ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2015-03

[全般]米株価と金利上昇でドル高円安進む

週明け米国株式市場においてナスダックが15年ぶりの5000台を回復。同時に長期金利も上昇するなど3月に入りFRBにとっては願ってもない状況となった。
先週末に中国は利下げを実施し、製造業PMIも予想を上回るものとなった。上海総合指数も0.8%近く上昇するなど中国景気への懸念は後退。また、欧州時間に発表されたユーロ圏失業率や消費者物価指数も予想以上に改善されたことをNY株式市場は好感。NY株式市場は三指数ともに大幅上昇となったことでリスクオンによる円安が強まった。また、同時にFRBの利上げ時期が早まるとの見方も根強く、米長期金利は再び2%台に乗せたことでドルが全面高の様相を呈してきた。
昨日発表された米1月個人消費支出は-0.2%と予想の-0.1%を下回り、コア指数は+0.1%と予想通りとなった。また、その後発表されたISM製造業景況指数も52.9と予想の53.1を下回るなど景気への懸念を示すものとなったが市場の反応は見られなかった。それだけ、市場のセンチメントは楽観的に傾き始めているということを示す。
ただ、今週はECB理事会や週末には雇用統計を控えており、それまではまだ荒っぽい動きが予想される。これまでも株価の上昇と金利上昇が同時に進むようなときは、その連動性はすぐに消えて反対の動きが強まるといったことが多くみられた。今回も、その動きを繰り返しながら緩やかな上昇が続くことになるだろう。
本日注目のイベントは豪州中銀RBA政策会合に集まる。
前月にサプライズの利下げを実施したこともあり、今回は見送るとの見方もあるがその可能性は五分五分とみられる。もし、利下げを実施すれば更に豪ドル売りが強まったとしても、ドル円への影響は限定的とみる。ただ、経常収支なども発表前に控え短期筋はこの材料で仕掛けてくる可能性も高く、一方向には動きそうにない。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]レンジの上限を試す展開

(米ドル円日足)


(米ドル円時間足)

USD_JPY_20150303_jikanashi.jpg


週明け東京市場でドル円は先週のドル高の流れを引き継ぎ底堅い動きで始まったものの、120円には届かずもみ合いに終始。120円という大台を前に利食い売りが並んだとみられる。中国製造業PMIが予想を上回ったことや週末の利下げで上海総合指数が上昇。欧州時間に発表されたユーロ圏CPIや失業率が好調な結果をNY株式市場は好感し上昇。リスクオンによる円安傾向が強まった。同時に、米長期金利が上昇したことを受けドルが全面高となりNYの10時(オプションカットタイム)にドル円は120円付近にあった損切注文を巻き込んで120円16銭まで上昇。その後も120円台を維持しながら引けている。
ドル円は2月11日に付けた高値120円48銭を上限とし118円付近を底にレンジ相場が続いている。今回120円ミドルを上に抜けたとしても、昨年末に付けた高値120円83銭から1月の安値115円85銭でのレンジが意識される。週末の米雇用統計を控え、このレンジを超えていくのは難しいとみる。ただ、ドル高トレンドに変化はなく、レンジの底値は切り上がっている。今日は120円ミドルを試す展開を予想するが、そこからの下げ幅が見られないようであればそのまま120円80銭付近までの上昇も視野に入る。

ドル円予想レンジ:120円50銭(BB,2月高値)~119円50銭

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[ユーロ米ドル]ドル高と欧州景気期待の綱引き

(ユーロ米ドル日足)


(ユーロ米ドル時間足)

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昨日発表されたユーロ圏消費者物価指数は-0.3%と予想の-0.5%を上回った。また、同時に発表された失業率も11.2%と予想の11.4%を下回るなど欧州景気回復期待が高まった。先週からのドル高の流れから上値の重い展開が続いたユーロは欧州全体の株価が上昇したことから1.1240まで上昇。しかし、その後米長期金利の上昇やNY株価の上昇などからドル高が強まると再び下落。ほぼ往って来いとなった。市場はECB理事会で改めて量的緩和プログラムを示すことでユーロ売りが強まるとの見方が強い。また、米長期金利の上昇などからドル高の流れも続く中で最終的にユーロの下落を見込んでいる。
ギリシャ問題は一先ず後退したことでドイツだけではなくイタリアやフランスなどの債券利回りも低下。綱引き状態から脱し、今年の安値となる1.1097ドルを下回るのは時間の問題とみる。

ユーロドル予想レンジ:1.1245(38.2%)~1.1100(1月安値手前)

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[豪ドル米ドル]RBA会合で追加利下げがあっても

(豪ドル米ドル日足)


(豪ドル米ドル時間足)

AUD_USD_20150303_jikanashi.jpg


本日の東京時間の昼過ぎにRBA会合が開かれ政策金利が発表される。先月は予想外に0.25%引き下げを決定するなどサプライズとなり豪ドルは一気に200ポイント近く下落に転じた。その後はNY市場にかけて元のレベルまで買い戻されるなど、寧ろ底堅さが印象付けられた。今回も続けて追加緩和を実施するとの見方が多く、もしそうであれば発表後前回同様に大幅下落となるだろう。ただ、その時の安値であり今年安値ともなる0.7625を下回らないようであれば当面の底値を付けたとみる。
反対に、もし追加利下げを見送り、同時に先行き追加の可能性が示されないようであれば豪ドルは同様に目先の底打ちをしたとみてよい。ただし、米金利上昇に伴ったドル高が継続する中で上値も限定的となる。RBAで据え置きとなれば上昇チャネルに戻り緩やかな上昇に戻るものの、長期下降トレンドがその先で上値を抑える。

豪ドルドル予想レンジ:0.7810(68.1%)~0.7640(2月12日安値付近)

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