ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2015-03

[全般]NY株式市場の下落と米金利上昇でもドルの上値重く

NY株価が三指数ともに大幅安となり、三日連続の下落となった。同時に米長期金利は上昇するなど、FOMC後の動きとは全く反対の動きとなった。一方、ドルは全般に上値の重い状態が続いている。
この日発表された米2月耐久財受注は-1.4%と予想の+0.2%を大きく下回った。最近の弱い米経済指標がここでもみられるなど、利上げ期待を抑えるものとなっている。株式市場は本来であれば利上げ期待の後退は買い材料として反応するものの、ここにきて反応が鈍くなっている。期末要因との見方もあるが、金融政策の流れの潮目ということが影響しているとみる。
長期金利は前日の2年債入札に引き続き、この日実施された5年債入札も低調に終わったことから上昇に転じている。しかし、ドル高には繋がらず寧ろドルも上値の重い展開となっている。
米経済指標は天候の影響などもあり、寧ろ次回からはその反動が出るとの見方から利上げへの影響は低いとみられる。結果的に、株価が下落し金利が上昇するというのはFRBの利上げが近いということを市場が受け止めているともいえる。
しかし、先週のFOMCではドル高が輸出の伸びを抑え、低インフレの長期化を招くことが指摘されたことで不用意にドル買いに動きにくくなった。来月のFOMCでもドル高による影響が指摘される可能性もあり、それまではドル高の流れにブレーキがかかったとみる。
ただ、株価もドルもこれまでの上昇による高値警戒感からの調整的な売りが収まったところでは再び買いが入ることになる。
来月の2週目のイースター休暇明けあたりから再び元の流れに戻るとみており、それまでは短期取引に徹しておきたい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]NY株価下落でリスクオフ⇒円高

(米ドル円日足)

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(米ドル円時間足)

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前日にFOMC後の安値を試したことで一旦は達成感が出たかとみられたドル円は再び安値を試す展開となった。
東京市場では前日のNY市場で付けた戻り高値119円98銭を意識。120円の上値の重さを確認したことでじりじりと値を下げた。
NY市場が始まるとエバンス・シカゴ連銀総裁が「利上げを急ぐ必要がない」と発言したことでドルが軟調な地合いとなった。そこに、米耐久財受注が予想を大きく下回ったことでドル円はこの日の安値となる119円23銭まで下落。前日の安値と同水準で下げ止まった。
その後はショートカバーが入り119円65銭まで反発したものの、NY株価三指数ともに大幅安となり、リスクオフによる円高がドル円の上値を抑えた。
短期的にはボリンジャーバンドの中心線を下回っており、ドルの上値も少しずつ切り下げてきたことで、もう一段ドルの下押しが強まる可能性が高い。

ドル円予想レンジ:119円80銭(時間足76.4%)~118円90銭(日足50%)

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[ユーロ米ドル]1.1ドルの攻防も時間切れに注意

(ユーロ米ドル日足)

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(ユーロ米ドル時間足)

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前日に1.1ドルの大台に乗せたことで達成感も広がり一旦は押し戻されユーロも再度1.1014ドルまで上昇。しかし、その滞空時間は短く再び1.09ドル台に押し戻されている。
シカゴ連銀総裁の「利上げを急がない」との発言や、米耐久受注の悪化などからドル安が進んだことが1.1ドル台乗せのタイミングとなった。しかし、5年債入札の低迷で米長期金利が上昇したことでドル買いの動きが強まりユーロの上値も重い。1.1ドルの攻防に時間がかかり過ぎると反落のリスクが高まる。
短期的には1.1ドル前半のダブルトップを形成しつつある。
ストキャスティクスがほぼ高値圏で横ばいに入るなど、買い過ぎのサインもみられるだけに、今日も1.1ドルにしっかりと乗せられないとそろそろ反落に転じる可能性が高まる。ボリンジャーの中心線の位置する1.0945付近が一先ずサポートになる。

ユーロドル予想レンジ:1.1030(日足61.8%)~1.0880(時間足23.6%)

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[南アフリカランド円]SARB政策会合で下値を確認

(南アフリカランド円日足)

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(南アフリカランド円時間足)

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ランドは昨日の欧州時間にユーロの堅調な地合いにつられる格好で対円対ドルで上昇。
しかし、NY市場に入り株価が大幅安となったことでリスクオフからの円高が強まりランド円も下落に転じた。ただ、ランド自体の売り材料は見られず、円高が主な売りの要因となっている。
日足の上昇チャネルの下限付近で下げ止まったことでまだ上昇トレンドに乗っており、時間足チャートでも上昇チャネルは継続中。
今日は南ア中銀のSARB政策会合が開かれ、現行の5.75%政策金利を据え置くと予想されるが、一部では利下げ観測も燻る。他の国々が追加利下げ競争を強める中で、SARBが据え置くようであれば、相対的に高金利だけにランドに買いが集まりやすい。
来月から新年度にあたる本邦機関投資家などにとっては魅力的な通貨に見えるはずだ。
ただ、声明で今後利下げの可能性が示されるようであれば、上昇チャネルの下限を下回ることから、一時的に売りが強まることになるだろう。
いずれにしろ、今日の会合で下値が固まるか確認できれば買いを入れておきたい。

南アランド円予想レンジ:10円143銭(日足61.8%)~9円986銭(時間足38.2%)

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