ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2015-03

[全般]FOMCと日銀政策会合による一時的な調整の動きに注意

先週はECBの量的緩和を受けたユーロ安が進行しドル全面高となる中で、NY株価の下落がリスクオフの円高要因となりドル円は綱引き状態が続いた。
今週はFOMC会合と日銀政策会合が開かれることから、ドル高と円高の修正が入るか注目される。
先週発表された米2月小売売上やPPIがそれぞれ予想を大きく下回ったことでドルが売られる場面も見られたが、ドルの上昇トレンドに変化は見られなかった。
米国株式市場は不安定な動きの中で最終的に下落して引けるなど、リスクオンによる円高が進んだことでクロス円は全般に上値の重い展開が続いた。
一方、米長期金利は欧州債券利回りの低下からドルの上値は抑えられたものの、2%台はキープされるなど、金利の底堅さがドル高を支える要因となっている。
欧州市場では9日からECBの量的緩和がスタートしたことで欧州金利低下が株価を押し上げると同時にユーロ売りを加速。また、ギリシャ改革案が難航していることもユーロ売りを更に強める結果となった。
今週の注目は何といってもFOMC会合に集まる。
今回の声明ではゼロ金利政策を「辛抱強く継続する」との文言が削除されると思われる。ただ、先週の株価の下落や急速に進んだドル高によりイエレン議長から利上げに慎重な内容の発言が飛び出せばドル高修正の動きが強まることになるだろう。しかし、市場は利上げ時期が後ずれしたとしても最終的に利上げの方向性に変わりはないとみており、ドルが下げたところでは買いを入れておきたい。
一方、日本側では日銀会合が開かれる。
原油価格の下落などから2%の物価達成は困難とみられるものの、黒田総裁は今のところ追加緩和に動く気配はなく一時的に円の買い戻しが強まる可能性はある。しかし、日銀の緩和姿勢は継続されるとの見方は根強く、最終的に円安の地合いに変化はない。
また、最近の日経平均株価もNY株価の影響を受けにくく堅調な地合いが続いていることから円の上昇余地も限定的とみてよい。
ユーロ安ドル高の動きが強まる中で、一時的にその調整の動きが強まる可能性が高いものの、その時はドル買いのチャンスでもある。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]ドルの下振れは買いチャンス

(米ドル円日足)


(米ドル円時間足)

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先週のドル円は2007年7月以来の高値となる122円02銭を付け、その後は121円付近での高値もみ合いが続いている。
ユーロ安が進みドルが全面高の中で、NY株価の下落によるリスクオフの円高との綱引き状態が続いた。今週はそのレンジの上限を再び試す展開となるか注目。
今週は17日に日銀会合が開かれるが、黒田総裁記者会見では追加緩和は示されないとの見方が多く、一時的に円高に振れる可能性が高い。しかし、このイベントリスクが終了すれば寧ろ円高リスクが後退しドル円は買われやすくなるだろう。
18日にはFOMC会合が開かれる。今回の会合で「辛抱強く」の文言が削除されると予想されるものの、その後のイエレン議長の発言に注目が集まる。
最近の不安定な株価動向や急速に進んだドル高に対し、イエレン議長が利上げに慎重な姿勢を示すようであれば一時的にドル高修正の動きが強まることになるだろう。
ただ、市場は利上げ時期がずれ込んだとしても最終的に利上げに踏み切るとの見方に変わりはなく、ドルの下値が確認されたところでは買いチャンスになる。

今週のドル円予想レンジ:123円00銭~120円10銭(時間足50%)

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[ユーロ米ドル]ギリシャ懸念とドル高でユーロ下落基調変わらず

(ユーロ米ドル月足)


(ユーロ米ドル時間足)

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米雇用統計が予想以上の好結果となったことでドル高が進む中、ECBによる量的緩和が実施されたことでユーロは対ドルで下落幅を拡大。先週の終値は1.05ドルの大台を割り込んで引けたことで、今週は更に下値を試す展開が予想される。
今週のユーロにとってはFOMCとEU首脳会議に市場の注目は集まる。
FOMC会合でドル高修正の動きが一時的に強まる可能性はあるものの、双方の金融政策の違いからのドル高トレンドに変化はなく、ユーロの買い戻しも限定的となるだろう。
一方、ギリシャの財政構造改革案を巡りEUとの話し合いが難航する中で、EU首脳会議が20日まで開かれる。量的緩和によるユーロ安が続く状況下で、ギリシャに対する悲観的な見方が広がるようであれば格好の売り材料となる。
ユーロの下値目途として最安値の0.8230から最高値の76.4%戻しとなる1.0のパリティーが意識されるものの、ここから一気に下落するのは流石に難しい。
弱いサポートではあるが2002年7月に付けた戻し高値である1.02ドルが次のサポートとみる。

今週のユーロドル予想レンジ:1.0650~1.0200(02年7月高値)

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[豪ドル米ドル]RBA議事要旨と原油価格動向

(豪ドル米ドル時間足)


(豪ドル米ドル週足)

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先週は豪州2月雇用統計が予想以上に好結果となったことで豪ドルは下落から上昇に転じた。しかし、ユーロが対ドルでの下落幅を拡大したことからドルが全面高となり豪ドルも再び押し戻されて引けてきた。
今週17日にはRBA議事要旨が公開され、その中で追加緩和の可能性や豪ドル高に対する牽制的な内容などが示唆されるようであれば、もう一段豪ドル売りが強まることになる。
今週はFOMC会合が開かれ、その中でドル高や株安懸念が示されるようであれば一時的にドル売り豪ドル買いが強まる可能性が高い。ただ、先週は0.7735ドルの上値を2度試したものの、跳ね返されたことで上値は依然として重い。このレベルを超えられるようであれば、米雇用統計発表前のレベルである0.78ミドル付近までの戻しも期待できる。
一方で、先週はIEAが原油の供給過多を警告したことや、在庫積み増しが9週連続増加し原油価格が44ドル台まで下落。鉄鉱石や石炭などの価格下落にも繋がることから、豪ドルにとってはネガティブ材料となり、上値は限定的とみる。

今週の豪ドルドル予想レンジ:0.7735(61.8%、先週高値)~0.7450(前週BB下限)

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