ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2015-02

[全般]原油高とギリシャ問題

先週末に上昇したドルも一先ず買いが一巡したところで利食い売りに押された。
先週末発表の米雇用統計が予想を大きく上回る結果となったことで米国利上げへの思惑が再び高まりドルが買われた。週明けの東京市場でも日経平均株価の上昇などから円売りドル買いの動きで始まった。しかし、週末に発表された中国貿易収支が景気減速を示すものとなったことも市場の足かせとなった。アジア市場でドル買いの動きは伸び悩んだことで欧州市場に入ると利食い売りの動きが強まった。G20では通貨安競争に対する話し合いがされるのではといった観測もありポジションの巻き戻しが入りやすい地合いとなった。
NY市場にかけてはドルや他の通貨に対して買い戻しの動きが目立った。
早朝に麻生金融相がG20では通貨に対する懸念は示されなかったと発言。これを受け円の売戻しの動きが強まったものの、ドルの上値は限定的とみる見方が広がった。
注目の原油価格はOPECが需要見通しを引き上げたことでこの日も上昇。市場にとっては金融緩和競争の歯止めになり、米国経済にとってはネガティブ材料と受け止められた。
また、明日に行われる臨時のユーロ圏財務相会合でギリシャ問題が話し合われるが、今のところ双方ともに歩み寄りが見られず難航する可能性が高い。そうなればリスク回避の動きから円の買い戻しが一段と強まりそうだ。
結果的に、先週の雇用統計の結果からドル買いが進んだものの、ギリシャ問題や原油価格の不安定な動きが続く中で方向感がつかみにくい状況が続いている。
明日は日本が休場となるため今日は円の買い戻しなどポジション調整の動きが入りやすい地合いになりそうだ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]119円定着できずに調整の動き強まる

(米ドル円日足)

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(米ドル円時間足)

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週明け東京市場では日経平均が上昇するとの見方があり朝方は119円台に乗せたもののこのレベルでは利食い売りが並んだ。また、ギリシャ問題の燻ぶりからユーロ円でも利益確定の売りが強まると他のクロス円でも売りが並んだ。
欧米市場でも明日から始まるユーロ圏財務相会合でギリシャとの交渉が難航するとの見方が強まりリスク回避からの円買いの動きが強まった。
NY市場では原油価格が上昇したため資源国通貨に対して円売りでスタートしたものの、NY株価三指数ともに下落幅を拡大したことでリスクオフによる円買いが強まった。しかし、早朝に麻生金融相がG20では通貨安に対する懸念が示されなかったと発言したことでドル円の買い戻しが入った。
ドル上昇トレンドが改めて確認されたものの、その流れは極めて緩やかなものとなっている。それに対してギリシャ問題やウクライナといったリスクに対して円は目先買い戻しの動きも入りやすい。119円前半の一目の雲の上限を抜けきれなかったことで時間調整によるもみ合いに入ったとみる。

ドル円予想レンジ: 119円00銭~118円20銭

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[ユーロ米ドル]ギリシャ交渉難航

(ユーロ米ドル日足)

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(ユーロ米ドル時間足)

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欧州時間にギリシャ首相が金融支援と引き換えに課せられる緊縮策を撤回する方針で支援の延長を求めないと発言したことでユーロが下落。一方、イタリア財務相が明日開かれる財務相会合で話し合われる可能性があるとの発言から一転して反発。結果的に往って来い。しかし、話し合いは難航するとの見方が多く、ユーロの上値は重い。
時間足チャートではダブルトップを形成しており、1.27ミドルを下抜けすると今年安値となる1.1098を再度試す展開が予想される。反対に半値戻しとなる1.38ドル付近を上抜けできるようであれば再度ダブルトップの1.15ドルを目指す展開とみる。ただし、このレベルを上抜けるのは難しくトリプルトップ形成となれば本格的な下げに入る可能性が高まる。

ユーロドル予想レンジ:1.1380(50%)~1.1250

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[豪ドル円]原油価格の上昇で底固い動き

(豪ドル円時間足)

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先週末に発表された中国貿易収支が輸出と輸入ともに大幅低下したことで景気への懸念が強まった。週明けシドニー市場ではその結果を受け豪ドルは安く始まった。しかし、欧州市場に入ると一転。ユーロが下落に転じたことでユーロ豪ドルの売りが断続的に入ると豪ドルは対ドル対円でも上昇。NY市場でもドルが軟調に推移する中で豪ドル円は93円手前まで上昇した。しかし93円付近は先週末のNY市場で売りが並んだレベルでもあり今回も上値を抑えられた。
しかし、原油価格が再び上昇に転じたことで資源国通貨としての豪ドルは底堅い動きが予想される。
今日は東京時間の9時半に豪州住宅価格指数や企業景況感指数が発表される。もし、住宅価格が予想以上に上昇していれば追加緩和観測が後退し豪ドル買いにつながる。
一方、10時半には中国1月CPIとPPIが発表を控え、先月から悪化するとの見方もある。もし、数字が予想を下回ったとしても豪ドルの下げが限定的となればもう一段の買い戻しが強まるとみる。

豪ドル円予想レンジ:93円30銭(50.0%)~92円10銭(前日安値)

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