ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2015-03

[全般]FOMC後はドル買い円買い

明日の未明に発表されるFOMC結果を控え市場はポジション調整の動きが続いている。
東京の昼に発表された日銀政策決定会合の結果は現状維持としたことで20銭程度ドル円は下落したがすぐに買い戻された。その後行われた黒田総裁記者会見でも特に目新しい材料は見られずドル円も失望売りがみられた。一部で物価達成時期が先送りされるとの見方があり、発表前はドル売りが強まった。結果的に強気の姿勢を示したことで追加緩和の可能性を残したことからドル円の買い戻しが入り往って来い。
NY時間に発表された米2月住宅着工件数は-17.0%と予想の-2.4%を大きく下回ったことでドル売りが強まったが、悪天候が影響したとみられすぐに買い戻された。
結果的に今日のFOMC会合を控えポジション調整的な動きが目立ち方向感の乏しい動きとなった。
今日のFOMCでは「辛抱強く」の文言が削除されるとの見方が一般的だ。ただ、最近の米経済指標は昨日の住宅着工も含め冴えない結果を示すものが多くみられ、原油価格も再び下落に転じている。万が一、文言が削除されなければ利上げ時期はかなり先延ばしと市場は受け止めドル売りが一気に進みかねない。また、今後経済指標が好調な結果を示してもFRBは利上げに踏みきれなくなる。それから考えると間違いなく文言は削除されるとみてよい。
その場合、市場はほぼ織り込んではいるものの、目先のポジションは解消されていることからドル買いの動きが強まるとみる。同時に、株式市場は売りが強まりリスクオフからの円買いの動きも強まることになるだろう。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]日銀強気の物価見通し

(米ドル円日足)


(米ドル円時間足)

USD_JPY_20150318_jikanashi.jpg


日銀は東京時間の昼過ぎに金融政策決定会合の結果を発表。現状維持とし消費者物価が当面0%で推移するとし見通しを引き下げた。これを受け121円46銭から20銭程度下落。しかし、すぐに買い戻しが入った。その後、黒田総裁が物価は着実に改善しているとし、2015年度の2%物価目標が従来に増して難しくなったということではないと発言。会見前には利上げが後退するとの見方もありドル円は低下。しかし、目新しさが見られなかったことから買い戻されるなどFOMCを控え短期のポジション調整の買い戻しが入り往って来い。欧州からNY市場にかけて再び売りが強まるなかで、米住宅着工件数が予想を下回ったことで121円07銭とこの日の安値を付けた。しかし、悪天候の影響と伝わると再び上昇。
結局一日を通し45銭の狭いレンジで引けるなど、いよいよ三角保ち合いが終息に近付いてきた。
今日のFOMCでは予想通り「辛抱強く」の文言は削除されると思われ、そうなれば一時的にドル買いの動きが強まるとみる。しかし、同時に株価の下落要因となるためリスクオフからの円買いも強まるためドル円の上値も122円付近が限定的とみる。もし、株価の下落が予想以上であれば円高の勢いがドル高を上回り121円を割り込む可能性もある。その時も120円ミドルが精々とみる。

ドル円予想レンジ:122円10銭(BB上限)~120円65銭(3月12日安値)

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[ポンド米ドル]下げ止まり感広がる

(ポンド米ドル日足)



FOMCを控えユーロ絡みのクロス取引が活発化している。昨日もユーロの買い戻しが強まる中でユーロポンドの纏まった買いが入りポンドは対ドルでも100ポイント余り下落した。
特にポンドの売り材料があったわけではなく、FOMCを前にポジション調整的な動きが入ったとみる。一先ず昨日でこの動きも一巡したと思われることから、今日のFOMCで予想通り「辛抱強く」の文言が削除され利上げへの思惑が継続されるようであればユーロは対ドルだけではなく対ポンドでも入るとみる。
今日はFOMCを前に英国2月雇用統計とMPC議事要旨が公開される。雇用統計では雇用者数と失業率ともに前月から改善が予想される。
MPC議事要旨では今後も現行の政策維持が示されると思われるが、ユーロ各国の債券利回りが低下する中で欧州から英国へキャピタルフライト(資本の移動)が入る可能性がある。
日足を見るとボリンジャーバンドの下限で下げ止まっており、底堅さがみえる。
FOMC後の動き次第ではポンド買いか、或はユーロポンドの売りも面白そうだ。

ポンドドル予想レンジ:1.4900(23.6%)~1.4690(BB下限)

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[豪ドル円]91円75銭のサポートを意識

(豪ドル円日足)


(豪ドル円時間足)

AUD_JPY_20150318_jikanashi.jpg


朝方発表されたRBA議事録要旨で「利下げを協議したが更なるデータを待つことに決めた」「一段の政策緩和が適切となる可能性がある」とした内容から追加緩和期待が高まり豪ドル円は92円40銭まで下落した。その後93円まで買い戻しが入ったもののNY市場にかけて再び下落。原油価格の下落やNYダウが下落したことでリスクオフの動きから豪ドル売りが強まるなど、原油価格の下落から資源国通貨全般に上値の重い展開が続いている。
一方で中国の景気刺激策などへの期待から上海総合指数は大幅高となるなど悪い材料ばかりではない。
FOMCというビッグイベントリスクが終わり、市場が落ち着きを取り戻してくるようであれば再び豪ドルへの投資が活発化するとみている。
ただ、91円75銭~50銭のレベルは重要なサポートでもあり、このレベルを下回るようであれば当面上値は重くなる。
FOMC発表でもこのレベルがキープできるかを確認してから買いを入れたい。

豪ドル円予想レンジ:93円50銭(3月13日高値)~91円75銭(日足50%)

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