ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2015-05

[全般]米経済指標改善から利上げ期待高まる

昨日発表された米新規失業保険申請件数や4月のシカゴPMIなどが予想以上の改善を示したことで早期利上げ期待からドル円は上昇。前日のFOMCで1-3月期景気悪化は一時的でその後は回復するとの見方を裏付けるものとなった。
東京時間に行われた日銀会合では金融政策の現状維持を決定したことでドル円の失望売りが強まった。一方、日銀レポートではGDPとCPIそれぞれの見通しを引き下げたことで追加緩和の必要性が意識されドル円の買い戻しが入った。しかし、日経平均株価が大幅安となったこともありドル円の上値も限定的となった。
欧州市場ではユーロが上昇して始まった。ユーロ圏HICPが0%と予想通りではあったものの、ユーロ統計局がユーロ安によるデフレ懸念が和らいだことを発表。ユーロのショートカバーを中心に対ドル対ポンドで買いが強まった。
NY市場では3月個人消費支出が0.4%と予想の0.5%を下回ったものの、耐久財受注や非耐久財受注が予想を上回る改善を示した。また、新規失業保険申請件数が26.2万件と15年ぶりの低い水準となった。4月のシカゴPMIも52.3と3か月ぶりに景気の判断の分かれ目である50を上回った。前日のFOMCでは1-3月期の景気悪化は一時的との見方が示されたことを裏付けるものとなった。
また、雇用や物価の改善が確信されれば利上げに踏み切るとの見方を示したことから市場は早期利上げ期待が再び強まった。
これを受け、NY株価は3指数ともに下落。長期金利は2%台で高止まったことでドル円はショートカバーを中心に119円後半まで上昇。しかし、対ユーロではドル安が進むなどポジション調整の動きが目立った。
本日から5月に入り、NY市場では4月のISM製造業が発表され、利上げ期待を更に強めることになるか注目される。反対に、予想を下回るようであればドルが再び下落に転じることになる。
来週発表の米雇用統計の結果を見るまでは、4月の経済指標一つ一つに市場は敏感に反応。
指標次第でドルはどちらにも反応しやすく、一喜一憂の動きが続きそうだ。





※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]ビッグイベントを終え買い安心感強まる

(米ドル円8時間足)


注目の日銀会合では現状の金融政策を維持することを決定。一部では追加利下げ観測もあったことからドル円は失望売りが強まった。しかし、その後発表された日銀展望では2015年、16年度ともにGDPとCPI見通しを下方修正した。これを受け市場では追加緩和の余地が意識されドル円の買い戻しが入り、往って来い。大型連休を前に動きは限定的となった。
ところがNY時間に発表された新規失業保険申請件数やシカゴPMIが予想以上の改善を示したことで早期利上げ観測が高まりドル円はショートカバーを中心に上昇。この日の高値となる119円80銭まで買われるなど荒っぽい動きとなった。
連休前のショートカバーでもあり、この動きが一巡したことから当面120円付近が重くなったとみる。


ドル円予想レンジ:119円80銭~119円00銭





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[ユーロ米ドル]ユーロクロスのショートカバー

(ユーロ米ドル日足)


(ユーロ米ドル30分足)


欧州時間に発表されたユーロ圏HICPは予想通り3か月ぶりにマイナスから0.0%に上昇。ユーロ統計局はユーロ安が輸入価格を押し上げており、デフレ懸念が和らいでいると発表。これを受けてユーロ圏各国の株価が上昇しユーロは対ドルだけではなく対ポンドや円などで買いが強まり上昇。
NY時間に発表された米経済指標が好調な米経済を示したことでドルが上昇。
ユーロも一時1.12前半から100ポイント余り下落したものの、下値でのユーロの買い意欲は強く、この日の高値となる1.1266まで押し上げられた。
欧州各国の株価は堅調な地合いで推移するなどユーロ買いを後押し。
昨年の5月から始まったユーロ売りがちょうど1年を過ぎ、欧州景気の底打ち感が出始めている。
長期のユーロ下落トレンドは変わらないものの、海外ヘッジファンド勢などのポジション巻き戻しなども目立つ中で買い戻しの動きは5月に入っても継続しそうだ。


ユーロドル予想レンジ:1.1380(2月26日高値)~1.1110(時間足50%)





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[豪ドル米ドル]来週のRBA会合を控え売り継続

(豪ドル米ドル日足)


(豪ドル米ドル30分足)


早朝にニュージーランド中銀RBNZが政策金利3.5%を据え置くことを決定。しかし、声明で利下げの可能性を示したことやNZドル高のけん制的な内容となりNZドルが下落。その動きに合わせるように豪ドル売りが強まった。
その後買い戻しが入ったものの、欧州市場に入り売りが再開。ユーロが対ドルだけではなく豪ドルに対しても買いが入ったためだ。
NY市場の引けにかけては豪ドルの買い戻しが入ったものの上値は依然として重い状況が続いている。
来週のRBA会合では政策金利を0.25%引き下げると予想されるだけに、今の時点では買いを入れにくい。ただ、世界的な利下げ競争も一服感が漂う中でRBAもRBNZ同様に利下げを見送る可能性が高まる。
もし来週の会合で政策金利を現状のまま維持するのであれば再び豪ドル買いが強まることになる。
そろそろ、売りが一巡したところでは打診買いを入れておくのも面白い。


豪ドルドル予想レンジ:0.7970(30分足50%)~0.7800(日足50%)





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