[全般]FRB幹部の発言相次ぐ中でドル安強まる
この日はフィッシャーFRB副議長が講演で「年末までに利上げが正当化される状況になるだろう」と発言。しかし、原油安や地政学的リスクなどの状況により金利を引き下げる可能性もあることを示唆したことでドルが売られる場面もあった。
一方、クリーブランド連銀のメスター総裁は6月の利上げの可能性を示し、現在の米経済の弱さは一時的だとする楽観的な見通しを示すなど、全般に利上げ実施に関しては前向きな発言が多くみられた。
ドル高に関しては、ブラード・セントルイス連銀総裁が「ドルは適正水準からかけ離れていない」とし、フィッシャー副議長も「ドルの上昇は相対的な米経済の強さを反映している」と発言するなど、特に懸念は示されなかった。
しかし、米長期金利の低下は止まらず、利上げ幅は限定されるとの見方からドルの上値は依然として重い。
昨日のNY株式市場は金利低下にも拘わらず三指数ともに下落したものの、円安は進んだ。株式市場では高値警戒感からの売りが目立ったものの、底堅さに変化はないとの見方は根強い。
市場はFRBの利上げ後の動きを探ろうとする向きがあり、連銀総裁の発言には特に神経質になっている。それだけ、これまでのドル高に対する修正の動きが入るのではといった懸念が燻っていることを示すものとみてよいだろう。
市場はドルの好材料よりも悪材料に反応しやすい状況でもあり、今日の米CPIや新築住宅販売件数が予想を下回った時にはドル売りが強まる可能性が高い。
ただ、メスター・クリーブランド総裁の発言のように、米経済の悪化は一時的との見方は市場のコンセンサスでもある。
修正局面が終了すれば最終的にドル高の流れに戻るとみている。
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[米ドル円]ドル安が円安を上回る


週明け東京市場では日経平均株価が上昇して始まったもののドル円は上値の重い展開となった。クロス円では全般に円安の動きが強まるなど、ドル安が円安の動きを上回った。
米長期金利が低下したことで日米金利差縮小からのドル売りの動きが強まったためだ。
クロス円は全般に上昇したことからドル円の下値も限定的となった。
しかし、市場はこれまで続いたドル高に対する修正が入るとの見方も根強く、戻しを売る動きが目立つ。
FOMC発表後のドル円の安値となる119円32銭の底を再度試す展開が予想される。
最近の米経済指標は予想を下回ることが多く、今日のNY時間に発表される米CPIや新築住宅販売件数には注意が必要だ。ただ、ボリンジャーバンドのマイナス1シグマが119円15銭付近に位置し強いサポートとなっている。下げ止まったところでは買いを入れておきたい。
ドル円予想レンジ:120円20銭(38.2%)~119円32銭(3月19日安値)
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[ユーロ米ドル]ギリシャ問題も後退しユーロ買い進む


ドイツとの対立が目立つギリシャだが、この日はギリシャ首相がドイツを初めて訪問。メルケル首相との会談を行った。会談ではギリシャが大規模な構造改革を進める方針を示すなど、ドイツに歩み寄りを見せるなど、ギリシャ懸念も後退。市場には安心感が広がる中でドルの長期金利も低下。ドル売りとユーロ買いの動きが重なり先日のFOMC後の高値1.0995に迫る1.0970まで上昇。ほぼ高値圏で引けてきた。
この1.0980にはボリンジャーバンドの中心線が位置していることもあり一先ず利食い売りが上値を抑えた。しかし、量的緩和も始まったことから、ユーロ売り材料も出尽くし感がありユーロの買い戻しの動きは暫く続くとみている。
ただ、1.1ドル台では一先ず利食い売りを出しておき、下げたところでは短期的に買いを入れていきたい。
ユーロドル予想レンジ:1.1124(日足61.8%)~1.0870(時間足50.0%)
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[豪ドル円]上昇トレンドの始まるサイン


欧州市場から豪ドルはコンスタントに買いが入りNY市場に入っても上昇が続いた。
他の主要通貨も上昇していることから豪ドル買いというよりもドル売りの動きが強まったことが要因だ。ただ、ユーロやポンドよりも豪ドルやNZドルなどオセアニア通貨の上昇が目立った。3月末ということから本邦機関投資家の買いが入った可能性もある。ただ、ドル円が下落していることから豪ドル円ストレートの買いの規模はそれ程大きくはないとみられる。
テクニカル的にみるとボリンジャーバンドの上限を抜いたことでバンドウォークの始まりかもしれない。MACDもゼロのラインにシグナルとともに近付いており、上昇トレンドの始まりのサインとみることもできる。1月28日の高値94円60銭を明確に抜けるようであれば買いでついて行きたい。
豪ドル円予想レンジ:95円40銭(日足76.4%)~93円90銭(時間足50%)
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
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