を下回る49.8となったことから週明けシドニー市場で豪ドルは0.7745ドルまで下落して始まった。しかし、先月29日に付けた安値0.7720には届かずに折り返したことでショートカバーがその後強まった。NY市場ではISM製造業が悪化したことでドル安が進むと豪ドルはこの日の高値となる0.7828まで上昇。しかし、RBA会合を前にショートカバー以外に積極的な買いは見られなかった。先週もRBNZが利下げの可能性を示すなどここにきて世界的な緩和競争が激化している中でRBAも利下げを実施するとみる関係者は多い。しかし、先週から原油価格が上昇に転じていることから石炭や鉄鉱石価格も下げ止まっている。
住宅価格の上昇などバブルの気配もある中で利下げの可能性は示しても利下げの可能性は低いとみる。もし、利下げが実施されなければ豪ドルの買い戻しが強まるだろう。
もし、利下げを実施したとしても先週の安値0.7720は強いサポートとみる。

豪ドルドル予想レンジ:0.7910(61.8%)~0.7720

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